Startale Groupは7月13日、円ステーブルコインJPYSCと米ドル建てステーブルコインに対応する自己管理型のVisaカード「Startale Card」を発表しました。Startale Appでウェイトリストの受付を始め、提供開始は数カ月以内を予定しています。Soneium上の資産をVisa加盟店で使えるようにし、資産を支払いに充てる直前まで利回りを継続できる設計が特徴です。暗号資産(仮想通貨)やステーブルコインの保有を、運用と決済の両方に結び付ける取り組みです。
Startale Cardは、Ethereumレイヤー2「Soneium」上の資産をVisaネットワークに接続するカードです。世界1億5,000万カ所以上のVisa加盟店で利用できる設計です。購入ごとにStartale USD(USDSC)でキャッシュバックを受け取れる仕組みも盛り込みました。
これまでオンチェーン資産を日常の支払いに使うには、取引所への送金や法定通貨への交換、あるいは利回りを生むポジションの解消が必要になる場面が多くありました。今回のカードは、預託やポジション解消を経ずに、支払いに使う瞬間まで利回りを生み続ける仕様を打ち出しています。資産を保有したまま運用益を維持しつつ、実店舗やオンラインの決済に接続できる点が利用体験の変化として大きいです。
Startale Cardの狙いとJPYSCの日常利用
今回の発表は、Startale Appを「App for More than Money」として拡張する流れの中にあります。資産の保管や管理にとどまらず、オンチェーン上の価値を日常の支出に直接つなぐ機能を加えることで、ブロックチェーン基盤の利用場面を広げる狙いです。
渡辺創太CEOは、「私たちは、オンチェーン技術をより多くのユーザーの日常に役立つ、実用的なインフラにしていきたいと考えています。Startale Cardは、オンチェーン上の資産を、管理するだけでなく、日常の中で活用するための重要な一歩です。Startale Appを『App for More than Money』として進化させることで、デジタル資産がより自然に使われる世界を実現していきます」とコメントしました。
JPYSCは、SBIとの連携による信託型の円ステーブルコインとして展開されている銘柄です。そのJPYSCがカード決済に直接つながることで、日本円建てのデジタル資産をそのまま日常利用へ持ち込む道筋が具体化した格好です。国内ではステーブルコインの発行や流通基盤の整備が先行してきましたが、利用先の拡大はなお限定的でした。
参考元:Prtimes