CoinPartner

【完全無料】業界最大級の仮想通貨オンラインサロン

詳細はこちら

ビットコイン、6万2000ドル台へ下落|世界同時リスクオフで約3兆ドル消失、テック・AI売りに連鎖か

2026年6月24日 09:00  Arai Yu

※この記事には広告・PRが含まれます

ビットコイン(BTC)は6月24日8時時点で6万2658ドルと、前日比-2.15%で取引されています。

直近24時間は、株式やコモディティを含む世界的なリスクオフの流れに巻き込まれ、一時6万1938ドルまで下落しました。株・暗号資産・金属が同時に売られ、24時間でおよそ3兆ドルの時価総額が失われたと報じられています。市場が最も意識しているのは、テック株とAI関連の急落に端を発した、資産全体の換金売りです。

値動きの振り返り

BTC/USDT 30分足チャート

直近24時間のBTCは、23日午前は6万4000ドル台で推移し、11時に24時間高値の6万4275ドルをつけました。

しかし、午後にかけて世界的な株安が強まると下げ足を速め、6万3400ドル、6万2886ドル、6万2386ドルと水準を切り下げました。23日17時には24時間安値の6万1938ドルをつけています。

その後は6万2300〜6万2600ドルでいったん下げ渋り、8時時点では6万2658ドルで推移しています。上値では6万4200〜6万4300ドル付近が戻りを抑え、下値では6万1938〜6万2000ドル付近がひとまずの支えとして意識された格好です。

相場を動かした背景

テック/AI主導のグローバルなリスクオフ

今回の下落の中心は、暗号資産に固有の材料ではなく、世界の資産全体を巻き込んだリスクオフです。

株式、暗号資産、金属などが同時に売られ、24時間でおよそ3兆ドルの時価総額が失われたと報じられています。背景にあるのは、これまで買いが集中していたAI・半導体関連の高バリュエーション銘柄の巻き戻しと、機関投資家による積極的なリスク圧縮です。米国株はビッグテックと半導体株を中心に大きく下げ、その流れがアジア時間にも波及しました。

BTCもリスク資産の一つとして換金売りにさらされ、6万2000ドルを割り込みました。暗号資産市場全体では24時間でおよそ7億ドルのレバレッジ取引が清算され、イーサリアムは約6%下落するなど、ビットコイン以外の銘柄もそろって値を下げています。

タカ派Fedの再評価と円キャリー巻き戻し

リスクオフを増幅させたのが、金融政策を巡る見方の変化です。

強めの雇用・物価データを受けて利下げ観測が後退し、市場では年内に利上げもあり得るとの織り込み直しが進みました。借入コスト上昇への懸念は、債務に依存して投資を続けるAI関連企業の高い株価評価を直撃しました。さらに、低金利の円を借りて他資産に投資する「円キャリートレード」の巻き戻しも重なり、売りが増幅されたとみられます。高金利が長期化するとの観測はリスク資産全般の重荷であり、木曜に控える5月のPCEがこの見方を補強するかどうかが、次の焦点となります。

ビットコイン(BTC)テクニカル分析

日足チャート

日足では、現在値6万2658ドルがMA20(6万3511ドル)、MA50(7万1521ドル)、MA100(7万2161ドル)、MA200(7万6490ドル)のすべてを下回っています。前日にいったん回復したMA20を再び割り込み、下落基調へ逆戻りした形です。

中長期目線での上値メドはMA20の6万3511ドル、その先は6万4275ドルです。下値メドは6万1938ドル、さらに6万ドルの節目が意識されます。

戻りを試すにはまず6万3500ドル前後のMA20を回復する必要があり、それまでは戻り売りが優勢になりやすい地合いです。

4時間足チャート

4時間足でも、現在値はMA20(6万3797ドル)、MA50(6万4194ドル)、MA100(6万3796ドル)、MA200(6万7668ドル)をすべて下回っています。短中期の支持線を一気に割り込み、地合いが悪化しました。

戻り売りの目安としては、直近まで支えだった6万3800ドル前後のMA20・MA100や、MA50の6万4194ドルが意識されます。下値メドは6万1938ドル、その先は6万ドルです。

1時間足チャート

1時間足では、現在値がMA20(6万2602ドル)を辛うじて上回るものの、MA50(6万3631ドル)、MA100(6万3772ドル)、MA200(6万4241ドル)は下回っており、安値圏での下げ渋りにとどまっています。

短期トレーダーが当日見るべきラインは、まず6万2602ドルのMA20を維持できるかどうかです。維持できれば下げ渋りから反発を試す一方、6万1938ドルの24時間安値を割り込むと、6万ドルの節目が次の目安として意識されます。

サポートは6万1938ドルと6万2000ドル、レジスタンスは6万3631〜6万3772ドルのMA50・MA100と6万4241ドルのMA200となります。

デリバティブ動向

OI・清算動向

未決済建玉(OI)は減少しました。Binance先物では約24時間前の63.7億ドル(約9万9573BTC)から61.8億ドル(約9万8805BTC)へと縮小しており、下落に伴うロング清算でレバレッジが巻き戻されたことを示しています。暗号資産市場全体では、24時間でおよそ7億ドルが清算されたと報じられています。

注意したいのは需給の偏りです。小口投資家のロング/ショート比率は前日の1.70から2.08へと急騰しており、下落局面で逆張りの買いを大幅に積み増しています。資金調達率は+0.0033%とほぼ中立ですが、こうしたロングが積み上がったまま安値を割り込むと、追い証や清算を巻き込んで下げが加速しやすくなります。

注目清算ライン

注目すべき清算ラインは、下方向が6万1938ドル割れから6万ドルにかけて、上方向が6万3500〜6万4200ドルにかけてです。ロング/ショート比率はグローバル口座ベースで2.0779、上位トレーダーの建玉ベースで1.2077となっています。

小口のロングが膨らんだまま6万1938ドルを割り込むと、ロング清算が連鎖して下げが速まりやすい水準です。逆に戻りを試す場合も、6万3500〜6万4200ドルでは戻り売りに押されやすく、上下どちらに振れても急変動になりやすい点を意識しておきたいところです。

ETF動向

米現物BTC ETFのフローは流出基調が続いています。6月22日もBlackRockのIBITを中心に純流出となり、3営業日連続の流出となりました。直近30日間では約63.5億ドルと、2024年1月の上場以降で最大の流出規模に膨らんでいます。

機関マネーの大規模な流出は、今回の世界的なリスクオフと重なって下値を一段と重くしています。フローが流入へ転じるかどうかが、相場の底入れを見極めるうえでの手掛かりになります。

本日のデイトレ材料

本日(6月24日・水曜)は、米国の大型経済指標の確定した予定は確認できていません。ただし米国時間には半導体大手マイクロンの決算が予定されており、今回の急落の震源となった半導体・AIセンチメントを左右するだけに、テック株とリスク選好への影響に注意が必要です。今週最大の材料は木曜(6月25日)で、5月のコアPCE(FRBが重視する物価指標)と1〜3月期GDP確報が同時に公表されます(日本時間25日21時30分)。

短期の市場テーマは、世界的なリスクオフがこのまま続くのか、それとも下げ渋りから自律反発に向かうのか、という点です。とくに小口の逆張りロングが膨らんでいるだけに、6万2000ドルを維持できるかが下値の分岐点になります。上方向の焦点は6万3500ドルで、日足MA20が位置する戻り売りの目安です。ここを回復できれば6万3800〜6万4200ドルが視野に入ります。下方向の焦点は6万1938ドルで、これを割り込むと6万ドル、さらに一部の予測市場が見込む5万8000ドルが意識されます。

短期トレーダーがまず見るべきは、6万2000ドルの維持と6万3500ドルの回復可否、そしてマイクロン決算後のテック株の反応です。

まとめ

本日のBTCは、テック・AI株を起点とした世界的なリスクオフに巻き込まれ、6万2000ドル台まで続落しました。日足では主要な移動平均線をすべて下回り、ETFの流出も続くなか、戻りの鈍い地合いが続いています。

短期的には、上値6万3500ドル・下値6万1938ドルの攻防に加え、本日のマイクロン決算と木曜のPCEが相場の分岐点となります。小口の逆張りロングが膨らみ、下値を割れば清算が加速しやすいだけに、急変動への警戒を続けておきたい一日です。

MEXC キャンペーン

取引手数料無料で始めるなら MEXC

3,000種類以上の銘柄に対応、最大500倍レバレッジの仮想通貨取引所

  • 取引手数料無料
  • 取扱銘柄3,000種類以上
  • 最大レバレッジ500倍