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ビットコイン・イーサリアム・リップル下落|ドル高と木曜PCE待ちで仮想通貨の上値重く

2026年6月23日 12:01  Arai Yu

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暗号資産(仮想通貨)市場は6月22日から23日午前にかけて、いったん値を戻したものの上値は重く、伸び悩みました。22日夜には戻り高値を付けたものの買いは続かず、23日にかけて水準を切り下げています。

米利下げ期待の後退を背景にドルが約1年超ぶりの高値圏で推移し、木曜の米物価指標を控えた様子見も重なって、戻り売りが優勢となりました。3銘柄は24時間でほぼ横ばいから小幅安となり、なかでもリップルの下げが目立っています。

BTC、一時6万5600ドルへ反発も「不審な上昇」と警戒され6万4000ドル台へ

ビットコイン、高値から6万4000ドル台へ押し戻される

BTC/USDT 1時間足チャート

ビットコインは22日朝に6万3232ドルまで下押しした後に反発し、22日夜には直近高値の6万5469ドルまで水準を切り上げました。もっとも新規の買いは続かず、23日朝には6万3784ドルまで上値を切り下げています。

現在は6万4068ドルと24時間で0.6%安です。6万5500ドル近辺が戻り売りの目安、6万3000ドルの維持が当面の下値メドとなります。

イーサリアム、1774ドルへ戻すも1728ドルへ反落

ETH/USDT 1時間足チャート

イーサリアムも似た足取りでした。22日朝に1704ドルまで下押しした後に反発し、22日夜に1774ドルの高値を付けましたが、その後は伸び悩み、23日朝にかけて1718ドルまで売られています。

現在は1728ドルと24時間で0.6%安です。1700ドルの維持が下値の分かれ目、1750ドルの回復が上値の壁として意識されます。

リップル、戻りが最も鈍く1.13ドルへ

XRP/USDT 1時間足チャート

リップルは戻りが最も弱く、下落率が最大となりました。22日夜に1.16ドルまで戻した後は続かず、23日にかけて1.12ドル台まで売られています。現在は1.13ドルと24時間で1.4%安です。これといった個別材料は見当たらず、薄商いのなかで値動きの大きいハイベータ銘柄として、リスク回避と戻り売りの連れ安が増幅したとみられます。1.12ドル付近が当面の支持線です。

ドル高と木曜のPCE待ちが上値を抑え、戻り売りが優勢に

6月17日のFOMCで利下げ期待が後退して以降もドル買いが続き、22日には米ドル指数(DXY)が101を超えて約1年超ぶりの高値を付けました。米長期金利も4.5%近辺へ上昇し、無利回りの暗号資産にはドル高・金利高が重しとなりやすく、戻り高値では利益確定の売りが出やすい地合いでした。

加えて現物ビットコインETFは6週連続の純流出で、新規の買い支えを欠いています。木曜のコアPCE物価指数とGDP確報を控えた様子見も買いを手控えさせました。米イラン協議の前進もすでに織り込まれ、買いの手掛かりにはなりにくい状況です。

焦点は木曜のコアPCE物価指数

市場の最大の関心は、日本時間の木曜に発表される5月のコアPCE物価指数です。市場予想を上回る強い内容となれば、利下げ期待の後退とドル高が一段と進み、暗号資産の上値を一層抑えかねません。

逆に伸びが鈍化すれば、行き過ぎた警戒が和らぎ、戻りのきっかけとなる可能性もあります。価格面では、ビットコインの6万3000ドル、イーサリアムの1700ドル、リップルの1.12ドルを維持できるかが、下値の目安となります。

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