こんにちは、コインパートナーです。6月22日週のビットコイン(BTC/USDT)相場分析と展望をお伝えしていきたいと思います。
本日のビットコイン(BTC/USDT)は6万4000ドル付近で推移しています。先週は一時6万5000ドルを突破する場面もありましたが、強いレジスタンスに押し戻されて失速し、再び水面下での揉み合いとなっています。昨年10月につけた最高値からはおよそ半値まで水準を切り下げており、相場全体としては調整・下落局面が続いている状況です。
ファンダメンタルズ面では、6月のFOMCがケビン・ウォーシュ新議長のもとで政策金利「据え置き」となり、利下げ期待がやや後退したことが重荷となっています。また、6月初旬には6万2000ドルを割り込んだ際に大規模なロング清算(ロスカット)が発生し、リスクオフムードが強まりました。大口投資家(クジラ)の売り越しも観測されており、買いの勢いが弱い地合いです。
テクニカル的には、4時間足では6万5000ドルを上抜けできるかどうかが短期反発の分かれ目です。一方で日足は移動平均線が非常に弱い形をしており、中期的には続落リスクを警戒すべき局面です。今週は木曜(日本時間6月25日21:30)にFRBが最重視する物価指標「PCE」の発表を控えており、ここが今週最大の変動リスクとなります。
ビットコインテクニカル分析
BTC/USDT日足チャート
日足では、各MA(移動平均線)が上から順に下向きで並ぶ非常に弱い形状となっており、中期トレンドは明確に下落方向を示しています。価格はMA群に上値を抑えられたまま、長期の下降チャネルに沿って水準を切り下げてきました。
RSIは36付近まで低下しており、数値上は売られすぎ圏に近い水準です。ただし強い下落トレンドのなかではRSIが低位で張り付いたまま下落が続くことも多く、「売られすぎ=即反発」とは限らない点に注意が必要です。よほどの好材料が出ない限りは、続落の可能性が高い形と見ています。
最大の防衛ラインは6万ドルです。ここを明確に割り込んだ場合、滞留しているロングポジションの損切り(ロング清算)を巻き込みながら下落が加速し、8月にかけて5万ドル割れ、さらには4万9000ドル付近を目指す展開も視野に入ってきます。当面は6万ドルを守れるかどうかが、相場の生命線となりそうです。
BTC/USDT4時間足チャート
4時間足でも各MAは下向きに推移しており、短期的にも下落トレンドが継続しています。先週は一時6万5000ドルを突破したものの、上値で売り圧力に押し戻されており、6万5000ドルが強力なレジスタンスとして意識されている状況です。
短期的には、この6万5000ドルを明確に上回って定着できるかどうかが当面の焦点です。仮に上抜けに成功すれば、次のターゲットとして6万8000ドル付近までの上昇が期待できます。逆に6万5000ドルに上値を抑えられ続ける限りは、戻り売りが優勢の地合いと考えられます。
4時間足のRSIは50付近で、方向感の出にくい中立的な水準です。下値では6万ドル(日足の防衛ラインと一致)が重要なサポートとなっており、ここを割り込むと一段安に警戒が必要です。短期では6万〜6万5000ドルのレンジを抜けた方向に素直についていく戦略が有効でしょう。
今週の注目指標
今週は週後半に、FRBが金融政策の判断材料として最も重視する物価指標「PCE」の発表が控えています。インフレの動向次第で利下げ観測が揺れ動き、ビットコインを含むリスク資産に大きな影響を与える可能性があります。
- 6月25日(木) 21:30:5月 個人消費支出(PCE)物価指数・コアPCE物価指数
- 6月25日(木) 21:30:1〜3月期 GDP(確定値)
なかでも注目はPCE物価指数です。前回4月分は前年同月比でPCEが+3.8%、変動の大きい食品・エネルギーを除いたコアPCEが+3.3%と、依然として高い伸びが続いています。中東情勢を背景としたエネルギー価格の高止まりもあり、市場では5月分が前年比4%台まで再加速する可能性も指摘されています。
仮にPCEが市場予想を上回る「強い(インフレ高止まり)」結果となれば、利下げ期待がさらに後退し、ビットコインには下押し圧力がかかりやすくなります。日足の弱い形と合わせて、6万ドル割れを試す展開には警戒が必要です。逆に予想を下回る「弱い(インフレ鈍化)」結果となれば、利下げ再開期待から反発のきっかけとなり、6万5000ドル突破を後押しする可能性もあります。
今週の理想の注文ポイント
今週は「日足の下落トレンド」と「4時間足の6万〜6万5000ドルのレンジ」を軸に戦略を組み立てます。中期トレンドは下向きのため、基本は戻り売り優勢と捉えつつ、6万ドル防衛での短期反発も狙う方針です。ロングはあくまで反発狙いの逆張りとなるため、撤退ラインを明確にして臨みましょう。
- エントリー:6万5000ドル付近への戻りで売り注文
- 利益確定:6万ドルで部分利確、割れれば5万7000ドルを次の目標に
- 損切り:6万6000ドル上定着で損切り
- エントリー:6万〜6万1000ドル付近の押し目で買い注文
- 利益確定:6万5000ドルで部分利確、上抜け定着なら6万8000ドルを狙う
- 損切り:6万ドルを明確に割れたら撤退(5万9000ドル下定着で損切り)
相場一言アドバイス
「ロング清算」の連鎖に注意
ビットコインFXでは、価格が一定ラインを割り込むとロングポジションのロスカット(強制決済)が連鎖的に発生し、下落が一気に加速することがあります。これが「ロング清算(ロスカット)の連鎖」です。多くのトレーダーが6万ドルなどの節目に損切りラインを置いているため、その水準を割ると売りが売りを呼ぶ展開になりやすいのです。今週6万ドルを割れた場合に下落が加速しやすいのは、こうした仕組みが背景にあります。
下落トレンドでは「撤退ライン」を先に決める
・中期トレンドが下向きの局面では、ロングは「反発狙いの逆張り」になりやすく、リスクが高い
・エントリー前に必ず損切り(撤退)ラインを決め、想定が崩れたら機械的に撤退する
・今回であれば「6万ドル割れでロングは撤退」というルールを徹底することが、大きな損失を避けるカギ
焦って高値や安値に飛びつかず、自分のルールに沿って淡々と立ち回ることが、相場で生き残るための基本です。
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