ビットコインマイニング企業のHIVE Digital Technologiesは6月18日、Bell CanadaとAI企業Cohereとの間で、総額約2億2000万ドルのGPUクラウド契約を締結したと発表しました。契約期間は3年間で、HIVEの子会社を通じてカナダ国内のAIインフラを提供します。発表を受けてHIVE株はプレマーケットで10%前後上昇し、暗号資産(仮想通貨)マイニング企業の収益源が広がりつつあることを示す材料となりました。
3年間で2億2000万ドル、2304基のGPUを配備
契約はHIVEの子会社BUZZ High Performance Computingを通じて履行されます。配備されるのはNVIDIA Grace Blackwell GPU 2304基で、設置先はカナダ・ブリティッシュコロンビア州メリットにあるBellのAI Fabric施設です。
この設備は、Cohereがカナダ政府や企業向けに提供するエンタープライズAIモデルの専用コンピュート基盤として使われます。計算資源を国内施設に置くことで、データ管理や処理基盤を国外に依存しにくくする「主権AI」の色合いが強い案件です。
契約規模は3年間で約2億2000万ドルにのぼります。年間経常売上高(ARR)は約7000万ドルになる見込みとされ、単発の機器販売ではなく、継続利用型のインフラ収入として計上される内容になっています。
HIVEはこれまでビットコインの採掘事業を主力としてきましたが、今回の契約ではGPUクラウド事業が前面に出ました。マイニング設備が暗号資産価格に左右されやすい収益構造を持つのに対し、AIインフラ契約は期間と金額があらかじめ定まるため、売上の輪郭が見えやすい点も市場評価につながったとみられます。
参考元:coindesk
画像:shutterstock
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