イーサリアム(仮想通貨)の次期大型アップグレード「Glamsterdam」が、2026年下半期の実装に向けた最終開発段階に入りました。開発者コミュニティは、現行およそ6,000万のガス上限を2億まで引き上げる設計目標で合意しており、レイヤー1の処理能力は約3.3倍に広がる計算です。公式ロードマップでもGlamsterdamは「開発中」と位置付けられ、2026年H2の実装予定が示されています。
ガス上限2億でイーサリアム本体はどう変わるか
Glamsterdamは、イーサリアムの基盤部分を手直しする大型更新です。主な要素には、提案者とブロック構築者の役割を分けるePBS、トランザクション処理の並列実行、EIP-8037によるガス価格の再評価、状態成長を抑える仕組みが並びます。
このうち市場の関心を集めているのが、ガス上限の引き上げです。現行のイーサリアムはブロックあたり約6,000万ガスで運用されており、Glamsterdamではその下限目標として2億ガスが据えられました。単純計算ではレイヤー1の容量は3倍超に広がり、条件次第では最大1万TPS相当の処理能力に届く可能性があります。
ガス上限は、イーサリアムで1ブロックにどれだけの処理を詰め込めるかを示す指標です。これが引き上がれば、同じ時間内に処理できる取引やスマートコントラクト実行の総量が増えます。道路の車線数を増やすようなもので、混雑しやすかった本線の通行量そのものを広げる意味を持ちます。
もっとも、2億という数値がアップグレード実施と同時に自動適用されるわけではありません。Glamsterdamは2億ガスを扱える設計を解放する更新であり、実際の上限値はネットワーク運用の中で段階的に調整される見通しです。
参考元:coindesk
画像:shutterstock
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