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ビットコイン・イーサリアム・リップル反落|ウォーシュ氏、初FOMC「タカ派」で利下げ期待が後退

2026年6月18日 19:02  Arai Yu

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暗号資産(仮想通貨)市場は6月17日から18日午後にかけて、米FOMCの結果を境に下落に転じました。FOMC待ちで小動きが続いた後、日本時間18日未明に結果が伝わると、3銘柄はそろって売られました。

金利は据え置かれたものの、同時公表の政策金利見通し(ドット・プロット)がタカ派方向に傾き、利下げ期待が後退したことが嫌気された形です。3銘柄とも18日午後に安値圏まで水準を切り下げ、その後は小幅に持ち直しています。

ビットコイン、FOMC後に6万3000ドル台へ反落

BTC/USDT 1時間足チャート

ビットコインは17日、6万5000ドル台後半で小動きが続いた後、18日未明に一時6万6316ドルまで上昇しました。しかしFOMCの結果が公表された18日午前3時ごろを境に売りが優勢となり、午前5時には6万4104ドルまで下げ足を速めました。

18日午後2時半ごろには窓内安値の6万3684ドルを付け、その後は小戻ししています。現在は6万4481ドル(約1036万円)と、24時間で約0.7%安の水準です。6万3000ドルの下支えと6万5000ドルの回復が当面の節目となります。

イーサリアム、発表後に1722ドルへ下落

ETH/USDT 1時間足チャート

イーサリアムも17日は1780ドル前後でもみ合った後、18日未明に1785ドルを付け、FOMC後の売りに押されました。18日午後2時半ごろには窓内安値の1722ドルまで売られ、その後は小戻ししています。現在は1749ドルと、24時間で約0.7%安です。1700ドルの維持と1800ドルの回復が当面の節目となります。

リップル、1.16ドルへ下落で下げ幅最大

XRP/USDT 1時間足チャート

リップルは17日に1.21〜1.22ドルでもみ合った後、FOMC公表直後は1.22ドル付近で底堅く推移しましたが、その後のリスク回避で売られ、18日午後2時半ごろに窓内安値の1.16ドルを付けました。その後は小幅に戻し、現在は1.18ドルと、24時間で約1.5%安と3銘柄で下げ幅が最も大きくなっています。

高ベータ銘柄として逆風を受けやすい面があるとみられますが、銘柄固有の要因は確認できていません。1.16ドルの下支えと1.20ドルの回復が当面の節目です。

金利据え置きも「タカ派ドット」で利下げ期待が剥落

今回の反落の主因は、FOMCで示された政策金利見通しのタカ派シフトです。政策金利は3.50〜3.75%に4会合連続で据え置かれ、ほぼ織り込み済みでした。市場を動かしたのは同時公表のドット・プロットで、2026年末の中央値が3月時点の3.4%から3.8%へ引き上げられ、18人中9人が年内の利上げを見込みました。

3月時点では利上げ予想がゼロだったため、利下げ路線からの明確な反転です。インフレ見通し(PCE)も2.7%から3.6%へ上方修正されました。ウォーシュ新議長は初会見でフォワードガイダンスを事実上放棄しており、利下げ期待の後退に伴うドル高・米金利上昇も、金利を生まない暗号資産の重しとなりました。

次の焦点は月末のPCE物価指数

市場の関心は、今後のインフレ指標に移ります。日本時間6月下旬に発表される5月の個人消費支出(PCE)物価指数が、上方修正されたインフレ見通しを裏付ける強い内容となれば、利上げ観測が一段と強まり、暗号資産には追加の重しとなりかねません。

逆に伸びが鈍化すれば、行き過ぎたタカ派警戒が和らぐ余地もあります。価格面では、ビットコインの6万3000ドル、イーサリアムの1700ドル、リップルの1.16ドルをそれぞれ維持できるかが、下げ止まりを見極める目安となります。

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