6月16日のメタプラネット(3350)は、前場終値が前日比2円安の258円と小反落しました。前日6月15日に終値260円と急騰した流れを受け、6月16日は265円でギャップアップして始まり、一時270円まで買われましたが、上値は続かず258円へ押し戻されました。
翌17日のFOMCを控えた利益確定や高値警戒から、2営業日続いた上昇に一服感が出た格好です。ビットコイン(BTC)が約6万6000ドルへ一段高となるなかでも株価は伸び悩み、急騰後の調整局面に入っています。
ビットコイン、6万6000ドル台推移|FOMC控え様子見、一時6万7000ドル回復も上値は重く
当日の値動き

前日6月15日は252円で寄り付き、高値262円・安値247円をつけたあと、大引けにかけて一段高となり終値260円で引けました。出来高は2470万株です。続く6月16日は265円でギャップアップして始まり、高値270円まで買われました。
しかし上値は重く、安値257円まで反落して前場は258円で引けています。前場の売買高は約1587万株、私設取引(PTS)でも257円で取引されました。日経平均株価も前引けは0.12%安と急騰一服となり、メタプラ株は高値圏での利益確定に押されました。
メタプラネット(3350)テクニカル分析

メタプラネット(3350)日足チャート
日足では、6月11日の安値220円からの急反発が続き、6月15日に260円まで水準を切り上げました。6月16日は高値270円まで買われたものの上値が重く、上ヒゲを残して反落しています。
まずは270円を回復できるかが目先の焦点で、その上は急落前の6月1日終値である295円前後が戻り売りの目安として意識されます。下値は直近の押し目となる247円が当面のサポートです。2営業日続伸後の小反落にとどまり、220円からの上昇基調は崩れていません。

メタプラネット(3350)1時間足チャート
1時間足では、6月15日高値262円から6月16日寄り付きの265円を経て270円まで一段高となりましたが、その後は買いが続かず257円まで下落し、258円で前場を終えました。
短期的には257〜258円が直近の下支え、上値は寄り後につけた270円がレジスタンスとして意識されます。FOMCを翌日に控えて方向感が出にくく、270円の回復と257円の維持のどちらに傾くかが目先の焦点です。
メタプラネットのビットコイン損益とmNAV
Metaplanet Analyticsの最新値によると、メタプラネットのBTC保有量は4万177BTC、平均取得単価は1551万5602円、取得総額は6234億円です。BTC価格は本記事執筆時点で約6万6000ドルへ一段高となっています。Bitcoin NAVは4245億円で、未実現損益は-1989億円です。週明けのBTC回復を映して含み損は和らいでいます。
EV mNAVは0.92倍と1倍割れが続き、時価総額は3302億円、企業価値(EV)は3917億円です。1株あたりNAV(希薄化前)は331.67円で、株価258円はこれを下回る水準にあり、保有BTC価値に対する割安感は残っています。なお負債残高は476億円、優先株残高は236億円です。
今後の株価の焦点
短期的には、6月17日のFOMCが最大の焦点です。金利見通しや声明の内容次第で、株価とBTCのボラティリティが高まる可能性があります。
テクニカルには、6月16日高値の270円を回復できるか、下値の247円・220円を維持できるかが目先の節目となります。6月19日には米イラン和平合意の署名式も控えており、合意を起点としたリスクオンが続くかどうかが、当面の株価を左右しそうです。
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