米ストラテジー社は6月15日、1587BTCを総額1億ドルで追加取得したと明らかにしました。平均取得単価は1BTCあたり6万3024ドルで、保有総数は846842BTCに達しました。購入資金にはクラスA普通株170万株の売却で調達した約2億900万ドルの一部が充てられており、ビットコイン保有拡大と引き換えに株式希薄化への警戒が強まっています。
株式売却で1億ドルを捻出、保有総数は846842BTCに
今回の取得は、同社が進めるビットコイン積み増し戦略の最新事例です。発表内容では、株式売却で得た約2億900万ドルのうち1億ドルをBTC購入に充て、残る1億ドルは米ドル準備金に回しました。米ドル準備金の総額は11億ドルになりました。
企業が暗号資産(仮想通貨)を買い増すだけなら、保有量の増加がそのまま評価されやすい構図です。ただ、今回はその原資が新株発行を伴う普通株売却であるため、既存株主にとっては1株あたりの持ち分が薄まる問題と切り離せません。
この構図は、会社が保有するビットコインの総量と、株主1人あたりが間接的に持つビットコインの取り分が必ずしも同じ方向に動かないことを意味します。会社全体のBTCは増えても、発行株式数の増加ペースがそれを上回れば、1株あたりの価値は目減りしかねません。
評価軸の違いは、同社を「ビットコイン保有企業」とみるか、「株式発行を通じてビットコインへの持ち分を再設計する金融商品」に近い存在とみるかで分かれます。今回の開示は、保有BTCの増加そのものよりも、その増加をどの価格で、どの株式条件で調達したのかが厳しく見られる局面に入っていることを示しました。
ストラテジー社、32BTC売却報道|ビットコインが一時7万2000ドル割れ
参考元:forbes
画像:shutterstock
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