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ビットコイン・イーサリアム・リップル下落|米イラン交戦とBTC8万ドル割れで仮想通貨に売り

2026年5月8日 15:12  Arai Yu

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暗号資産(仮想通貨)市場は5月7日から5月8日にかけてリスクオフの流れに転じました。前日まで米イラン停戦合意への期待で米株式市場が史上最高値を更新する中、5月7日にイラン側が停戦違反を主張し、5月8日朝にはホルムズ海峡で米海軍駆逐艦とイラン軍が交戦する事態に発展したことで、地政学リスクが急速に再燃しました。

数週間にわたって緩和方向で推移してきた中東情勢が一気に巻き戻された形となり、ビットコイン(BTC)は8万ドルの心理的節目を割り込み、3月以来となる7万9000ドル台まで下落しました。

ビットコイン、8万2500ドルで反落|200日線と米雇用統計を控え仮想通貨市場は下落警戒

ビットコイン、8万ドル割れで7万9600ドル台に下落

BTC/USDT 1時間足チャート

ビットコインは5月7日朝の段階では8万1000ドル台で推移し、前日の米株最高値更新の余韻のなかで底堅く推移していました。しかし日中はリスクオンの流れが暗号資産には波及せず、8万0000ドルから8万1000ドル台のレンジでもみ合う展開が続きました。

しかし、8日朝にホルムズ海峡で米海軍駆逐艦とイラン軍が交戦したとの報道を受けて8万0000ドルの節目を割り込み、午後の時点では7万9600ドル台まで下落しています。

下方向では7万8000ドル付近のサポート維持、上方向では8万2000ドル台の戻り売り圧力が引き続き焦点となります。

イーサリアム、2300ドルを割り込み2280ドル台へ

ETH/USDT 1時間足チャート

イーサリアムは5月7日を通じて2329ドルから2350ドルのレンジで推移しました。XRPL上でのトークン化米国債のクロスボーダー決済成功などインフラ面での好材料はあったものの、ビットコイン同様に上値は重く、レンジ内での値動きにとどまりました。

5月8日朝のホルムズ海峡での衝突報道を受けて2300ドルの節目を割り込み、5月8日午後の時点では2280ドル台まで下げ幅を拡大しています。下方向では2250ドル付近のサポート維持が当面の焦点となります。

リップル、1.40ドル割れで1.38ドル台に下落

XRP/USDT 1時間足チャート

XRPは5月6日に一時1.45ドルまで上昇しましたが維持できず、5月7日は1.41〜1.42ドルのレンジで推移しました。同日にはRipple、JPMorgan、Mastercard、OndoがXRPL上でトークン化米国債のクロスボーダー償還を5秒未満で完了させた象徴的なニュースが出ましたが、価格反応は限定的でした。

5月8日には1.40ドルの節目を割り込み1.38ドル台まで下落しており、下方向では1.35ドルのサポート、上方向では1.45ドルの抵抗突破が焦点です。

ホルムズ海峡で米イラン海軍が交戦

5月6日には米国とイランが14項目の覚書による停戦と核交渉再開で合意間近との観測が広がり、米株式市場ではS&P500種株価指数とナスダック総合指数が史上最高値を更新、原油先物も急落していました。

しかし5月7日にイラン側が「米国と地域の同盟国が停戦を破った」と主張し、Qeshm港への攻撃も報じられて緊張が再燃。決定打となったのが日本時間5月8日の早朝で、ホルムズ海峡を通過していた米海軍駆逐艦とイラン軍が交戦し、米中央軍は「自衛のための反撃を行った」と発表しました。WTI原油先物は時間外で2%上昇し、リスクオフの流れが暗号資産市場にも波及した格好です。

5月8日の米雇用統計とイラン情勢続報が次の試金石

市場の視線は5月8日に発表される4月の米雇用統計と、ホルムズ海峡情勢の続報に向かっています。エネルギー供給リスクが再評価されればインフレ期待を通じた金利環境にも影響し、リスク資産全体の方向感を左右しそうです。

BTCは8万ドルを早期に回復できるか、ETHは2300ドル台を取り戻せるか、XRPは1.40ドルの節目を維持できるかが、それぞれ今後の方向感を決める焦点となります。

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