暗号資産(仮想通貨)運用会社21Sharesは5月7日、米ナスダックに「21Shares Canton Network ETF」を上場させました。ティッカーは「TCAN」で、Canton NetworkのネイティブトークンであるCanton Coinに直接連動する米国初のETFです。
上場時の基準価額(NAV)は21Sharesの製品ページで25.05ドルと示されました。機関投資家向けに設計されたブロックチェーン基盤へ、証券口座を通じてアクセスできる商品が米市場に加わりました。
証券口座でCanton Coinの値動きにアクセス
TCANは、Canton Coinの価格に連動する現物型ETFです。投資家は暗号資産(仮想通貨)のウォレット管理や取引所口座の開設を経ずに、株式やETFと同じ売買インフラでCanton Networkへの値動きにアクセスできます。運用費用率は0.50%です。
商品設計では、Teucrium Investment Advisorsがアドバイザー、21Shares USがサブアドバイザーを担い、カストディアンにはBitGoを起用しました。価格ベンチマークにはKaiko IndicesのCC/USDが採用され、Cantonのバリデータ関連の仕組みに準拠します。
21SharesはCanton Network上でアクティブバリデータであり、Global Synchronizerの参加者でもあります。発行体自身がネットワーク運営に関与している点は、単に価格連動商品を提供するだけでなく、基盤側のエコシステムにも深く関わる姿勢を示しています。21Sharesは2025年11月に欧州で「CANTN ETP」も上場しており、今回の米国上場はその流れを米市場へ広げた動きといえます。