ソラナ財団は5月6日、日本時間でGoogle Cloudとの協業による決済基盤「Pay.sh」を公開しました。AIエージェントがSolanaウォレットを使い、USDCなどのステーブルコインでAPI利用料をリクエスト単位で支払える仕組みです。
Google CloudのGeminiやBigQuery、Vertex AIなどに対応し、アカウント作成やサブスクリプション契約を介さずに使える点が特徴です。
Pay.shの仕組みと対応API
Pay.shはGoogle Cloud上で動作するAPIプロキシです。AIエージェントやアプリケーションはSolanaウォレットをリンクし、必要なAPIを呼び出すたびに料金を支払います。支払いにはx402とMPP(Machine Payment Protocol)が使われ、決済処理とAPIアクセスを一体で扱います。
この設計では、支払いそのものが認証情報として機能します。従来のAPI利用で一般的だったアカウント登録、APIキー管理、月額契約といった手順を省き、必要な分だけ即時に課金する形です。人が事前に契約を結んでから使う方式から、ソフトウエアがその場で判断して支払う方式へと重心が移ることになります。
対応するGoogle CloudのAPIには、Geminiの推論、BigQuery、BigTable、Cloud Run、Vertex AIのModel Gardenなどが含まれます。Pay.shの公式サイトでは、AI・機械学習、データ、メディア分野を中心に75超のサービスが掲載され、コミュニティAPIも50超に広がっています。Helius、Dune Analytics、Nansen、QuickNode、Alchemyなども利用対象に入っています。