金価格が急落後に反発、4800ドル台へ回復

金(XAU)/ USDT 1時間足チャート
2026年1月29日から2月3日にかけて、金(XAU/USDT)は高値圏から大きく値を崩す展開となりました。
1月30日に高値約5600ドルをつけた金は、その後失速し、同日中に約4770ドルまで9〜12%下落しました。
2月2日には前日比でさらに約6%安の約4500〜4540ドルまで売り込まれましたが、2月3日には約4800ドル台まで値を戻し、急落から立ち直る動きが見られています。
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急落局面でFed人事とドル高が意識された
こうした急落の背景には、金融政策を巡る材料が意識されました。
金価格は1月下旬まで貿易戦争への警戒感から18%超上昇する勢いでしたが、1月30日の約5600ドルを天井に一転して急落しました。
米大統領ドナルド・トランプ氏が1月30日に連邦準備制度理事会(Fed)議長候補としてケビン・ワルシュ氏を指名したことが売りのきっかけとなり、
さらにドル高が進んだことで、ドル建てで取引されるゴールドに売り圧力がかかる形となりました。
銀価格が急変、最大約40%下落後に80ドル台へ反発

シルバー(XAG) / USDT 1時間足チャート
銀(XAG/USDT)は、金以上に激しい値動きとなりました。
1月30日に高値約120ドルをつけた後、同日中に約83ドルまで31%も急落し、2月2日には前日比でさらに約10〜14%安の約72〜75ドルまで急落しました。
ただ、2月3日には約80〜87ドルまで値を戻しています。
急落局面でCME証拠金引き上げが意識された
こうした銀の急変動の背景には、市場構造を巡る要因がありました。
金と同じくワルシュ氏のFed議長指名とドル高の影響がありましたが、それ以上に響いたのがシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)による銀先物の維持証拠金率引き上げでした。
CMEは証拠金率を11%から15%へ引き上げ、レバレッジを効かせていた投機的なポジションの解消が一気に進み、マージンコールが発生しました。
銀は1月下旬までに57%超も上昇していたため、証拠金率引き上げによる強制決済の影響を強く受けました。
米商品先物取引委員会(CFTC)のポジションデータでも、投機筋による大量のポジション調整が確認されています。
まとめ
この期間、金は約5600ドルから約4500ドルまで売られたものの、約4800ドルまで買い戻されました。
一方、銀は約120ドルから約72ドルまで約40%も値を落としましたが、約80〜87ドルまで回復しています。
今後の注目点として、金については、ドル相場の方向性、中央銀行による金購入ペースに変化が出るかどうかが焦点となります。
銀については、80ドル台での推移が続くか、太陽光パネル、電気自動車(EV)、半導体向けといった工業用途の需要動向、ゴールドとの連動性が維持されるか乖離が続くかが引き続き注目されています。
