Grayscale Bitcoin Trust(GBTC)は、数十万ものビットコインを保有する世界最大規模のビットコイン投信だ。
しかし、現在信託の価値は大打撃を受けており、プレミアムが史上最低値まで下落してしまっている。
GBTCのプレミアムはマイナス45.08%に
「FTX危機」の煽りを受けた関連企業が打撃を受けたため、先週からGBTCは下落を続けていた。
同じくDigital Currency Group(DCG)を親会社に持つGenesisに問題が発覚したことで、その影響が他のDCG傘下の企業にも波及していくのではないかという憶測が飛び交っていた。
18日までに、NAVに対するGBTCのプレミアムは史上最低値であるマイナス45.08%まで下落した。
これは、18日の取引終了時点で、GBTCがビットコインのスポット価格より45.08%低い価格で取引されていたことを意味する。
同信託の設立以来、最も低い水準だ。
これを見た投資家は混乱に陥り、Grayscaleに対して保有資産の公表を求める声を強めた。
Grayscaleはこれに応えたが、ほとんど投資家の不安を解消することはできず、むしろ懸念を強める結果となってしまった。
準備金は公開されず
Grayscaleの資産状況に対する投資家の懸念に対し、同社はTwitterで事態の収拾を試みた。
しかし同社は、準備金を公開せよという声には屈せず、準備金を公開しない仕組みになっていると説明するにとどめた。
[NEW TODAY] Due to recent events, investors are understandably inquiring deeper into their crypto investments. In this thread we’ve compiled additional information about the safety and security of the assets held by our digital asset products. https://t.co/MvTfUoK4o6 ?
— Grayscale (@Grayscale) November 18, 2022
予想通りというべきか、ユーザーはGrayscaleの説明を受け入れず、GBTCが準備金を公開していないことはすぐに広まった。
これに対し、CoinbaseがGBTCによって保有されているビットコイン及びイーサリアムの資産概要を示す文書を公開して対応。
この文書で、GBTCが65.3万BTC(約1.5兆円相当)以上を、Coinbaseの機関投資家向けカストディサービスで保有していることが明らかになった。
ただし、これも投資家の不安を完全に解消するには至っておらず、GBTCの低迷は11月22日現在、依然として続いている。
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