仮想通貨に特化たシルバーゲート銀行の親会社である、シルバーゲート・キャピタルの株価が下落を続けている。
トレーダーの多くは、FTXの破綻によって、同社が大きな影響を受ける可能性があると考えているようだ。
株価下落 CEOの説得実らず
仮想通貨関連のビジネスに特化した銀行であるシルバーゲートの親会社、シルバーゲート・キャピタルの株価は、FTXの破綻による投資家の動揺を表すように下落を続けている。
今月17日、シルバーゲートCEOのAlan Lane氏は投資家に対し、FTXの崩壊によってもたらされた市場のボラティリティ(価格変動性)が同行のビジネスに影響を与えることはないと説明した。
預金が増えようが減ろうが、ボラティリティをサポートする流動性と自己資本比率を持っていると言えば十分だろう。
しかし、この発言の次の日には同社の株価が約10%下落したため、CEOによる投資家の「説得」は失敗に終わったといえる。
シルバーゲート・キャピタルの株価は、昨年の仮想通貨の強気相場における価格から、90%近く下落している。
市場が恐れる「FTX危機」の波及
シルバーゲートは、FTXへの未払いのローンや投資がないことを発表しており、また、FTXがSENレバレッジローンのカストディアンではないことも明らかにしている。
FTXはシルバーゲートに少なくとも10億ドル(約1414億円)の預金をしているが、これは同行へのデジタル資産による預金総額の10%にも満たないという。
現在、機関投資家と個人投資家の両方が、「FTX危機」が及ぼす影響について予測しようと神経を尖らせている。
今年5月のテラ崩壊と6月のスリー・アローズ・キャピタルの破綻に続く、「第三の崩壊連鎖」がどのように終息するかに、企業と投資家の注目が集まっている。
「今回の崩壊」を引き起こしたFTXの元CEOであるSam Bankman-Fried氏は今年7月、「一度壊れてしまうと、元に戻すのは非常に困難だ」と、業界の信頼性について語っている。
\無料アプリを使って/
