世界中でコロナウイルスの感染拡大が進む中、欧州中央銀行(ECB)がデジタルユーロの発行を検討していることが明らかになったと、米暗号資産(仮想通貨)メディアが報じた。
デジタル通貨といえば先日、国際決済銀行(BIS)の代表のひとりであるBenoit Coeure氏が、『コロナウイルス感染拡大の影響で、銀行発行デジタル通貨(CBCD)に関する国際的な議論が活発化している。』ことを明かにし、大きな話題となったばかり。
ヨーロッパ諸国でもデジタル通貨が発行されることとなれば、暗号資産(仮想通貨)にも少なからず影響が及びそうだ。
仮想通貨が有する存在意義、デジタルユーロ構想に貢献
欧州中央銀行(ECB)は、昨年からデジタル通貨に関心を抱いており、“デジタルユーロ”についてたびたび話題となった。
今回は、コロナウイルスの影響を受け、「ECBから国民への現金給付における円滑化・オンライン決済促進による通貨の流動性向上」などを図って、デジタルユーロ発行が再検討されている模様。
The @ECB is exploring possible future avenues by assessing the case for issuing a Digital Euro
A high-level task force is examining the pros/cons of a Digital Currency that can be used by intermediaries or even by citizens through their electronic deviceshttps://t.co/CjEyUDQKHJ
— XRPcryptowolf (@XRPcryptowolf) April 28, 2020
2万人以上のフォロワーを誇る暗号資産(仮想通貨)アナリストである@XRPcryptowolf氏は、TwitterにてECB発行のデジタルユーロに関するレポートを共有している。
当該レポートによると、「コロナウイルスの感染拡大が続く中、ECBはデジタルユーロのローンチを検討している。」という。
さらに、ECB理事会のメンバーであるChristin Lagarde氏は、デジタル通貨発行についてブログにて以下のように述べており、デジタルユーロ発行が近いうちに現実化する可能性を示唆する。
「コロナウイルスの世界的な感染拡大と、その影響を受ける国々の経済への打撃は非常に大きなものになっている。この状況が続いているため、ユーロにおけるデジタル通貨の導入を検討している。」
現在、ECB内ではデジタル通貨の発行に関して賛否両論ある状態で、両立場の意見を慎重に比較考量していると伝えられている。
また、IMF(国際通貨基金)の元代表であるChristine Lagarde氏は以前、国際通貨システムの将来について語る際に暗号資産(仮想通貨)について言及していた。
「私は、分散型台帳テクノロジー(ブロックチェーン技術)を使用している暗号資産(仮想通貨)やデジタル資産が、既存のシステムを明らかに揺るがしていると感じている。」
いまや、世界的に大きな注目を集めている暗号資産(仮想通貨)。
Christine Lagarde氏が言及したように、『今、暗号資産(仮想通貨)が既存の金融システムや通貨制度を揺るがす存在となりつつあること』はたしかであり、今後のデジタル通貨構想に多大な影響を及ぼすこととなるだろう。
コロナウイルスの感染が世界中で広がる中、暗号資産(仮想通貨)は通貨のデジタル化に貢献することができるのだろうか。
今後も引き続き、暗号資産(仮想通貨)および各国中央銀行発行デジタル通貨(CBDC)の動向に注目していきたい。
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