3月25日から26日にかけての金融市場では、金とビットコインが同じ中東情勢を材料としながらも、資金の向かい先に違いが見られる展開となりました。
中東を巡る協議進展への期待が意識される一方で、交渉の不透明感も残るなか、安全資産とリスク資産の間で資金が分散する動きとなっています。
金、4200ドル台、ビットコインは6万7000ドル台へ|トランプ発言でリスク資産売り
金、4600ドル台から反落し4500ドル割れ

金(XAU)/ USD 1時間足チャート
金は25日に安全資産として強く買われ、4340ドル台から4580〜4600ドル近辺まで上昇しました。その後は利益確定売りも入り、26日14時36分時点では4489ドル前後まで水準を切り下げています。
直近の1時間足は、始値4520ドル、高値4522ドル、安値4460ドル台前半、終値4470ドル台前半となり、4500ドルを明確に下回る動きとなりました。
前日の急伸に対する反動で、26日は利益確定売りが優勢となりました。4500ドルを下回る場面も出ており、短期的には安全資産としての買いが一服した形です。
ビットコイン上値重く失速、7万ドル攻防へ

BTC/USDT 1時間足チャート
ビットコインの値動きを振り返ると、25日は7万ドル台前半から切り返し、7万2000ドルを試す展開となりました。ただ、この水準では買いが続かず、その後は戻り売りに押される形で上げ幅を縮小しています。
26日正午時点の1時間足は、始値7万077201ドル、高値7万0796ドル、安値7万0446ドル、終値7万0589ドルです。
足元では7万ドルが下値の節目として意識される中、26日午後にかけては同水準を試す形で売り圧力が強まる展開となっています。
中東情勢で資金分散、BTCは失速・金は上昇後に調整
今回の相場で意識されたのは、25日から26日にかけて続いた米・イラン情勢を巡る報道です。協議進展への期待が出る一方で、交渉の実態を巡って見方が揺れたことで、市場は一方向に傾きませんでした。
ビビットコインは25日にかけて買い戻しが入ったものの、その後は上値の重さが意識され、26日に入ると売りに押される展開となりました。
これに対し、金は25日に安全資産として買われた反動もあり、26日は調整色を強めました。中東情勢への警戒が完全に後退したわけではないものの、短期的には前日の急騰に対する利食いが優勢となった形です。
26日午後にかけては、ビットコインが下押しする一方で、ゴールドは4500ドル近辺での推移にとどまっており、資金の防御的なシフトが部分的に意識される場面も見られました。
金4500ドル攻防、ビットコイン7万ドル維持が焦点
足元で市場が確認しようとしているのは、米・イラン情勢を巡る続報の有無です。
ゴールドでは4500ドル前後での推移が続くか、ビットコインでは7万ドル近辺を維持できるかが目先の焦点となっています。
あわせて、短期資金の動きが一段と鈍るのか、それともイベントを前に再び活発化するのかも注目されています。
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