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金、価格4200ドル台まで下落、ビットコインは6万7000ドル台へ|トランプ発言でリスク資産売り

2026年3月23日 18:43  Arai Yu

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3月22日から23日にかけての金融市場では、中東情勢の緊迫化を背景に、金(XAU)とビットコイン(BTC)がともに下落する展開となりました。

同じ外部環境の中で両資産が下げる形となり、市場では安全資産への資金シフトというよりも、ポジション調整を伴うリスク圧縮の動きが優勢となっています。

金価格5000ドル割れ、BTC7万ドルまで下落|FOMCで利下げ期待後退

金価格、4500ドル近辺から4100ドル台へ下押し

金(XAU)/ USD 1時間足チャート

金は、22日時点で4500ドル近辺で推移していたものの、その後は下落が加速し、23日には一時4100ドル台まで下押ししました。

足元では4262ドル付近まで持ち直しているものの、戻りは限定的です。期間を通じてみると、4300ドル割れをきっかけに売りが強まり、短期間で数百ドル規模の下落となりました。

直近では4200ドル台前半が一時的な下げ止まり水準として意識される一方、4500ドル近辺は上値の重い水準として認識されています。

ビットコイン、6万7000から6万9000ドル台で推移

BTC/USDT 1時間足チャート

ビットコインは同期間において、6万7373ドルから6万9562ドルのレンジで推移しました。
22日には一時6万9000ドル台半ばまで上昇したものの、その後は上値を切り下げ、23日には6万7000ドル台前半まで下落しています。

足元では6万8263ドル付近で推移しており、全体としては6万7000ドル台前半から6万9000ドル台半ばのレンジ内でのもみ合いが続いています。

市場では、6万7000ドル近辺が下値支持として意識される一方、7万ドルが明確な上値抵抗として機能しています。

中東情勢緊迫化でリスク資産に売り圧力

今回の値動きの背景には、中東情勢の急速な緊迫化があります。
3月21日夜、トランプ米大統領がイランに対して「48時間以内にホルムズ海峡を開放しなければ攻撃する」と警告したことで、地政学リスクが一気に意識されました。この影響で原油価格が上昇し、インフレ懸念と市場の警戒感が強まり、リスク資産全体に売り圧力が波及しました。

ゴールドは本来であれば安全資産として買われやすい局面でしたが、今回は一方向の上昇にはつながりませんでした。短期間で上昇していた反動に加え、原油高を背景としたインフレ警戒の強まりやドル高観測などが重なり、結果として利益確定や換金売りが優勢となったとみられます。

一方でビットコインについても、この局面でロングポジションの解消が進み、下落を加速させたとみられています。実際、短期的にはロスカットを伴う売りが発生し、戻り局面でも買いが続かない状況となっています。

中東情勢緊迫化、金とBTCが不安定推移

今後の焦点は、中東情勢の進展にあります。
市場では、米東部時間3月23日夜に設定された期限を前に、状況がさらに緊迫化するのか、それとも一定の落ち着きを見せるのかが注視されています。

ゴールドでは4200ドル台での下げ止まりが維持されるか、ビットコインでは6万7000ドル台を維持できるかが短期的な分岐点として意識されています。

現時点では、両資産ともにニュースフローに敏感に反応する不安定な相場環境が続いています。

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