「海外取引所の仮想通貨レンディングは国内取引所と何が違うの?」
と思っている方も多いと思います。
確かに、海外取引所で仮想通貨レンディングを行うメリットは何か、情報が少なく分かりづらいですよね。
そこで海外取引所で仮想通貨レンディングとは何か、メリット、オススメの取引所から始め方まで詳しく解説していきます。
この記事を読めば、海外取引所で仮想通貨レンディングができるオススメの取引所が分かり、すぐに仮想通貨レンディングを海外取引所で始めることができます。
海外取引所で仮想通貨レンディングを簡単にまとめると
仮想通貨レンディングとは、保持している仮想通貨を貸し出して金利を得ることができるサービスです。
銀行にお金を預けると金利が付与される銀行預金に似たシステムとなっています。
仮想通貨レンディングは仮想通貨取引所で利用することができます。
あなたが持っている仮想通貨を取引所に預けることで、期間に応じて利子を受け取ることができる非常にお得なサービスです。
取引所に預けるだけで資金を増やすことができるため非常に注目されています。
仮想通貨レンディングの仕組み
取引所は仮想通貨を貸し借りする人の間に入る立場であると言えます。
国内の取引所は貸し借りする場合が一般的にですが、海外では取引所を仲介せず、仮想通貨を貸し借りする人が直接レンディングを行う場合もあります。
仮想通貨レンディングを海外取引所で行うメリット
海外取引所は国内取引所よりも金利が高い場合が多いです。
国内取引所のGMOコインやコインチェックの金利は2%~5%ですが、海外取引所のphoenix Lendingの金利は24%、Binanceの金利は最大20%と圧倒的に海外取引所の方が金利が高くなっています。
金利が高いと貸し手の受け取る利益が増えるため国内取引所よりも海外取引所の方がお得です。
海外取引所は国内取引所よりもレンディングできる仮想通貨を多く取り扱っています。
国内取引所であるGMOコインのレンディングできる仮想通貨は5種類、Coincheckは12種類になっていますが、海外取引所であるBitfinexのレンディングできる仮想通貨は36種類とかなり違います。
取扱通貨が多い海外取引所を利用すると多くの種類の仮想通貨をレンディングできるので利益を増やすことに期待できます。
海外の仮想通貨レンディングは国内取引所と違って取引所を仲介せずに直接投資家に仮想通貨を貸し出して金利を受け取ることができる取引所があります。
借り手側が自由に金利を設定して貸し手側が条件に同意するスタイルになっています。
また、Binance(バイナンス)が2019年に期間限定で仮想通貨レンディングを行うなど海外取引所の仮想通貨レンディングサービスは増加傾向です。
自由に金利が設定できる海外取引所の仮想通貨レンディングは増加しているため将来期待することができます。
オススメの海外取引所3選
Bitfinexのおすすめポイント
2020年11月現在、Bitfinex(ビットフィネックス)は400ある取引所の中で20番目に取引高が多い世界最大規模の海外仮想通貨取引所となっています。
Bitfinexは米ドルやユーロなどの法定通貨や36種類もの仮想通貨をレンディングすることで利益を上げることに期待できます。
ユーザーの資産をオフラインで管理するコールドウォレットを利用しているため、ハッキングされる心配なく安心して仮想通貨を保管したい方におすすめの取引所となっています。
高機能チャートであるTradeing Viewが搭載されているため、使いやすい上にストレスなく仮想通貨を取引することができます。
POLONIEXのおすすめポイント
POLONIEX(ポロニエックス)はアメリカで設立された世界最大級の海外仮想通貨取引所です。
日本の銀行預金は年に0.01%の金利を受け取ることができますが、POLONIEXの仮想通貨レンディングはたったの2日間の貸し出しで0.0001%〜0.2%の金利を受け取ることができるため非常にお得です。
POLONIEXの入金手数料は無料に加えて、取引手数料は過去の30日間の取引量によって決まるため仮想通貨に多くの資金を投資できる方におすすめの取引所です。
資金以上の損失が出てしまった場合、資金を下回った分だけPOLONIEXが補填してくれるゼロカット方式があるため借金の心配なく安心して取引することができます。
Binanceのおすすめポイント
Binance(バイナンス)は世界の中で取引高と登録者数が世界1位を誇る圧倒的人気の海外仮想通貨取引所です。
Binanceは2019年8月29日から9月11日までの14日間、期間限定で仮想通貨レンディングのサービスを提供しました。
仮想通貨レンディングができる期間中、最大の金利はBNBの15%と高い金利であったため、非常にお得です。
海外取引所で仮想通貨レンディングサービスは増加傾向になっているためBinanceが仮想通貨レンディングサービスを再び提供することに期待できます。
それでは、海外取引所で仮想通貨レンディングを始めていきましょう!
今回はBitfinex(ビットフィネックス)のレンディングサービスを例に説明していきます。
【レンディングの始め方】
1.まずは下のボタンからBitfinex(ビットフィネックス)の公式サイトへ移りましょう。
2.Bitfinexにログインした後、「Funding」の欄にある「Lending Pro」をクリックします。
3.このような画面が現れるので左側が注文画面になります。
4.貸し出す仮想通貨を選択して、レート、量、日数を入力します。
全て入力したことを確認したら赤色の「Offer」ボタンをクリックします。「Bid」は借入になりますのでご注意ください。
これでBitfinexの仮想通貨レンディングが完了となります。
海外取引所で仮想通貨レンディングをする注意する点
海外取引所の中には国内取引所と違って取引所を仲介せずに仮想通貨レンディングサービスを利用できる取引所があります。
取引所が仲介しないため資金を貸したらそのまま持ち逃げされるリスクがあります。
持ち逃げされるリスクをとりたくなければ、取引所が仮想通貨レンディングを仲介する安全性の高い海外取引所を利用することをおすすめします。
仮想通貨レンディングを利用すると取引所が破綻して預けた仮想通貨が返ってこない危険性があります。
2019年5月には海外仮想通貨取引所のPOLONIEXの仮想通貨レンディングが資産状況の悪化により破綻しました。
ユーザーに金利が払えなくなり、仮想通貨レンディング利用者の貸出資産を16.202%減少することで無理やり問題を解決しました。
そのため、一部の資産をレンディングに利用するなどリスクを少なくすることがおすすめです。
仮想通貨を貸した直後と貸し出し期間が終わった後では仮想通貨の価格が変動します。
仮想通貨レンディングを利用してるユーザーは仮想通貨を貸し出している間、仮想通貨を売買できないため価格が変動して損するリスクを負うことになります。
そのため、仮想通貨レンディンサービスを利用する際は仮想通貨の価格変動を考慮する必要があります。
国内取引所と海外取引所の仮想通貨レンディングの違いは金利の高さと取引所を仲介しなくてもいい場合があることです。
海外取引所は国内取引所よりも金利が高く、仮想通貨を貸し出す側にとってより多くの利益を受け取ることができるためお得です。
国内取引所と違って海外取引所は取引所を介さず仮想通貨レンディングサービスを利用することができる場合があり、金利を自由に設定することができます。
できません。仮想通貨レンディングを利用すると貸した仮想通貨と同じ通貨が返却されます。
仮想通貨を貸した後も価格変動の影響を受けるため仮想通貨の貸し出す期間を考慮する必要があります。
貸していた仮想通貨が返却されて利子が発生したとき税金がかかります。
仮想通貨で発生した利益は総合課税の雑所得に分類され、20万円以上の利益を出した場合課税対象に入り、所得が大きければ大きいほど税金の額も大きくなる累進課税となります。
下の表が所得税率の表となります。
所得 | 所得税率 | 控除額 |
---|---|---|
195万円以下 | 5% | 0円 |
195万円を超え330万円以下 | 10% | 9万7500円 |
330万円を超え695万円以下 | 20% | 42万7500円 |
695万円を超え900万円以下 | 23% | 63万6000円 |
900万円を超え1800万円以下 | 33% | 153万6000円 |
1800万円を超え4000万円以下 | 40% | 279万6000円 |
4000万円を超える | 45% | 479万6000円 |
海外取引所で仮想通貨レンディングのまとめ
海外取引所で仮想通貨レンディングをすると金利が高く、国内取引所よりも多くの利益を受け取ることができます。
海外の仮想通貨レンディングは取引所を介さず直接行うことができる場合があるため、自由に金利を設定することができます。
ユーロや米ドルの法定通貨や36種類もの仮想通貨をレンディングできるBitfinexはユーザーの資産をオフラインで管理するコールドウォレットで保管しているため、ハッキングされる心配なく安心して取引所を利用することができます。