2026年6月2日のメタプラネット(3350)は、株価は前場引けにかけて急落しました。前日比24円安の271円(-8.13%)まで下げ、前日6月1日の小反発(+1.37%、295円終値)から一転して大きく売られています。背景にあるのは、ストラテジーが2022年12月以来となるビットコイン売却に踏み切ったとの報道です。
これを受けてビットコインは7週間ぶり安値となる7万1000ドル台まで下落し、ビットコイントレジャリー銘柄であるメタプラネットも連れ安となりました。BTCの下げ幅(-2.73%)を上回る形で株価が増幅して下落した点が、本日の特徴です。
ビットコイン、7万1000ドル台まで下落|ストラテジー社、BTC売却報道で7週間ぶり安値
当日の値動き

前日6月1日は始値294円、高値300円、安値289円、終値295円と小幅に続伸し、節目の300円を回復する場面もみられました。
しかし6月2日は寄り付き285円とギャップダウンして始まり、いったん297円まで戻したものの戻り売りに押され、その後は下値模索の展開となりました。前場安値は271円で、そのまま安値圏で前場を終えています。前場の出来高は約1757万株と商いは膨らんでおり、戻り局面での売り圧力の強さがうかがえます。
メタプラネット(3350)テクニカル分析

メタプラネット(3350)日足チャート
日足は5月以降の下落トレンドが継続しており、株価は主要な移動平均線を下回って推移しています。直近では5月27日に年初来安値264円を付けており、本日の271円はこの水準に接近する弱い形状です。
MACDも明確な好転シグナルは出ておらず、戻りの鈍さが目立ちます。当面は年初来安値264円を維持できるかが、下値の節目として意識されるとみられます。

メタプラネット(3350)1時間足チャート
1時間足では、寄り付き後に付けた297円が短期的なレジスタンスとして意識されています。戻り高値を切り下げながら下落しており、短期的には前場安値の271円がサポートとなるかが焦点です。271円を明確に割り込む場合は、年初来安値264円までの調整余地が広がる可能性があります。
メタプラネットのビットコイン損益とmNAV
メタプラネットのBTC保有量は4万177BTC、取得総額は6234億円、平均取得単価は1551万5602円です。本記事執筆時点のBitcoin NAV(純資産価値)は4531億円で、未実現損益はマイナス1703億円(-27.3%)と評価損を抱えた状態が続いています。
市場評価を示すEV mNAVは0.90倍と、企業価値がBTC NAVを下回るディスカウント状態にあります。1株あたりNAV(希薄化前)は353.99円で、株価271円はNAV比で約2割超下回る水準です。時価総額は3469億円、企業価値(EV)は4084億円となっています。
今後の株価の焦点
下値メドとしては、前場安値271円、続いて年初来安値264円が当面のサポートとして意識されます。上値は本日戻り高値の297円、さらに節目の300円が当面のレジスタンスとなります。
今後は、ストラテジーのBTC売却報道がビットコイン相場に与える波及と、それに連動するトレジャリー銘柄全体のセンチメント動向が最大の焦点です。加えて、NAVを下回る割安圏が修正されるか、自己株式取得などの需給材料が下支えとなるかも注目されます。
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