クリプト分析会社Messariのレポートでは、2022年上半期に1199件の資金調達ラウンドから303億ドル(約4463億円)の資金が調達されたと指摘している。

仮想通貨業界は上半期に303億ドルを調達

クリプト分析会社MessariDove Metricsが火曜日に発表したレポートでは、集中型金融(CeFi)、分散型金融(DeFi)、ノンファンジブルトークン(NFT)、インフラで調達した303億ドル(約4463億円)は、2022年上半期に1199件の資金調達ラウンドを通して達成されたというデータが出ている。

半年間の資金調達総額は、2021年全体の1313ラウンドで調達した302億ドル(約4329億円)をすでに上回っている

資金調達総額の3分の1以上がCeFiセクターに投入され、102億ドル(約13621億円)の資金調達が行われた。

また、インフラやNFTセクターも投資額が多かった。

しかし、DeFiの投資は期間中18億ドル(約2403億円)の資金調達にとどまり、後塵を拝しているようだ。

CeFiへの投資のほとんどは仮想通貨取引所を対象としたもので、合計で32億ドル(約4273億円)の資金を調達した。

決済サービス、マーケットメーカー、貯蓄/銀行口座ビジネスは、ほぼ同率で2位となった。

半期で86億ドル(約11484億円)の資金を調達したWeb3NFTセクターでは、ゲーム関連のNFTが投資の大半を占め、他のNFT分野の4倍以上の資金を調達している。

現在人気のあるNFTベースの仮想通貨ゲームには、Axie InfinityAavegotchiCryptoKittiesGalaxy Fight ClubGods Unchainedなどがある。

仮想通貨に投資するヘッジファンドも増加

PWC6月に発表した最新のヘッジファンド・レポートによると、現在38%のヘッジファンドがデジタル資産に投資しており、2021年の21%から増加している。

PWCグローバル金融サービスリーダーのJohn Garvey氏は、仮想通貨はヘッジファンド・マネージャーが競合他社に優位に立つためにますます利用されるようになっていると述べている。

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