米商品先物取引委員会(CFTC)のマイケル・セリグ委員長は8月20日、議会でクラリティ法案が停滞した場合でも、既存権限を使って暗号資産(仮想通貨)市場のルール整備を進める方針を示しました。CFTCスタッフには、暗号資産市場向けの市場構造ルールの検討開始を指示しています。
セリグ委員長は同日のCFTCイノベーション諮問委員会の初会合で、「クラリティ法案が民主党の妨害で停滞し続けるなら、CFTCは既存の権限を活用し、暗号資産市場の制度づくりを始める」と述べました。あわせて、「そのために、当局の既存権限を用いて、暗号資産向けのCFTC市場構造を成文化する規則の検討を始めるようスタッフに指示した」と明言しました。
検討対象には、CFTCが暗号資産取引所を「暗号資産市場」として指定する枠組みや、レバレッジ取引または証拠金取引を提供できるルールが含まれます。
CFTCの今回の動きは、米議会での法整備の遅れが続いた場合でも、暗号資産市場の監督ルールを当局主導で組み立てる可能性を示した形です。発言の場が公式会合だったことで、委員長がスタッフへの実務的な検討指示を公に示したものと受け止められました。
参考元:Cftc
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