TONブロックチェーンのネイティブトークン「Toncoin(TON)」を「Gram(GRAM)」に改名する案が、コミュニティ投票で可決されました。賛成率は81.22%で、発効は2026年6月15日12時UTCです。変更されるのは名称、ティッカー、ロゴに限られ、保有残高やウォレットアドレス、各種資産の扱いは変わりません。
表示変更のみで、保有資産や取引内容はそのまま
今回の変更は、TONのネイティブトークン名を「Toncoin」から「Gram」に戻すものです。チェーン名は引き続き「The Open Network」のままで、ブロックチェーン自体が別物になるわけではありません。
実務上の影響も限定的です。公式はこれを「表示レイヤーの変更」と位置づけており、トークンスワップや移行、償還の手続きは存在しないと明示しました。
そのため、ユーザーのトークン残高、コントラクト、アドレス、NFT、Jetton、ステーキング、DeFiポジションは一切変更されません。ウォレットやブロックエクスプローラー、取引所の画面上で、名称やティッカーの表示が順次「GRAM」に切り替わる形になります。
取引インフラ側では、ウォレット、ブラウザ、取引所が6月15日ごろからフロントエンド表示や取引ペア表記の更新を進め、6月22日までに整合させる必要があります。ユーザー側で資産を動かして対応する性質のものではなく、表示名の統一作業が中心です。
元の名称に戻す判断と、便乗詐欺への警戒
「Gram」という名称は、Telegramが初期に示したホワイトペーパーで使われていた呼称です。今回の改名は、その元の名称を復活させる位置づけになります。
名称変更が表面的なリブランドにとどまるため、注意点も明確です。公式は、「GRAMを請求する」「TONを移行する」といった案内はすべて詐欺だと警告しています。正規の交換手続きや申請フォームは存在せず、外部サイトやメッセージで移行を促された場合は不審なものとして扱う必要があります。
名称変更の局面では、見た目の変化に便乗して偽サイトや偽サポートが出回りやすい傾向があります。今回は残高もアドレスも変わらないため、資産を別の場所へ送る理由自体がありません。
参考元:panewslab
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