2026年5月19日、メタプラネット(3350)は前場引け時点で前日比6円高(+1.97%)の310円で推移しています。
前日5月18日に約7%急落したことの反動から、寄り付き後は売り一巡感が広がり、押し目買いが優勢となりました。ビットコイン(BTC)が依然7万6000ドル台で軟調に推移するなか、株価は地政学リスクを織り込み済みとの見方からBTCに先行して自律反発する形となっています。
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当日の値動き

5月19日の前場は、寄り付きで前日終値と同水準の305円で始まり、直後の9時に当日安値304円を付ける軟調なスタートとなりました。その後は売り一巡となり、10時35分には当日高値316円まで戻し、戻り高値圏で利益確定売りをこなしながら11時30分時点で310円を維持しています。
前場の出来高は1217万4600株とスタンダード市場でも上位の商いとなっており、前日急落で投げ売りした個人投資家の損失確定売りと、押し目買いが交錯したことがうかがえます。
メタプラネット(3350)テクニカル分析

メタプラネット(3350)日足チャート
日足チャートでは、5月中旬以降に下落基調が強まり、5月18日に大陰線で前日比約7%安と急落しました。短期移動平均線(5日線・25日線)を相次いで下抜けており、トレンドは依然として下向きですが、本日の安値304円は前日のローソク足の安値圏を維持しており、短期的な下値支持線として意識されます。
MACDはマイナス圏でゼロライン乖離が拡大しており売られすぎを示唆しますが、本格的な反発にはシグナル線の上抜けと出来高を伴った大陽線の出現が必要とみられます。

メタプラネット(3350)1時間足チャート
1時間足では、寄り付き直後の304円を当日の起点とし、ダブルボトム的な形状を形成しながら緩やかに切り上がる展開となっています。
前場の高値316円を付けた後は短期移動平均線の上で推移しており、短期的には304円が下値サポート、316円が上値レジスタンスとして機能しています。RSIは中立圏に戻りつつあり、後場以降に316円を出来高を伴って明確に上抜けることができれば、320円台への戻りを試す展開が期待されます。
メタプラネットのビットコイン損益とmNAV
メタプラネットのBTC保有量は4万177BTC、平均取得単価は約9万7593ドル(約1551万円、1ドル=158.80円換算、以下同)、取得コスト総額は約39億2000万ドル(約6234億円)です。本記事執筆時点のBTC価格は約7万6700ドル(約1219万円)で推移しており、Metaplanet AnalyticsのBTC NAVは4896億円、未実現損益は約-1338億円(約-8億4300万ドル)とディスカウント圏での推移が続いています。
mNAV倍率は0.94倍で、時価総額3994億円・企業価値(EV)4610億円に対しBTC NAV4896億円が上回る、純資産価値割れの構造的な割安状態は解消していません。
今後の株価の焦点
短期的には、本日安値の304円が直近の下値サポートラインとして機能するかが焦点となります。上値については、当日高値316円および日足ベースの25日移動平均線が並ぶ320円台が当面のレジスタンスとして意識されます。
BTC価格が7万6000ドル台で踏ん張れるかどうか、米国の金利動向や中東地政学リスクの推移、ならびに同社の追加BTC取得や資金調達に関する開示動向が、当面の株価方向性を左右する材料として注目されます。
