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ソラナの新コンセンサス「Alpenglow」がテスト開始|取引確定が12秒から150ミリ秒へ

2026年5月12日 19:16  5月12日 19:17  Arai Yu

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Solanaのコア開発を担うAnzaは5月11日夜、次世代コンセンサス改訂「Alpenglow」をコミュニティテストクラスタで稼働させました。既存のProof-of-HistoryやTowerBFTの主要部分を置き換える大規模な設計変更で、取引の最終確定までに要する時間は12.8秒から100〜150ミリ秒水準への短縮を目指しています。主ネット投入前に、実際のバリデーター基盤で動作検証する段階に入ったことで、Solanaの高速化が実装フェーズへ進みました。

Anzaは日本時間5月11日22時16分ごろ、Alpenglowがコミュニティテストクラスタで稼働したと公表しました。バリデーターは「Alpenswitch」を通じて移行テストに参加でき、専用のライブダッシュボードでも稼働状況を確認できます。

Solanaにとって今回の変更は、単なる性能改善ではありません。ネットワークの合意形成そのものを組み替える内容で、Anzaも「Solana史上最大のコンセンサス変更」と位置付けています。

取引確定をほぼリアルタイムに近づける仕組み

Alpenglowは、Solanaの中核だったProof-of-History(PoH)とTowerBFT、さらにProof-of-Stakeの一部設計を見直す新しいフレームワークです。2025年夏に公開された提案「SIMD-0326」では、既存の合意形成を置き換える大規模改訂として示されていました。

中核になるのは「Votor」と呼ばれる投票プロトコルです。これはバリデーター間の投票経路を軽量化し、より直接的に合意を形成する設計で、最終性を数秒単位からほぼリアルタイムに近い水準まで縮める狙いがあります。提案文書では100〜150ミリ秒の最終性を目標に掲げ、悪意ある、あるいは応答しないバリデーターが20%存在しても耐えられる設計としています。

データ伝播を担う「Rotor」もAlpenglowの構成要素に含まれますが、こちらは後段での導入が想定されています。今回のテストでまず前面に出ているのは、合意形成の速度を左右するVotor側です。

コミュニティ側の初期報告では、テストクラスタ上で150ミリ秒前後のファイナリティーが確認された例も出ています。主ネットでの目標値とされる150ミリ秒には近い水準で、従来の12.8秒と比べれば桁違いに短い水準です。分散型取引所や決済、オンチェーンゲームのように応答速度が体験を左右する用途では、処理完了を待つ感覚が大きく変わる可能性があります。

参考元:CoinDesk
画像:shutterstock

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