メタプラネット(3350)は5月11日の東京市場で、寄り付き高値366円から後場にかけて値を消す失速展開となりました。
週末にビットコイン(BTC)が8万ドル割れ寸前から8万2000ドルまで反発したことを受け、前週金曜の急落からの自律反発期待で買いが先行したものの、トランプ米大統領がイラン側の和平回答を「完全に受け入れられない」と拒否したことが伝わると、暗号資産市場が一斉に巻き戻され、当社株も上昇分を吐き出しました。
BTC・ETH・XRP下落|トランプ氏のイラン回答拒否で仮想通貨市場は乱高下
366円までの戻り高値から失速、再び344円ラインを意識

寄り付きは前週金曜終値344円を上回る水準でスタートし、BTC$82,164台の戻りを背景に前場中盤には366円まで上伸しました。
寄り付き直後は売買高も急増し、自律反発を取りに行く短期資金の動きが鮮明でしたが、後場入り直後にトランプ氏の対イラン強硬発言が伝わるとBTCは8万ドル付近まで反落、当社株も連動して上げ幅を縮小しました。
戻り高値の366円は前週金曜の窓を埋めきれないまま戻り売りに押される形となり、安値ゾーンの344円付近が再び意識される展開です。
メタプラネット テクニカル分析

メタプラネット(3350)日足チャート
日足では5月8日の大陰線で5日線・25日線を下抜けし、本日の戻り高値366円は25日線が控えるレジスタンス帯と一致しています。
MACDはシグナル線下方で推移しヒストグラムのマイナス幅も縮まっておらず、本格的な反転には至っていないとみられます。

メタプラネット(3350)1時間足チャート
寄り付き直後にボリンジャーバンド+2σにタッチした後、長い上ヒゲをつけて反落する典型的な失速パターンが出現しました。短期サポートは350円、これを割り込むと344円までの調整余地が意識されます。
メタプラネットのビットコイン損益とmNAV
メタプラネットのBTC保有量は4万177BTC、平均取得単価は約9万7593ドル、取得コスト総額は約6076億円です。1BTCあたり約263万円の含み損、評価額ベースでは約620億円前後のマイナスとなります。
BTC NAVに対するmNAV倍率は0.88となっておりディスカウントの恒常化が見直し買いの判断材料として焦点となります。
中東情勢の再燃でリスクオフ巻き戻し、344円維持が当面の焦点
短期下値は金曜安値344円、続いて心理的節目の340円が一次サポートとなります。上値は本日高値366円が戻り高値として機能しやすく、明確な上抜けには地合い好転とBTCの8万2000ドル台定着が条件となります。
当面はトランプ政権とイランの交渉動向、BTC現物ETFの資金フロー、ならびに同社「555ミリオンプラン」の進捗開示が需給を動かす要因として注目されます。
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