米資産運用会社VanEckが、ビットコイン(BTC)の年末予測を従来の90,000ドルから180,000ドルに倍増しました。
この大胆な見通しは、ETFへの資金流入、機関投資家の動き、そしてオプション市場における極めて強気なポジショニングに支えられています。
仮想通貨市場におけるセンチメントは今、明確に“強気”へと傾いています。
VanEckの最新レポート:なぜ18万ドルに上方修正?
VanEckが8月中旬に発表したレポート「VanEck’s Digital Assets Research」によれば、同社はビットコインが2025年末までに180,000ドルに到達すると予測を改めました。
これは、同社が以前掲げていた90,000ドルの目標からちょうど2倍の上方修正となります。
根拠とされる要因として
- ビットコイン現物ETFへの機関資金流入の加速(特にBlackRock、Fidelityなど)
- デジタル資産財庫(DATs)の構築が上場企業の財務戦略として急増
- 米国経済のインフレヘッジ資産としての需要回復
- オンチェーン分析によるホルダーの長期化と供給圧力の低下
VanEckのレポートでは、「現在の流動性状況、金利環境、米国のマクロ経済の不確実性を考慮すると、ビットコインは避難資産としての立場を再確立する可能性が高い」と述べられています。
画像をクリックするとVanEckの公式HPへ移動します。

オプション市場の動きが強気予測を後押し
オプション市場でも、ビットコインに対する投資家の心理は非常に強気です。
- コール/プット比率は3.2倍:これは「買い」方向への賭けが圧倒的に多いことを示しており、2024年6月以来の水準になっています。
- コールプレミアムは30日間で+37%上昇:強気ポジションへの需要が明確に高まっている証拠です。
- 最も人気のあるオプションストライク価格は「$100,000」以上です。
このようなデリバティブ市場の動向は、スポット市場の価格変動を先取りする傾向があるため、短中期の値動きに大きな影響を与える可能性があります。
ETF市場の資金流入状況
VanEckを含む複数のスポットETFにおいて、直近で以下のようなデータが確認されています。
| ETF名 | 直近30日純流入額 | 総運用資産(AUM) |
|---|---|---|
| BlackRock iShares Bitcoin Trust | $24億 | $72億 |
| Fidelity Wise Origin BTC ETF | $17億 | $55億 |
| VanEck Bitcoin Trust | $6.5億 | $19億 |
ETF経由での資金流入は、ボラティリティを抑えつつも長期的な底上げ圧力として作用しており、特に機関投資家が主な買い手である点が注目されています。
リスク要素と今後の注目点
もちろん、すべてがバラ色ではありません。VanEckレポートでも以下のリスクに言及されています。
- 金融政策(FRBの金利動向)が大きく転換した場合の資金フロー変化
- 地政学的リスク(特に米中関係や選挙)
- マクロ経済指標の悪化がリスク資産全体に波及する可能性
それでも、強気センチメントの背景には明確な資金の動きとオンチェーンのデータがあり、短期的な押し目があっても、投資家の買い意欲は強く維持されると予想されています。
まとめ:18万ドルは現実味があるのか?
VanEckの「18万ドル」という予測は、一見すると強気すぎる数字に見えます。
しかし、ビットコインの過去のサイクルを振り返ると、半減期後の18〜24ヶ月で価格が2.5〜3倍に急騰するケースが多く見られます。
2024年4月の半減期を考慮すると、現在(2025年8月)はまさにそのブレイクアウト局面です。
また、ETF市場の拡大、機関投資家の積極参入、米ドルの信用不安という複合的な要因が今回の強気相場を支えています。
個人的には、18万ドルは“夢物語”ではなく、十分に視野に入る水準であると見ています。
ただし、そこに到達するまでには複数の調整局面がある可能性も高いため、ポジション管理と利確戦略は慎重に設計すべきでしょう。
仮想通貨BTCは以下の取引所で購入できます!
bitbankの登録はこちらから
