インドの財務大臣は、インド中銀が仮想通貨を禁止すべきだという考えを持っていることを明らかにした。

インド政府と規制当局はかねてより仮想通貨に対して警戒心を強めている。

仮想通貨の規制・禁止には国際的な協力が必要

ニルマラ・シタラマン印財務大臣はインドの下院議会にあたるローク・カバーで、仮想通貨規制に関するいくつかの見解を明らかにした。

下院議員がシタラマン財務大臣に対し、インド準備銀行(RBI)が仮想通貨を規制するための適切な法律の策定を提言しているのか、あるいは政府がインドにおける仮想通貨の使用を制限する法律の立法を計画しているのかについて質問すると、同氏は以下のように回答。

インドの通貨・財政的な安定性を損なう仮想通貨の影響に対する懸念を考慮し、RBIはこの領域に関する法律の策定を提言している。

RBIは仮想通貨を禁止すべきだという見解を持っている。

シタラマン財務大臣は、「仮想通貨は本質的にボーダーレスだ」として、規制の実現には国際的な協力が不可欠であるとの考えを明かした。

したがって、規制もしくは禁止するための法律は、リスクと利益の評価及び共通の分類法と基準の発展に関する大きな国際協力の後にのみ、有効になり得る。

インドは仮想通貨に強い警戒心

シタラマン財務大臣は先週インドネシアで行われたシンポジウムにおいても仮想通貨規制について言及し、G20諸国に対して仮想通貨を規制の枠組みに組み入れるよう求めている。

また、RBIのシャクティカンタ・ダス総裁は最近発表したレポートの中で、仮想通貨は「明らかに危険」で裏付けのない投機的なものだとして、仮想通貨に対する警戒心をあらわにしている

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