13日、ダウ工業株30種平均は小幅に続落し、前日比0.53ドル安の3万4377.81ドルで取引を終えています。
序盤は売りが先行し、ダウ平均は一時263ドル安まで下げ幅を拡大する動きがみられました。それでも、米長期金利が低下し、相対的に割高感が薄れたIT銘柄に買いが入ったことで、下値は限られる形となりました。
本日のトピックとしては大きく2つ
1.JPモルガンが第3四半期決算発表
2.FRBがFOMCの議事要旨を公表
13日、米JPモルガンが第3四半期の決算発表を行いました。同社は、前年同期比で利益24%増を記録。新型コロナウイルス感染拡大やサプライチェーン混乱への懸念にもかかわらず、大方の予想を超える伸びとなっています。
第3四半期は、引当金戻し入れ(=21億ドル)が好決算の追い風に。また、M&A手数料も約3倍に増加しました。
その他、ウェルスマネジメント部門の純収入は21%増、投資銀行部門の収入は45%増と、各部門で堅調な結果となっています。
純利益は117億ドルで前年同期の94億ドルから増加したものの、トレーディング事業が低調で前年同期から減少。決算クリアも、発表直後の株価は下落を記録しました。
13日、FRB(米証券取引委員会)が、9/21-9/22のFOMC(連邦公開市場委員会)の議事要旨を公表しました。
「早ければ11月半ばにもテーパリングに着手する」ことで合意されていたことが明らかになり、次回会合(11/2-11/3)で決定されれば、「11月半ば若しくは12月半ばには着手する」ようです。テーパリング完了時期については、「景気回復が引き続きおおむね順調であれば、来年半ばあたりに完了させることが適切な時期となる可能性が高い」としています。
また、9月の米消費者物価指数(CPI)も発表され、前同月比で5.4%上昇していたことが分かりました。サプライのボトルネックと生産混乱により、想定よりもインフレが長期化する恐れがあるとの見方が示されています。
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著者: CoinPartner 編集部 kenta