JPMorganは10月19日、USD預金を表すトークン「JPM Coin(JPMD)」をイーサリアムで機関投資家向けに利用可能にした。暗号資産(仮想通貨)市場では、米最大手銀行の預金トークンが公開ブロックチェーン上で使われる事例として位置付けられる。
JPMDはJPMorganの銀行預金のデジタル表現で、イーサリアム仮想マシンに対応したウォレット間で近即時のP2P送金ができる。送金と決済は24時間365日利用でき、従来は営業時間内に限られ数日かかる場合があった資金移動を秒単位に短縮する。
利用対象はJPMorganの機関投資家クライアントに限られる。小売顧客向けではなく、規制遵守と本人確認に対応した銀行発行トークンとして提供する。
テスト取引にはB2C2、コインベース、マスターカードが参加した。提供はJPMorganのブロックチェーン事業部門「Kinexys by J.P. Morgan」が担う。
同社は2025年にコインベースのBase上でJPMDの提供を始めており、今回はイーサリアムへの展開となる。J.P. Morganの公式説明では、機関投資家が「イーサリアム仮想マシン互換ウォレット間で、ほぼリアルタイムのP2P送金を利用できる」としている。
画像:Shutterstock
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