「Basis Pro(ベーシス)の利回りは高いけれど、本当に出金できるのか」。預ける前に、多くの人が気になる点です。
筆者は実際にBasis ProでBTCをステーキングし、Basis ProからBTCを自分のウォレットへ出金しました。申請からおよそ10〜15分で、ウォレットに着金しています。
この記事では、出金にかかった時間と手数料、実際の利回り、出金の手順を運用画面つきで紹介します。出金できないときに確認する点と、預ける前に知っておきたいリスクもまとめました。
Basis Proは海外の事業者が運営し、日本の金融庁には登録していません。利回りは市況で変わり、保証もされません。
※本記事は特定の暗号資産への投資を勧誘するものではありません。
この記事の要点
- 報酬をBTCに替えて出金し、申請から約10〜15分で着金した
- 画面の日次報酬率0.11%は、単利で年率に直すと約40%(筆者計算)。固定ではなく毎日変わる
- BTCの出金は0.0002 BTC以上から。受け取り→スワップ→出金の3段階で進める
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Basis Proの利回りはどれくらい?|実際の運用画面で公開

はじめに、筆者の運用画面から利回りを見ていきます。

実際に、600ドルのBTCを約1か月ステーキングしました。
Stake画面には、DRR(Daily Reward Rate=日次の報酬率)が表示されます。筆者の画面では、stBTCのDRRは0.11%でした。
実際にいくら報酬がたまったの?

約1ヶ月で累計で約62ドル(0.00080659 stBTC)の報酬を獲得しました。
stBTC Rewardsが0.00080659 stBTCと表示されています。
ポイント|日次0.11%は単利で年率約40%
- 0.11%×365日=約40.15%(APR=複利を含まない年率。筆者計算)
- DRRが同じ水準で続いた場合、毎週の再ステークで年率はこれより高くなる計算
*公式ドキュメントでは、APRを複利を含まない年率、APYを複利を含む年率として区別しています。DRRは推定値で、保証された利率ではありません。
中の人報酬はドルではなく、預けたBTCと同じ「枚数」でたまっていきます。
Basis Proの報酬が生まれる仕組みや使い方を解説。利回りが変動する理由、「怪しい」と言われる点、利用前に確認したいリスクも紹介します。
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Basis Proは本当に出金できる?|BTCを出金して確かめた結果

結論から言うと、筆者はBasis ProからBTCを出金し、自分のウォレットで受け取れました。検証の条件と結果を順に見ていきます。
どんな条件で検証したの?

検証には、筆者がBTCを運用しているBasis Proのアカウントを使いました。最初の14日間は報酬が上乗せされるReward Booster(報酬ブースター)を利用し、その後固定期間のない通常のステーキングで運用しています。2026年9月24日時点の運用残高は、約0.0096 stBTCです。
同日、0.00065788 BTCをBitcoinネットワーク経由で、筆者が管理する外部のBTCウォレットへ出金しました。
出金にかかった時間と手数料は?
申請直後の状態はPending(処理待ち)で、しばらくするとProcessing(処理中)に変わり、トランザクションIDが発行されました。ウォレットに届いたのは、申請からおよそ10〜15分後です。
| 着金までの時間 | 約10〜15分(公式の目安は10〜60分) |
|---|---|
| 出金手数料 | 0.05%(今回は0.00000033 BTC) |
| 受け取った数量 | 0.00065749 BTC |
| 出金前に必要な操作 | 報酬の受け取り(CLAIM)とBTCへのスワップ |
※画面上の受取数量は、出金手数料に加えてネットワーク手数料などが差し引かれた数量です。
BTCは送金の承認に時間がかかる通貨です。そのなかでも、目安の下限に近い時間で届きました。
注意したいのは最低出金額です。最低出金額の0.0002 BTC以上ないと出金できないので注意しましょう。
中の人報酬が少ないうちは、最低出金額に届くまで待つ必要があるんですね。
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Basis Proから出金する手順|報酬の受け取りからウォレット着金まで

報酬を外部ウォレットへ出金するまでの流れは、5ステップです。BTCを例に、筆者が実際に操作した画面で紹介します。
CLAIMで報酬を受け取る

Stake画面の右側にある「Claimable(受け取り可能な報酬)」を確認し、「CLAIM」を押します。受け取りはいつでもできます。ただし最低額があり、stBTCの場合は0.00001 BTC以上です。

受け取った報酬は、stBTCのままStaking Wallet(ステーキング用の財布)に入ります。元本はステークされたままです。
stBTCをBTCにスワップする

出金できるのは、BTCなどの元の暗号資産だけです。stBTCのままでは出金できないため、先にBTCへ交換します。Assets画面の「Balance」タブで、BTCの行の「Swap」を押します。

交換元(FROM)にstBTC、交換先(TO)にBTCが入っていることを確認します。逆になっている場合は、中央の矢印で入れ替えます。数量を入れて「Swap Assets」を押します。
交換は1 stBTC=1 BTCで、手数料は0.01%です。

交換したBTCは、Funding Wallet(入出金用の財布)に入ります。ここにあるBTCが出金の対象です。
Withdrawを押してメール認証する

BTCの行の「Withdraw」を押すと、「Verification Required(認証が必要)」の画面が出ます。登録したメールアドレスに届いた6桁のコードを入力し、「VERIFY & CONTINUE」を押します。
コードの有効期限は10分で、入力できるのは3回までです。メールを開いたら、すぐに入力しましょう。
送金先のアドレスと金額を入力する

「DESTINATION ADDRESS」に、受け取るウォレットのBTCアドレスを貼り付けます。「AMOUNT」に出金額を入れるか、「MAX」で全額を指定します。
入力すると、手数料(0.05%)と実際に受け取る数量(Net Receive Amount)が表示されます。内容を確かめて「Confirm Withdrawal」を押します。
BTCの送金先には、Bitcoinネットワークのアドレスだけを指定します。ほかのネットワークのアドレスに送ると、資産を取り戻せなくなる場合があります。
申請状況を確認し、着金を待つ

「Request Submitted(申請を受け付けました)」と出れば、申請は完了です。「Done」で画面を閉じます。

申請の状況は、Assets画面の「Transactions」タブで確認できます。筆者の場合はPendingからProcessingに変わってTXIDが発行され、約10〜15分でウォレットに着金しました。
元本を引き出すには|アンステークと7日間の待機

ここまでの手順で出金できるのは、たまった報酬です。ステーク中の元本を引き出すには、アンステーク(ステーキングの解除)が必要です。
通常のステーキングなら、いつでも申請できる?

できます。固定期間を選ばない通常のステーキングは、いつでもアンステークを申請できます。
申請してから7日間の待機期間があり、その後に出金できるようになります。すぐに使う予定のある暗号資産は、預けないほうが安心です。
Reward Boosterでロック中はどうなる?

Reward Boosterで14日・30日・90日・180日の固定期間を選んだ場合は、期間が終わるまでアンステークできません。期間が終わったあとに申請し、そこから7日間の待機が始まります。
固定期間を選んだポジションのアンステークは、全額が対象です。一部だけを解除することはできません。ロック中に同じポジションへ追加でステークすると、ロック期間が最初から数え直される点にも気をつけましょう。
中の人報酬はいつでも出金、元本はアンステークから7日後。この2つは分けて覚えておくと迷いません。
Basis Proで出金できない時に確認すること

出金がうまくいかないときは、次の3点を確認します。いずれも筆者の操作や公式の仕様で確かめた点です。
最低出金額に届いていない|0.0002 BTC以上たまってから申請する

出金には資産ごとに最低額があります。BTCは0.0002 BTCです。最低出金額を確認しましょう。
| 資産 | 最低出金額 | 着金の目安 |
|---|---|---|
| BTC | 0.0002 BTC | 10〜60分 |
| ETH | 0.004 ETH | 1〜10分 |
| SOL | 0.1 SOL | 1〜10分 |
| PAXG | 0.002 PAXG | 1〜10分 |
stBTCのままでは出金できない|先にBTCへスワップする

出金の対象は、Funding WalletにあるBTCなどの元の暗号資産だけです。CLAIMで受け取った報酬はstBTCのままなので、スワップでBTCに替えてから出金します。
送金先のネットワークが違う|Bitcoinのアドレスだけに送る

BTCの出金はBitcoinネットワークだけに対応しています。ほかのネットワークのアドレスを入力しないよう、貼り付けたアドレスの先頭と末尾を確かめましょう。
Basis Pro(ベーシス)に関するよくある質問
利回りは毎日同じなの?
同じではありません。DRRは市況に合わせて毎日変わります。
報酬の原資には、取引所の間の価格差や先物の金利(ファンディングレート)を取る裁定取引などが含まれます。価格差や金利が小さくなればDRRも下がるため、ここで紹介した数字がこの先も続くとは限りません。
出金手数料はいくら?
0.05%です。BTC・ETH・SOL・PAXGのすべてで同じ料率で、別にネットワーク手数料がかかります。報酬をBTCに替えるスワップには、0.01%の手数料がかかります。
出金にはどれくらい時間がかかる?
BTCは公式の目安で10〜60分です。筆者の出金では約10〜15分で着金しました。ETH・SOL・PAXGの目安は1〜10分です。
メールの認証コードが届かない・期限が切れたときは?
コードの有効期限は10分で、入力できるのは3回までです。期限が切れたら、画面の「RESEND」から再送します。迷惑メールのフォルダに入っていないかも確認しましょう。
報酬は自動で再投資される?
されます。Auto Earn(オートアーン)がオンになっていると、受け取っていない報酬が毎週月曜の0時(UTC)に同じポジションへ再ステークされます。初期設定はオンで、オフにもできます。
ETHやSOLも同じ手順で出金できる?
できます。stETHやstSOLをETH・SOLにスワップし、対応するネットワークのアドレスへ出金します。最低出金額は資産ごとに異なります。
まとめ
筆者がBasis Proの報酬をBTCで出金したところ、申請から約10〜15分で自分のウォレットに着金しました。手数料は出金0.05%、スワップ0.01%で、出金には別にネットワーク手数料がかかります。
出金は、CLAIMで受け取る→BTCにスワップ→Withdrawの順に進めます。BTCは0.0002 BTC以上たまってから申請しましょう。
利回りは毎日変わります。余裕資金の範囲で運用し、たまった報酬はこまめに出金しておくと安心です。
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