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アーサー・ヘイズ氏、円高介入でビットコイン上昇を予測|FIMAレポ活用を想定

2026年8月12日 19:48  Arai Yu

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BitMEX共同創業者で投資会社Maelstrom CIOのアーサー・ヘイズ氏は8月11日、自身のブログ「Crypto Trader Digest」で公開した記事「Yen-quake」で、日米当局が円高誘導にFIMAレポを活用した場合、ドル流動性の増加がビットコインの上昇につながる可能性があるとの見方を示しました。

FIMAレポは、海外の中央銀行や通貨当局が保有する米国債を活用し、FRBから一時的にドル資金を調達できる制度です。米国債を市場で売却せずにドルを確保できるため、米国債市場への売り圧力を抑えられる特徴があります。

ヘイズ氏は、日本の財務省がFIMAを通じてドルを調達し、そのドルを売って円を買うことで円高を促すシナリオを想定しています。日本が保有する米国債を大量に売却する必要がないため、米国債市場への影響を抑えながら円買いを進められるとみています。

一方で、FIMAを通じたドル供給が拡大すれば、FRBのバランスシートも膨らみます。ヘイズ氏は、市場に供給されるドルが増えることでビットコインや金などに資金が向かいやすくなり、価格上昇の追い風になると予測しています。

同氏の試算では、日本政府が保有する米国債は約1兆1,430億ドル、GPIF分は約2,300億ドルで、合計約1兆3,730億ドルにのぼります。ただし、現在のFIMAには1カウンターパーティーあたり600億ドルの利用上限があり、ヘイズ氏が想定する規模で活用するには制度変更が必要です。現時点で実施が決まった政策ではなく、同氏が予測するシナリオとなります。

また、ヘイズ氏はEthenaのENAについても、ドル流動性の拡大でビットコイン市場が活発になり、現物と先物の価格差から得られる利回りが回復すれば、USDeへの資金流入が再び増える可能性があると指摘しました。ENAについては5〜10倍の上昇余地を見込んでいます。

なお、Maelstromはすでにビットコインに強気のポジションを取っており、今回の内容はヘイズ氏自身の投資判断を踏まえた市場予測として捉える必要があります。

参考元:Substack
画像:Shutterstock