CMEグループは6月8日、ナスダックと共同開発した『Nasdaq CME Crypto Index Futures』の取引を開始しました。ビットコインやイーサリアムを含む8銘柄の暗号資産(仮想通貨)バスケットに、単一の先物契約で連動できる金融決済型の商品です。規制市場で複数の主要暗号資産へまとめてエクスポージャーを取れる仕組みが加わり、暗号資産デリバティブ市場の選択肢が広がりました。
1本の先物で8銘柄に連動する仕組み
新たに始まった先物は、Nasdaq CME Crypto Settlement Price Indexに連動します。現物の暗号資産を受け渡すのではなく、満期時に差額を現金で精算する金融決済型です。
対象となるのは、BTC、ETH、BCH、SOL、XRP、ADA、LINK、XLMの8銘柄です。指数は時価総額加重で構成されており、ビットコインとイーサリアムが大きな比重を占める一方、それ以外の主要アルトコインも組み込まれています。
契約は標準サイズとマイクロサイズの2種類を用意しました。1本で複数銘柄に分散した値動きを取引できるため、個別銘柄ごとに先物を組み合わせるよりも、売買やリスク管理の設計を簡素化しやすい商品設計です。
CMEグループの暗号資産商品責任者ジョバンニ・ヴィシオソ氏は、取引開始にあたり、この商品を規制されたデジタル資産市場の拡大における大きな節目と位置付けました。ナスダック側も、デジタル資産の商品群を補完する重要なピースになったと説明しています。
足元では、暗号資産デリバティブ市場で規制された取引インフラを通じた商品拡充が続いています。今回の上場は、単一資産中心だった先物ラインアップに、バスケット型の指数商品が加わった事例として位置付けられます。
参考元:cmegroup公式
画像:shutterstock
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