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ビットコイン・イーサリアム・リップル下落|米利下げ観測の後退とドル高で仮想通貨は売り優勢

2026年6月10日 11:54  Arai Yu

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6月9日朝までは底堅く推移していた暗号資産市場でしたが、9日夜にかけて売りが加速し、3銘柄そろって下落しました。

強い米雇用統計を受けて2026年内の利下げ観測が後退し、ドル高が進んだことが、リスク資産から資金を抜く重しとして意識されました。10日未明に当日安値をつけたあとは、いずれも小幅な反発にとどまっています。

BTC、6万1000ドル台に再下落|買い戻し主導の反発は失速 、6万ドル攻防の試金石は今夜のCPI

ビットコイン、6万1000ドル割れまで再下落

ビットコインは9日早朝に6万4156ドルの高値をつけたものの、その後は終日じり安となり、9日夜から下げ足を速めました。10日未明にかけて一時6万892ドルまで売り込まれ、6万ドルの大台に接近しています。足元では6万1398ドル前後まで買い戻されたものの戻りは鈍く、6万ドル割れを回避できるかが当面の下値の節目として意識されています。

イーサリアム、1712ドルから1619ドルへ反落

イーサリアムも9日午前の1712ドルを高値に上値を切り下げ、ビットコインと同じく10日未明にかけて1619ドルまで下落しました。現在は1629ドル付近で推移しています。1600ドルが目先の下値支持として意識される一方、戻りの目安は1700ドル回復となります。

リップル、1.18ドルから1.12ドルへ下落

リップルは9日早朝に1.18ドルをつけたあと、地合いの悪化とともに下落し、10日未明には1.12ドルまで水準を切り下げました。足元も1.12ドル前後と安値圏でのもみ合いが続いており、3銘柄の中でも戻りの鈍さが目立ちます。

米利下げ観測の後退とドル高が流動性を圧迫

今回の下落の背景にあるのは、米国の金融政策をめぐる市場の見方の変化です。強い米雇用統計を受けて早期利下げの根拠が後退し、市場では2026年内に一度も利下げが行われない確率が約68.8%まで高まりました。

利下げによる流動性供給への期待が剥落したことが、暗号資産を含むリスク資産の重しとなっています。あわせて進んだドル高も、ドル建て資産であるビットコインなどには逆風として作用し、9日夜からの売りを増幅させる格好となりました。

焦点は今後の米物価指標とFRB高官の発言

今後は、利下げ観測の修正がどこまで進むかを見極めるうえで、米国の物価指標やFRB高官の発言が最大の焦点となります。

価格面では、ビットコインが6万ドルの大台を守れるか、イーサリアムは1600ドル、リップルは1.10ドルの下値支持を維持できるかが、当面の下げ止まりを判断する目安となります。

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