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メタプラネット、株価309円まで急落|優先株上場延期で資金調達計画に警戒感

2026年5月14日 16:23  Arai Yu

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2026年5月14日、メタプラネット(3350)の株価は前日比18円(5.50%)安の309円付近まで売り込まれる急落となりました。寄り付きは前日終値327円を13円下回る314円でスタートし、午前中には安値306円を付ける場面もみられました。

急落の引き金となったのは、同日早朝に伝わった永久優先株「Mars」「Mercury」の上場計画延期に関する発表です。前日13日にもQ1決算で1145億円規模の純損失計上が公表されていたため、2日連続で約9%下落する展開となっています。

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当日の値動き

5月14日のメタプラネット株は、寄り付きで前日終値を13円下回る314円でスタートしました。9時27分に高値321円を付ける場面もありましたが戻りは限定的で、10時29分には安値306円まで一気に売られる展開となりました。

出来高は15時14分時点で4万768万株、売買代金は約126億円に達し、直近の平均出来高(約2680万株)を大きく上回る商いとなっています。優先株延期の報道を受けて投資家の動揺が表面化した形です。

前日13日も終値327円(前日比3.82%安)で引けており、5月12日終値340円からの2日間累計下落率は約9.1%に達しました。年初来騰落率はマイナス25%圏まで拡大しています。

メタプラネット(3350)テクニカル分析

メタプラネット(3350)日足チャート

日足では1月以降の下降トレンドが継続し、25日移動平均線を明確に下抜けています。本日の急落で5月初旬の直近安値水準も割り込んだことで、短期的な下値メドの喪失が意識される形となりました。MACDは引き続きマイナス圏で推移しており、当面は弱気トレンドが優勢とみられます。

メタプラネット(3350)1時間足チャート

1時間足では、5月13日のQ1決算公表を境に売りが加速し、後場にかけて陰線が連続する展開となりました。14日は寄り付き直後の戻り高値321円が25時間移動平均線に押し戻され、その後は安値306円まで下落しています。RSIは30近辺と売られ過ぎ圏に入っており、上値は321円、下値は306円が当面の節目となります。

メタプラネットのビットコイン損益とmNAV

メタプラネットのBTC保有量は4万177BTC、平均取得単価は約9万7593ドル(約1540万円、1ドル=157.81円換算、以下同)、取得コスト総額は約39億2000万ドル(約6186億円)です。

本記事執筆時点のBTC価格7万9549ドル(約1255万円)を当てはめると、1BTCあたり約1万8044ドル(約285万円)の含み損、評価額ベースでは約7億2200万ドル(約1140億円)の含み損が発生しています。

mNAV倍率は0.82倍前後と推定され、株式時価総額がBTC正味資産価値を下回るディスカウント状態が継続しており、増資による追加BTC取得が難しい局面に入っています。今回延期となった永久優先株は、普通株を希薄化させずに資金を確保する切り札であっただけに、戦略の中核に対する逆風となっています。

今後の株価の焦点

短期的な下値サポートは本日安値306円、心理的節目の300円、そして年初来安値水準が意識されます。上値レジスタンスは本日寄り付きの314円、次いで5月13日終値の327円が当面の節目となります。

今後の焦点としては、延期された優先株計画の再開時期と制度設計の見直し、追加BTC買い増しの有無、そしてJPXによる暗号資産関連企業のTOPIX除外提案の行方が挙げられます。

BTC価格が再び8万ドル台を回復できるか、優先株延期を補う代替的な資金調達手段が打ち出されるかが、今後数週間の株価方向性を左右することとなりそうです。

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