14日午前の暗号資産市場は、深夜帯に地政学リスクを意識して上値の重い場面を挟みつつも、朝方にかけて買い戻しが優勢となりました。
市場では米国とイランを巡る緊張が引き続き警戒された一方、その後に交渉継続や接触の報道が伝わったことで、原油高の一服とともにリスク資産全般の過度な警戒感がやや和らいだと受け止められています。
BTC、地政学リスク後退で7万4000ドル台回復|米PPI控え仮想通貨市場は買い戻し加速
ビットコイン、一時7万2300ドル台まで下落後に反発

ビットコインは指定期間の序盤に7万2300ドル台まで下押す場面がありましたが、その後は切り返し、朝方には7万4900ドル近辺まで水準を戻しました。
対象期間中の1時間足ベースでは、14日0時の価格が7万2468ドル、7時時点の価格が7万4410ドルで、約2.7%上昇しています。
正午時点の価格は7万4417ドルとなっており、午前後半も7万4400ドル台を維持しました。
イーサリアム、2390ドル台まで上昇

イーサリアムは3銘柄の中でも上昇率が大きく、深夜帯の2230ドル前後から朝方には2390ドル台まで上値を伸ばしました。
1時間足ベースでは、14日0時の価格が2232ドル、7時時点の価格が2369ドルで、上昇率は約6.2%でした。正午時点の価格は2368ドルで、買い戻し局面の後も高値圏で推移しています。
リップル、朝方に1.38ドル近辺まで上昇

リップル(XRP)も深夜の軟化後に持ち直し、1.33ドル台後半から朝方には1.38ドル近辺まで上昇しました。
1時間足ベースでは、14日0時の価格が1.34ドル、7時時点で1.36ドル、約1.9%の上昇となっています。正午時点の価格では1.36ドルで、朝方の上昇分を概ね維持しました。
トランプ氏のイラン発言受け、中東情勢懸念が一服
背景として意識されたのは、中東情勢を巡るヘッドラインの変化です。米国とイランを巡る緊張の高まりは、原油価格の急伸とともに深夜帯の市場心理を冷やす要因として意識されていました。
一方で、その後はトランプ大統領による「イラン側が接触してきた」「合意をまとめたがっている」との発言が伝わり、加えてホルムズ海峡封鎖の解除を求める動きも報じられたことで、緊張が一段とエスカレートするとの見方はいったん後退しました。
もっとも、地政学リスクが完全に後退したわけではなく、原油価格の動向次第では市場心理が再び揺さぶられる余地もあります。
シカゴ連銀のグールズビー総裁は、原油が90〜100ドル超で高止まりすれば景気や消費者心理への影響を考えざるを得ないとの認識を示しており、エネルギー価格を通じたインフレ・景気懸念はなお残っています。
主要3銘柄、次の上値達成が目先の焦点に
目先は、ビットコインが7万5000ドル近辺を明確に回復できるか、イーサリアムが2400ドル台を固められるか、XRPが1.38ドル前後の上値を再び試せるかが焦点となりそうです。
あわせて、中東情勢を巡る続報、原油価格の方向感、そしてリスク資産全般のセンチメントが、東京時間後半以降の相場を左右する材料として意識されます。
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