3月19日の金融市場では、FOMC通過後に金(ゴールド)とビットコイン(BTC)がそろって下落しました。
市場では、FOMC声明とパウエル議長発言を受けて金利見通しが改めて意識され、金は利益確定売り、ビットコインはリスク資産としての売りが優勢となりました。
FOMC直前、ビットコイン相場の焦点はドットチャートとパウエル議長発言
金価格、5000ドル台維持できず4800ドルまで下落

金(XAU)/ USD 一時間足チャート
金価格は19日、5000ドル台で推移する場面が続き、一時5017ドルまで上昇しました。
しかし、その後は上値の重さが意識され、FOMC通過後に売りが強まり、安値は4806ドルまで下落しました。
直近で節目となっていた5000ドル台を維持できなかったことが重しとなり、1日を通して水準を切り下げる展開となりました。
ビットコイン、7万ドル付近まで下落

BTC/USDT 1時間足チャート
ビットコインも、FOMC前には7万4000ドル台で推移し、一時7万4659ドルまで上昇しましたが、その後は流れが一変しました。FOMC後は売りが強まり、安値は7万0504ドルまで下落しました。
高値から安値までの下げ幅は4000ドル超となり、7万5000ドル手前で上値を抑えられた後、7万ドル近辺まで一気に水準を切り下げた格好です。
市場では、7万5000ドル近辺が上値の節目として、7万ドル前後が下値の意識される価格帯として見られています。
FOMC受け利下げ期待後退、金とビットコインが下落
今回の下落の背景には、19日3時に公表されたFOMC声明とパウエル議長の発言があります。
政策金利は3.5〜3.75%で据え置かれましたが、中東情勢を背景とした原油高が短期的なインフレ押し上げ要因として意識されました。これを受け、市場では早期の利下げ期待が後退し、金利の高止まりが意識される流れとなりました。
金は安全資産としての需要が意識されやすい一方、高値圏にあった反動もあり、18日は利益確定売りに押されました。
ビットコインも制度面では前向きな材料があったものの、この日はマクロ要因が優勢となり、金利や流動性に敏感なリスク資産として売りが先行しました。
金は5000ドル回復、BTCは7万ドル維持が焦点
今後は、金が割り込んだ5000ドル台を回復できるかが上値の焦点となります。
下値では、19日に付けた4800ドル台を維持できるかが重要ラインです。
ビットコインは、7万ドル近辺を維持できるかが目先の焦点で、上値では7万4000ドル台後半が引き続き重要水準として意識されます。
材料面では、FOMC後の金利見通しの再評価が続くかが共通の注目点です。
ゴールドはドル相場や原油価格、中東情勢、ビットコインは米金融政策への反応が引き続き相場の材料となります。
