あなたはヴィタリック・ブテリンという人物をご存知ですか?

彼は今から5年前の2013年にイーサリアムの原案を発表しビットコイン界隈に大きな衝撃を与え、現在も今後のイーサリアムの発展・普及の鍵を握る重要な人物です。

今回はヴィタリック氏の生い立ちやイーサリアムの開発に至った経緯、ヴィタリックが示した今後の指針について解説します。暗号資産(仮想通貨)の勉強を進める上で重要人物についての把握は必須です!

 

ヴィタリック・ブテリン(Vitalik Buterin)ってどんな人物?

イーサリアムの生みの親

ヴィタリック氏は最も早く開発されていた暗号資産(仮想通貨)ビットコイン最大の特徴である非中央集権のブロックチェーン技術に感銘を受け、ブロックチェーン技術を利用しスマートコントラクトが機能するプラットフォームを考案しました。

このイーサリアム自体の詳細については、こちらの記事をご覧ください!

 暗号資産(仮想通貨)について少し調べてみたり、取引所に登録してみたりすれば必ずといっていいほど目にするイーサリアム(Ethereum)。ビットコインは分かるけど、イーサリアムとはなに?って思いますよね。ビットコインなどと比べるとイーサリアムはかなり複雑な構造になっているんですが、実は根幹となる技術をしっかり抑えれば理解ははそう難しくありません。この記事では、イーサリアムがどういった特徴を解説するだけでなく、イーサリアムの持つ将来性を具体的に説明していきたいと思います!最後まで読めば、イーサリアムについて超詳しくなって将来性に期待すること間違いなしです!目次暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(Ethereum)とは暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(Ethereum)の基本情報・概要説明暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(Ethereum)の特徴・メリット・デメリット暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(Ethereum)の今後のイベント暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(Ethereum)の価格推移と最新チャート分析!暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(Ethereum)の将来性と問題【取引所】暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(Ethereum)の購入方法【ウォレット】暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(Ethereum)の保管方法暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(Ethereum)の気になるQ&Aまとめコインパートナーでは30人のトレーダーと利率25%超えのAIによるイーサリアムの価格予想を会員様限定に毎日公開しています。チャートが読めなくてももう大丈夫です!またイーサリアムの価格変動の際にはアラートの配信も行なっているのでチャートに張り付いている必要がなくなります!初心者では判断しにくい暗号資産(仮想通貨)投資はとAIの力を借りて勝ち切りましょう!今なら初月無料!CoinPartnerプレミアムを1ヶ月無料でトライアル!イーサリアムとは?時価総額2位の暗号資産(仮想通貨)プラットフォームイーサリアムは通貨ではない!?時価総額2位の暗号資産(仮想通貨)プラットフォームとはイーサリアム(Ethereum)とは、スマートコントラクトやDApps(分散型アプリケーション)を構築できるプラットフォームのことで、Ethereum

幼少期から天才だった

ヴィタリック氏は1994年にロシアのモスクワに生まれました。コンピューター技術者の父をもつ彼は6歳の時に家族とカナダに移住し、引越し先の小学校で非凡な才能を見せ始めました。小学3年生の時には秀才児の集まるクラスに入り、数学やプログラミング、経済学に興味を持ちます。小学校5、6年生の頃には、周りから「数学の天才」であると噂されるようになりました。一方で、自分が周りにいるような普通の人間と違うことに孤独感を覚えていたそうです。

17歳でビットコインと出会う

ヴィタリック氏が暗号通貨に興味を持ったきっかけは17歳の時に父親から聞いたビットコインの話です。最初はよく理解できていなかったそうですが、その後友人から再びビットコインの話を聞くようになるうちに、本格的に仕組みについて調べようと考えたそうです。ネット掲示板を回って知識を蓄積させていった彼は、2011年9月に共同設立者としてBitcoin Magazine社を立ち上げます。同社は暗号通貨メディアのパイオニアで、ヴィタリック氏も2014年までライターの一人として活躍しました。

また、高校在学中の2012年に国際情報オリンピックで銅メダルを受賞するなど各所で頭角を現し始めました。続いて進学したワーテルロー大学ではコンピュータ科学を専攻しますが、暗号通貨関連のプロジェクトに本格的に取り組むために2年で中退してしまいます。また、2014年にはティエル・フェローシップを受賞して10万ドル(日本円で1100万円ほど)の賞金を獲得しています。

19歳でイーサリアムの構想を立てる

ヴィタリック氏は大学に通う傍ら、暗号通貨関連のプロジェクトに多くのリソースを割いていました。そんな中、ヴィタリックは世界中のビットコイン関連プロジェクトを見て回るために5ヶ月もの間旅に出ます。そこで通貨としての利用にとどまらないブロックチェーンの将来性に気づき、あらゆる目的に使用できるブロックチェーンのプラットフォームが必要だと考えました。

その考えを元に作られたのがイーサリアムで、構想に1ヶ月ほどの時間をかけ彼が世界中にイーサリアムのホワイトペーパーを投げかけたのが、わずか19歳の時です。

彼はすでに暗号通貨界の有名人でしたが、若き天才の画期的な構想は世界中に衝撃を与えました。

ヴィタリック氏に関するプチQ&A

これまでヴィタリック氏の生い立ちについて書いてきましたが、やはり現在彼がどんな暮らしをしているのかは気になる所でしょう。

そこで、ここでは皆さんが気になるであろうことをいくつかピックアップしました。

ヴィタリックの資産ってどのくらい?

彼は現在、約365,000ETH(イーサリアムの基軸通貨)有していると目されており、1ETH=45,000円のレートで計算すると、なんと約164億円になります。フォーブスの長者番付に名を連ねるような超大富豪(1兆円クラスが普通)には遠く及びませんが、24歳の若さでこれだけの資産を築いていることはかなり珍しいでしょう。

ヴィタリックのIQは?

真偽は不明ですが、Twitterなどの一部の情報ではIQが254もあると言われています。子どもの頃からExcelで遊んでいた、たった三ヶ月で中国語を話せるようになった、など数々の天才伝説を残しています。アインシュタインでさえIQは190前後だと言われているので、もし本当であればすごいです。

ヴィタリック氏のtwitterアカウントはこちら

ヴィタリック氏はTwitterを利用しており79万人ものフォロワーを獲得しています。ETHの無料配布を謳うような偽アカウントが多く、”Not giving away ETH”は「ETHを配っていません」という意味が込められています。

暗号資産(仮想通貨)界隈でも有数の強い発言力を有する人物なので、ぜひフォローして発信内容をチェックしておきましょう。

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ヴィタリックと日本の関係は?

実はヴィタリック氏は過去に何度か来日したことがあります。暗号資産(仮想通貨)の保有率が世界一だと言われる日本との関係は以外にも深いようです。

ここでは、彼の過去の来日情報をまとめました。

「東京ビットコイン会議」にゲストとして来日

2017年8月10日、渋谷にあるdinning & bar KITSUNEで開かれた「東京ビットコイン会議」にて、ヴィタリックは1時間ほどの講演を行いました。

イーサリアムのスケーラビリティ問題を解決するため、「Plasma」システムの導入に注力していることなど、イーサリアムの今後について技術的な内容も多く含んだ講演でした。イーサリアムベースでICO上場をしているオンライン決済システム「OmiseGO」のトーマス・グレコ(Thomas Greco)氏と一緒に来ており、二人で明治神宮にも訪れています。

河野外務大臣と面会

2018年3月27日、ヴィタリック氏は外務大臣の河野太郎氏と面会しました。

河野氏は、暗号資産(仮想通貨)取引所のオフィスを訪れたり、ブログでビットコインに言及しているなど以前から暗号資産(仮想通貨)及びブロックチェーン技術に興味を示しています。ヴィタリック氏はイーサリアムの紹介をした後、ブロックチェーン技術の将来性について話したそうです。

同日に外務省の他にも経済産業省、金融庁ともミーティングを行っていることから、日本政府が暗号資産(仮想通貨)・ブロックチェーン技術に関心を寄せているのは間違い無いでしょう。

イーサリアム日本初の公式イベントで東大に!

2018年3月29日、ヴィタリック氏は東京大学の本郷キャンパスにて開催されたイーサリアム初の開発者向けの公式イベントで登壇しました。

会場にはイーサリアム関係の開発者を中心とする500人が詰めかけ、スケーラビリティ問題を解決するためイーサリアムに実装予定の「Plasma」や「Sharding」などについての解説がありました。さらに、イーサリアムのDapps(非中央集権の分散型アプリケーション)の開発者から、異なるブロックチェーン間に互換性を持たせる「COSMOS」プロジェクトや分散型のスーパーコンピューター実現を目指す「Golem」プロジェクトが紹介されました。

技術大国である日本のエンジニア達にイーサリアムの開発陣も期待を寄せていることでしょう。

ヴィタリックの考えるイーサリアムの今後とは?—ICOならぬDAICO?—

ヴィタリック氏は暗号資産(仮想通貨)市場の投機が絶頂期であった2018年1月に不正ICOを防ぐための仕組みであるDAICOを考案しています。これはDAO("Decentralized Autonomous Organization"非中央集権で自主的な分散型の組織)を意味するとICOを組み合わせて作られた造語です。

資金だけを集めて逃げてしまう詐欺のようなICOが横行している中、DAICOは開発者側から投資家にプロジェクトの進捗を報告する義務が生じ、投資家達の投票により1秒あたりに引き出せる金額(tap変数)やプロジェクトの存続および廃止決める権利があるのでプロジェクトを進めなかったり不正に資金だけを集めることは防ぐことができます。

また、3月29日に東京大学本郷キャンパスで行われたイーサリアムの公式の日本イベントでヴィタリック氏は今後のイーサリアムの開発の指針をいくつか示しました。その中で、現行のPoW(プルーフオブワーク)でのブロック承認システムを廃止してPoS(プルーフオブステーク)で電気代など大きな負担を必要としない承認アルゴリズム方式に変更を進めていることも発表しました。

ヴィタリック氏はイーサリアムのファウンダーとして機能の拡張、スマートコントラクトのシステムの改善に取り組んで行くことを掲げています。

まとめ

お分りいただけましたか?

ヴィタリック氏は非常に高い将来性をもつイーサリアムの考案者として、暗号資産(仮想通貨)界隈での強い発言力を持ちます。また、これまで紹介したように高い知能と技術力を持ちながらまだ24歳と若く、彼自身の長期的な将来性も非常に高いでしょう!

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