元Googleの社員であり、退職して独立した王小雨さんが立ち上げた『キャストボックス.FM』という会社。

​今まで計30億円近くの資金調達も完了しており、非常に勢いのあるところです。


そんなキャストボックスが新しい仮想通貨『Content Box』を作ったので

いったいどういった仮想通貨なのか、解説していきます!






Content BoxでICOを行ったキャストボックスとは?

キャストボックスというサービスを提供するキャストボックス社が

Content BoxというトークンでICOを行いましたが


そもそもキャストボックスとはどういったサービスなのでしょうか?



ポッドキャストのサービス

キャストボックスポッドキャストのサービスです。


ポッドキャストというのは、音声や動画のデータを気軽に公開でき、

聞きたい・見たい人が気軽にダウンロードしてラジオ感覚で聴けるようなサービスのこと全般を指します。


分かりやすく言えば『音声もしくは動画版ブログ』といった感じです。


ポッドキャスト自体は10年前ぐらい前から登場し始めたジャンルではありますが、

登場してすぐはあまり盛り上がっておらずポッドキャスト事業をやって儲かった会社はほぼないと言われていました。


ですが、今ではポッドキャストは着実に伸びてきています。

2013年時点ではアメリカでポッドキャストを聞いたことがある人はたったの27%しかいませんでしたが、今では40%にまで増えてきています。


最初からグローバル展開を視野に入れた設計

近年、中国急成長し無名からいきなり大企業になったような会社は、

ターゲットを中国国内だけに絞っているところがほとんどです。


中国は実に13億人もの人口がいますから、国内だけでも市場が非常に大きく

ターゲットを国内だけに絞っても短期間で急成長できる希望があるのです。


当然、今まで成功してきたほとんどの企業は中国人が好むようなシステム・デザインにし

ひたすら国内受けを狙う路線でせめてきました。



ですが、Content Boxは最初からグローバル展開を狙っていたので

アプリは非常にシンプルな、どの国でも通用するデザインとなっています。


実際にグローバル展開には大いに成功しておりContent Boxの最大の市場は中国ではなく欧米となっています。


新しく追加された『検索機能』

もともとContent Boxには各ユーザーの好みを分析し、ユーザーの好みに合ったポッドキャストをトップページに表示するというシステムがありました。



ですが、それ以上に特徴的な機能が、新しく追加された検索機能です。


今まではポッドキャストを検索しようと思ったら、どうにかしてタイトルだけで検索するしか方法がありませんでした。

肝心の内容は音声で語られますから、内容で検索したとしても求めているポッドキャストが見つかるとは限らず

タイトルだけを手がかりに探すしかなかったので、不便でした。



ですが、今回Content Boxでは

人気のあるポッドキャストは投稿されてからわずか数時間以内に素早く内容を文字起こしするという機能を追加しました。


これによってユーザーはポッドキャストの内容で検索することができるようになり、

さらには文章でPodcastの内容を知る事も出来るようになりました。


タイトルだけを手がかりに的確に自分の求めているPodcast探し出す必要がなくなり、

非常に検索がやりやすくなったのです。


(ちなみに、キャストボックスはこの検索機能を追加したあと14億円を資金調達しています。)



キャストボックスの創業者、王小雨さんはこの機能をなんと東京にいた時にひらめいたと言います。


東京のGoogleのオフィスに行ったときに、ポッドキャストのタイトルではなく内容で検索したがる人が身の回りに増えてきていることに気づき

かつ、その当時まだポッドキャストの分野で覇権を握っている企業が存在しなかったことから、

自身がポッドキャストのサービスを作ることを決意したそうです。


まとめ

  • キャストボックスはポッドキャストのサービスである
  • 最初からグローバル展開を狙ったスケールの大きいアプリ
  • 検索機能が追加され資金調達の決め手に

 



Content BoxのICOとプロジェクト概要

トークン設計

Content Boxはイーサリアムをベースに作られたER20系のトークンです。

人々の数多くの取引に対応するため

  • シャーディグ

  • ライトニングネットワーク

  • スマートコントラクト

のシステムを搭載しています。

トークン配分

25%:プレセール

15%:運営チーム

30%:エコシステム

20%:財団

10%:パートナーシップ

ICOの使い道

50%:リサーチや開発

25%:マーケティング・プロモーション

15%:法律の整備・監視

10%その他全体的なこと

今のデジタルコンテンツの問題点を解決する

今の時代、デジタルコンテンツは私たちの日常にすっかり浸透しました。

YouTubeやSpotifyはもはや必需品とすらなっているでしょう。

しかし、ここには大きな問題が数多くあります。



1:クリエイターが正当な報酬を得られていない

パワーバランス的にプラットフォームのほうが強すぎて

多くのクリエイターは正当な報酬を得られていません。


平均してなんとクリエイターは売り上げのたった15%しか報酬をもらっていないのが現状です。


Content Boxはクリエイターと消費者を直接つなぎ、

この中抜きの多さの問題を解決します。



2:消費者たちが作品を広めるインセンティブがない

消費者たちが作品にレビューを入れたり、作品をシェアしたりすることは

デジタルコンテンツを流通させるために極めて重要な行いです。


にも関わらず、そういった行いをしたところで消費者にはメリットがないので積極的にやる人があまりいません。


Content Boxはこの問題を解決します。

まだ正確な情報は公開されていませんが、レビューやシェアをした人がいくらかの仮想通貨を得られるような仕組みになると予想されます。



3:著作権問題

現在のデジタルコンテンツのプラットフォームは常に著作権の問題と戦い続ける必要があります。

どんどん湧いてくる違法コンテンツのアップロードを取り締まり切ることは不可能です。


Content Boxはブロックチェーンの技術を使うことで、この問題を解決します。

三つのポイント

  • Box Payment

  • Box Passport

  • Box Unpack

の三つの特徴があります。

それぞれについて解説していきます。


Box Payment

ブロックチェーン技術を使うことにより、安全かつ素早い送金が可能になります。


Box Passport

いわゆる『アカウント』のことです。

アカウント情報はブロックチェーン上に刻み込まれますので、なりすましがでてくるような心配はありません。


Box Unpack

小規模もしくは中規模のメンバーで使える

デジタルコンテンツを共有するプラットフォームを簡単に作れる仕組みです。

ロードマップ

2016年1月:キャストボックス設立

2016年2月:キャストボックスのアンドロイドアプリをリリース

2017年1月:キャストボックスのIphone向けアプリをリリース

2017年10月:Deep in Audio Searchの機能が実装される

2018年:トークンがまずはキャストボックスのアプリ内で使われるようになる

2018年12月:Box Passportが実装される

2019年5月:Box Payoutが試験的に実装される(その後、本格的に実装)


ICOを行ったContent Boxの将来性が期待できるポイント

莫大なキャストボックスユーザーの流入

キャストボックスの世界でのダウンロード回数は700万回にのぼります。

そして月間ユーザー数は現時点で150万人。今後さらに伸びると考えられるでしょう。


これらの莫大なキャストボックスユーザーを抱えているので、Content Boxをリリースした場合、初期から多くの利用者が集まることが期待できます。



キャストボックスの運営メンバーがContent Boxに携わる

Content BOXの開発メンバーは王さんはもちろん、そのほかも全員キャストボックスの運営メンバーから選出されています。


14億円の資金調達を実現したという実績のあるキャストボックスのメンバーが携わるので

メンバーの有能さは期待できるでしょう。


王小雨

元グーグル社員。

王さんがGoogleでの安定した高給を捨ててまで立ち上げた会社が

キャストボックス.FMです。


王さんは2015年にGoogleをやめました。

そして、自宅を売って北京にオフィスを構え、それ以来ひたすらオフィスで寝泊まりをして

今まで1日も休むことなく仕事を続けています。



王さんはとにかく「世界にインパクトを与えたい」という思いでいっぱいだそうです。

結果としてお金もついてきてはいますが、一番の目的は世界に大きなインパクトを与えること。

王さん自身としては、お金もどこに住むかも関係ないそうです。


そして、その情熱を裏付けるように会社を立ち上げて以来今まで一日も休むことなく仕事を続けています。



胡鋼

いわゆるシリアルアントレプレナー、連続起業家です。Webサイトやアプリ開発に10年以上の経験を持ちます。


He Alax

さきほど説明したシャオミにいた人間で、スマホアプリの開発に携わっていました。


劉 シャオフィ

分散型ネットワークを専門とする研究者・博士です。

もともとFacebookの社員でした。



投資家やユーザーたちからキャストボックスが評価されている

検索機能を追加したあとの資金調達のお金を出したもとには

  • IDGキャピタルズ
  • GSRベンチャーズ

といった、そうそうたる企業が名を連ねます。


中国には『小米(シャオミ)』『滴滴出行(ディディチューシン)』といった企業があります。


日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、中国では知らない人はいない超大企業です。

小米は中国の家電メーカー。安く買えるスマホが人気です。

2010年にできたばかりですが、時価総額650〜700億ドルほどで上場しようとしているところです。


滴滴出行は中国版のUberと言えるサービスです。こちらも2012年にできたばかり。

今のところ上場する予定はないようですが、評価額は560億ドルを超えています。



時価総額といってもあまりピンとこないかもしれませんが、

目安として、日本企業で言えばソニーやホンダ、ゆうちょ銀行といった企業たちの時価総額が650億ドルほど。


こうして比べてみると、小米や、滴滴出行のすごさがわかるのではないでしょうか。


そんな小米や滴滴出行がまだ大きくなる前、創業期の頃を支えたのが

IDGキャピタルズやGSRベンチャーズです。


IDGキャピタルズのジェーソン・チェン氏は今回14億円を調達した王小雨さんのことを

「彼女には新たなことを試すための戦略、新たなことを探る優れた戦略、才能を惹きつける情熱がある」と評価しています。


ユーザーからも非常に評価されており、総ダウンロード数は現時点で700万回以上。

月間ユーザー数は実に150万人に登ります。

まとめ

  • リリース直後からキャストボックスユーザーの流入が期待されている
  • 実績あるキャストボックスのメンバーが運営する
  • 投資家やユーザーたちからも評価されている

 


ICOを行ったContent Boxのメリット

ユーザーとクリエーターが直接繋がれるようになる

Content Boxを使うとユーザーとクリエイターが直接繋がれるようになります。


今まではクリエイタープラットフォームの力関係は圧倒的にプラットフォームの方が強く、

クリエイターが価格交渉を有利に進められることはほとんどありませんでした。

利益の多くはプラットフォームに取られてしまうことがほとんどだったのです。



物が売れた場合のクリエイターの取り分は、平均してたったの15パーしかないそうです。

これは、例えばあなたが素晴らしいアプリを作って1000円でGoogleプレイストアやアップルストアのような場所で売った場合

一個アプリが売れても1000円のうちたったの15%の150円ほどしかあなたの所にお金が入ってこないことになります。



こういったクリエイターの待遇の悪さをContent Boxは破壊することを狙っています。

ウォレットが標準で用意されている

Content Boxにはウォレットが標準で用意されています。

ですからユーザーはわざわざウォレットを別で買って準備する必要がありません。



これはContent Boxの普及に一役買ってくるでしょう。

Content Boxがリリースされたら多くのキャストボックスユーザーが興味を示すことが予測されますが

キャストボックスユーザー全員が仮想通貨に興味あるユーザーではありません。


もしそのときウォレットは自分で用意する必要があってContent Boxに手を出すことのハードルが高ければ

結局触らずじまいで終わってしまうユーザーが増えてしまうでしょう。


ですがウォレットが最初から付いているのであれば仮想通貨について専門的なことがよくわからないライトユーザー層もContent Boxに手を出しやすくなるので

Content Boxの普及に一役買ってくれることが期待されます。

まとめ

  • ユーザーとクリエイターが直接つながることができる
  • 標準でウォレットがある

 



ICOを行ったContentBoxのデメリット

トークンの販売がクローズドでそもそも買えない

非常に残念なお知らせなのですが、

実はContent Boxのトークンの販売は非常にクローズドに行われ、一般の人々は上場するまでそもそも買うことができません。


将来が期待できる仮想通貨だっただけにこれは残念ですね。



2018年7月17日

Huobi Proに上場しました!

これで気軽に購入できるようになりましたね。




ホワイトペーパーに長期的市場戦略が書かれていない

Content Boxのホワイトペーパーには長期的な年単位のスパンでの市場戦略が書かれていません。


将来が期待できる仮想通貨だけに、運営の考える将来の拡大の道筋がホワイトペーパーに記されていないのは残念なところです。

まとめ

  • 一般人はトークンをそもそも買うことができない
  • ホワイトペーパーに長期的な戦略が書かれていない

 



Content Box ICOまとめ

以上、Content Boxについてまとめました!


もしかしたらキャストボックス自体もしばらくしたら日本で流行り始めているかもしれませんね。

凄腕のメンバーたちが手がけるContent Boxの今後の動向にも注目です!