USDTは2億5000万のトークンを新規発行

テザー(USDT)は1回目に引き続き2億5000万のトークンを​発行しました。ここ一ヶ月で初めての発行であり、結局のところ新規にプリントするだけの預金がテザーに残っていることを示しています。これによりUSDTの供給量は28億2500万ドル以上になり、市場への影響がますます大きくなっています。前回の新規発行後には市場でのUSDT取引のシェア率は22%以上に上昇しました。そして全てのUSDT取引のうち約30%のトークンがイーサリアムに流入しており、EOSへ影響を与えているので、今回の新たな通貨発行によってまたイーサリアムにも好影響が見受けられます。(というのもイーサリアム取引の25%がUSDT取引ペアとなっているからです。)

コインパートナーの見解

​テザー(USDT)はUSドルのペッグ通貨ということで暗号資産(仮想通貨)の基軸通貨になることが期待されており、現にPoloniexBittrexなどの国外大手取引所でも基軸通貨として扱われています。特に現在のような価格が停滞している市場の中でも価値が下がりにくいため、今回の新規発行により流通量が大きくなると、厳しい市場においてもある程度の流通量を確保できるようになる期待があります。それだけではなく、USDTの取引がイーサリアムにも流入するため、暗号資産(仮想通貨)取引全体の活性化の鍵となり得る点で要注目です。