「MUFGコインって何だろう?」

この記事を開いたあなたはきっとこう考えているでしょう。

日本有数のメガバンクである三菱UFJフィナンシャル・グループ(=MUFG)がブロックチェーン技術を活用した仮想通貨を発行するというのだから、気にならない人の方が少ないでしょう。

そんなあなたのために、この記事が存在します!

MUFGコインとは何なのか、何のために開発されたのか、メリット・デメリットは何なのか、競合する仮想通貨は無いのかなどなど、あなたがMUFGコインに関して知りたいことに対する答えがきっと用意されているはずです。

また、あなたが仮想通貨投資を行なっているのであればこのMUFGコインが一般に公開されたら投資すべきなのかの判断もできるようになるでしょう。

他にも、MUFGが採用すると報じられた主要な仮想通貨の一つであるリップルとの関係、MUFGの今後のビジネス展開など、MUFGコインに関する多くの情報がこの記事に詰まっています。

この記事を読むことであなたのMUFGコインに関する理解が深まれば幸いです!

MUFGコインとは?

そもそも、MUFGコインとは何なのか?

そこから解説していきましょう。

三菱UFJフィナンシャル・グループが開発を進める仮想通貨 

MUFGコインとは、日本の主要なメガバンクの一つである三菱UFJフィナンシャル・グループ(=MUFG)がブロックチェーン技術を活用して開発している仮想通貨です。

我々消費者がスマートフォンにアプリをダウンロードすると、そのアプリだけで送金や買い物の際の代金の支払いの際にMUFGコインを使用する事ができるようになる予定です。

また、従来の金融システムと違ってブロックチェーンを利用することで瞬時に送金できたり手数料が大幅に安くなるという特徴があります。

2018年1月末にコインチェックから大量のNEMが流出したこともあり、現在「仮想通貨」という技術に対して一般消費者の不安は大きいと考えられますが、1コイン=約1円で安定させることにより利用者が安心してMUFGコインを使用できるようにするということです。

MUFGコインの始まり

仮想通貨が注目され始めたのは「仮想通貨元年」と言われた2017年ですが、MUFGコインの情報が最初に出てきたのは2016年の初頭です。

私が調べた限りでは、2016年2月1日付の報道が一番最初でした。

また、MUFGは2015年9月末にブロックチェーン技術のスタートアップであるR3が主導するコンソーシアム「Distributed Ledger Group」(2015年9月15日発足)に参加しており、この頃には既にMUFGコインに関する検討が始まっていたと考えられます。

下の「MUFGコイン」のところで詳しく書きますが、銀行としてはIT技術が金融の世界まで浸透してきている現状に危機感を感じたのでしょう。

既に実験も終盤 

気になるMUFGコインの開発状況ですが、既にMUFG内で社員が利用できるようになるなど実験が進んでいます

2017年の5月に社員1500人での実証実験が始まり、2017年10月3日〜6日に幕張メッセで開催された「CEATEC JAPAN 2017」ではMUFGコインを使って自動販売機で飲料を購入するデモを実施しました。このデモでは、スマートフォンに表示させたQRコードを自動販売機に読み取らせることで決済を行なっていました。

また、2017年度内にはグループ社員の約半数に当たる8万人規模での実証実験が始まっているとされており、社員が実際に飲み会や食事会で使用した際には好評であったということです。

ただ開発当初は2017年度内での公開とされていましたが、金融庁には2018年度内にMUFGコインを発行する方針を通告しており、多少は開発が遅れている模様です。

しかし今年度中には一般に向けて公開されると考えて良いでしょう。

1コイン=約1円に固定することは可能なのか?

先ほどMUFGコインは1コイン=約1円で固定されると言いましたが、どうすればそのようなことが可能になるのでしょうか?

Zenという前例

実は、これについては既に前例があります

それが、BCCC(ブロックチェーン推進協会)という団体が発行した仮想通貨Zenです。

BCCCによるとZenは「日本円に対して為替が安定した仮想通貨を志向」しており、2017年7月〜11月の期間で行われた実証実験第1フェーズ(まだ公開されていないプライベートチェーン上で実施)ではZenの安定稼働や価格安定の実験を行いました。

その結果、価格の面で言えば基本的には1〜1.1円の間で安定したということです。

実証実験の段階でのZenのチャート(『「Zen」レポート第1フェーズ』より)

Zenの価格を安定させた仕組み

Zenが価格を安定させた仕組みは非常に簡単です。

そもそも、市場において仮想通貨の価格は完全に売りと買いの需給関係によって決まっています。そのため、発行元のBCCCが取引量に対して非常に大きな量のZenの買い注文を1Zen=1円で入れておけば自然と価格は1Zen=1円に収斂していくというロジックです。

1Zen=1円に大量の買いが入っているため1円以下の注文は通らない(つまり1円以下にはならない)ですし、価格が1円から少し高くなってしまうとZenを買いたい人には「ちょっと待てば1円付近まで価格が落ちるからその時まで待とう」という意識が働くため買い注文は少なくなり、結果として価格は1円付近まで下落することになります。

(ロジック・実験について詳しく知りたい方はBCCCが2017年12月に出した報告書『「Zen」レポート第1フェーズ』をご覧下さい)

同じことがMUFGコインでも可能か

このZenと同じロジックをMUFGコインでも実行すればMUFGコインの価格も安定するじゃん!

・・・と考えた方もいるかと思いますが、実際はそんな簡単には行きません。なぜなら、Zenと同じロジックをMUFGコインにも適用すれば大きな問題が発生するからです。

それは、ZenとMUFGコインでは流通量が全然違うという問題です。

Zenの実験第1フェーズでは非常に限られた人間のみがZenを使用して取引していましたが、MUFGコインがMUFGの目指しているように日本中に普及すれば流通量は天と地ほどの差ができるでしょうし、取引所で交換される取引量もZenとは数桁違ってくるでしょう。

そのため、Zenのように常に取引所に大量の買い注文を入れておくのは難しいと考えられます。

MUFGコインで考えられうる価格安定化手段

MUFG内では既に価格安定化の目処はもちろん立っているでしょうが、どのようにして1コイン=1円に安定させるのかという情報はまだ出ていないので、ここからはMUFGがどうやって価格を安定させるのかを考察していきましょう。

まず、MUFGはMUFGコインを一般に公開するに当たって自ら取引所を開設する方針を出しています。そして利用者は基本的にその取引所でMUFGコインと日本円を交換することになります。

その新規取引所がいわゆる「販売所」なのか「取引所」なのかは公式発表が無いためまだ分かりませんが、毎日新聞2018年1月14日付の記事には

MUFGはコインを仮想通貨として発行する一方で、独自の取引所を開設し、取引を利用者とMUFGの間だけにとどめるなどして、コインの価格をほぼ1円になるよう誘導することにした

Source: 毎日新聞「独自仮想通貨 三菱UFJが取引所開設へ 価格安定図る」より

との記述があり、「取引を利用者とMUFGの間だけにとどめる」という記述からおそらく販売所形式であると考えられます。そのため、ここでは販売所だと仮定して考えてみましょう。

 (販売所と取引所の違いは下の記事をチェック!)

目次ビットコインを始めてみよう!販売所とは?取引所(交換所)とは?違い①販売所と取引所の価格差違い②取引相手結局どっちを使えばいいの?まとめ ビットコインを始めてみよう! ビットコイン、最近話題になってるしちょっとずつ名前聞くようになってきたけどまだよくわからない、、、 今回はそんな初心者向けの記事です!ビットコインを少し調べると必ず出会う単語「取引所」「販売所」について、わかりやすく解説していきます! 販売所とは?取引所(交換所)とは? まずあらかじめ断っておきましょう。ビットコインとはあくまで仮想通貨の1つ(通貨の中のUSドル、みたいな感じです)なので、今後は仮想通貨、と呼んでいきますね。 さて本題です。まずは、販売所と取引所を一言で説明してみましょう。仮想通貨において、 販売所とは、仮想通貨を店から購入する「売店」 取引所とは、仮想通貨を客同士が売買する「市場(いちば)、バザー」 のようなものです。また、取引所は交換所とも呼ばれますが、一般には「取引所」の方で呼ばれることが多いですので、本記事では今後は「取引所」を用いていきます。 具体的に説明していきましょう。 販売所とは、仮想通貨を販売所運営会社から直接購入できる場所のことです。販売、というと購入しかできないのか?と思われそうですが、実は通貨を売ることもできます。 取引所とは、人々が仮想通貨を売り買いする場所のことです。これには私たちも参加することができます。そこでは私たちが自分が所有している仮想通貨に値段をつけてそれを売ることができます(自分たちで値段を指定して売買することからこの仕組みを「指値(さしね)注文」と呼びます)。 実際の取引所のサイトはこんな感じです。「買い板/売り板」の部分が人々が指値注文をした履歴です。 ちなみにこれは国内最大手の取引所「コインチェック」の写真です。 このコインを買う・売るなど書いてある部分が販売所に相当する部分です。 では、販売所と取引所はどんな違いがあるのか?詳しく説明していきましょう。 違い①販売所と取引所の価格差

販売所の場合、非常にシンプルな方法が考えられます。

まず、価格が1円を上回った時はMUFGコインを買いたい人を減らせば良いわけですから、買値をさらに高く設定すれば良いのです。

つまり、販売所がMUFGコインを買いたい人には実際の値段より少し高い値段で販売し(つまり、買う人からすれば差額分を手数料として取られていることになる)、MUFGコインを売りたい人からはそのままの値段で買い取ります。

次に、価格が1円を下回った時はMUFGコインを売りたい人を減らせば良いわけですから、売値をさらに低く設定すれば良いのです。

つまり、販売所がMUFGコインを買いたい人にそのままの値段で売り、MUFGコインを売りたい人からは実際の値段より少し低い値段で買い取ります(つまり、売る人からすれば差額分を手数料として取られていることになる)。

こうすれば、価格が1円を上回った時も下回った時も自然と1円に向かう仕組みが出来上がります。

永遠に1円前後を推移するならば、簡単に儲けることができるのでは?

1コイン=約1円となると、「1円以下の時に買って1円以上の時に売る」を繰り返せば永遠に儲けることができるのでは?と考えた人もいるのではないでしょうか?

実は私もそれを考えました。しかし、MUFGがそんなことをさせてくれるはずもなく、何らかの対策をしてくるはずです。

考えられるものとしては、スプレッドを大きくすることによって常に買値を1円以上・売値を1円以下にするという方法があります。しかしこれをすると手数料が大きくなりMUFGコイン普及の妨げになります。

具体的な対策は分かりませんが、ともかく何かしらの手を打ってくることは確かだと考えられます。

そもそもなぜ1円ではなく「約」1円に固定なのか

そもそも、なぜ1円ではなく約1円に固定するの?と疑問に思った人もいるかもしれません。

価格変動による利用者の不安を取り除く目的で約1円に固定するなら、いっそのこと1円に固定した方が消費者も使いやすいしMUFGとしても価格維持をしなくていいからシステム設計が楽なのではないか、という意見ももっともです。

しかし、「約1円に固定」となっているのには理由があります。

法律上の問題

まず、資金決済に関する法律(いわゆる資金決済法)の2条の5には、仮想通貨の定義について以下の記述があります。

5 この法律において「仮想通貨」とは、次に掲げるものをいう。
一 物品を購入し、若しくは借り受け、又は役務の提供を受ける場合に、これらの代価の弁済のために不特定の者に対して使用することができ、かつ、不特定の者を相手方として購入及び売却を行うことができる財産的価値(電子機器その他の物に電子的方法により記録されているものに限り、本邦通貨及び外国通貨並びに通貨建資産を除く。次号において同じ。)であって、電子情報処理組織を用いて移転することができるもの
二 不特定の者を相手方として前号に掲げるものと相互に交換を行うことができる財産的価値であって、電子情報処理組織を用いて移転することができるもの

Source: 総務省行政管理局が運営する「電子政府の総合窓口(e-Gov)」

少々難しい言葉ばかり並んでいますが、1コイン=1円として完全に固定した場合MUFGコインは他の電子マネーと同じ扱いになり、一で触れられている「通貨建資産」に該当するため、仮想通貨という扱いを受けることができません。
また、同じく資金決済法では100万円以上の通貨建資産を銀行を介さずに送金することを禁じています。
つまり、1コイン=1円で完全に固定してしまうと100万円以上の送金や決済ができなくなり、MUFGコインのメリットが大きく減るのです。 そのためMUFGとしては利便性を考えて約1円に固定するという選択をしたのだと考えられます。

MUFGコインの目的

では、このMUFGコインは何のために開発されたのでしょうか?

当然、考えられる目的は一つだけではありません。

その目的を一つ一つ解説していきます!

コスト削減

まず、大きな目的としてコスト削減が挙げられます。

そもそも、皆さんは日本の現金決済のシステムを維持するのに年間2兆円かかっていることをご存知でしょうか?

ボストンコンサルティンググループの推計によると日本の現金決済率は65%であり、先進国平均(32%)の約2倍です。世界でも有数の現金が大好きな国と言っていいでしょう。

そんな現金大国日本を支えるのが、銀行や信用金庫などから現金を引き出せるATM。日本全国には銀行や信用金庫、ゆうちょ銀行などのATMが合わせて13万7千台存在しており、そこにコンビニなどに設置されているATM5万5千台を加えて約20万台ものATMが日本に存在しています。

それだけ存在しているからこそ我々消費者は利便性ゆえに現金を多用してしまうのでしょうが、ATM一台はおよそ300万円、警備や監視システムは1台につき1ヶ月で30万円かかると言われています。

それだけ高額なATMを大量に設置しておくのにはもちろん多額のコストが発生し、ATMの管理・維持コストで年間7600億円程度、現金輸送コストや現金取り扱いの人件費などを考慮すると年間2兆円にもなるというのです。(参考記事はこちら

つまり、多額のコストがかかる現金決済を減らしてキャッシュレス化を進めることでコスト削減を図るという目的が存在すると私は考えています。

また、キャッシュレス化によるコスト削減だけでなく、ブロックチェーンを利用することによって利便性が向上し、結果としてコスト削減に繋がることも考えられます。

現在各銀行は全ての取引データを大型の中央コンピューターで管理し、そのセキュリティや複雑なシステムの開発に多くの資金を割いています。しかし、ブロックチェーンを利用することで強固なセキュリティを確保しつつシステム開発費も抑えることができます。

いずれの理由にしろ、メガバンクのリストラなどが度々報道される現在銀行は各所でコストを削減して効率的な経営を目指しているということは明らかでしょう。

P2P送金

P2P(Peer-to-Peer)送金はビットコインをはじめとする仮想通貨の大きな特徴です。

例えば今あなたが自分の口座から友達の口座にお金を移動させようと思った時、ATMから振り込んで銀行の中央システムを経由して友人の口座に移動させる必要があり、基本的に手数料も発生します。

そこで、MUFGコインの登場です。MUFGコインもビットコイン等と同様にブロックチェーンを利用した仮想通貨であるため、P2P送金が可能になっています。

そのため、自分の口座に紐づけられたMUFGコインのウォレットから友人の口座に紐づけられたMUFGコインのウォレットに送金することで中央システムを経由せずに送金することが可能になり、瞬時にかつ低コストで送金することが可能になります。

目的別/グループ口座

現在のシステムでは口座の開設は手間がかかり、一人が同じ銀行でいくつもの口座を開設することは難しくなっています。それに比べて仮想通貨のウォレットを作ることは非常に簡単であり銀行にとっても管理コストはそこまで高くないため、今までは難しかった同じ銀行での複数口座開設が簡単にできるようになります。

そうすることで、自分一人で使用する場合でも貯蓄用、生活費用、旅行代積立・・・という感じで目的別にお金を管理しやすくなります

さらに、夫婦共同のウォレットやサークル内で使用するウォレットなどを作ってグループで管理、ということもしやすくなります。

加盟店決済

各業種の店舗で利用可能な店が増えてきたクレジットカードですが、在のクレジットカード決済の問題点は手数料です。

あなたが店舗でクレジットカード決済を利用するごとに店側がカード会社に数%の手数料を支払っています。クレジットカード払いを受け付けていない店舗があるのはこのためです。

その点、仮想通貨での支払いであれば高額な手数料は発生せず、MUFGコインの加盟店で気軽にキャッシュレスに決済することができるようになります

IoT決済

先ほど2017年10月の「CEATEC JAPAN 2017」でMUFGコインのデモが行われたと書きましたが、その際に使用された自動販売機はMUFGがその日のために開発した自動販売機で、常にインターネットに接続されてMUFGコインでの支払いができるようになっています。

このように家電や様々なモノをインターネットに接続することを「IoT(Internet of Things)」と言いますが、自動販売機などの支払いを必要とする機械をインターネットに接続することで街中の至る所でMUFGコインでの決済が可能になり、キャッシュレス化の促進に結びつくでしょう。

迅速な融資

MUFGが出している資料によると、MUFGコイン導入によるサービス拡大の項目として「融資」が存在します。(下の資料参照)

これが融資におけるどのような利便性向上・サービス向上を指しているのかは分かりませんが、従来のシステムに対する仮想通貨としてのメリットを考えると、迅速に融資をすることが目的として挙げられるのではないかと考えます。

銀行はこれまで融資の申請から実際の融資実行までの時間を短縮する方向でサービスを進化させてきました。そしてこれからもその方向で動いて行くものと思われます。

実際のところ融資実行までの時間の大半は審査に割かれていると言われていますが、仮想通貨の送金の早さを考えると審査以外の面でも時間短縮できるのではないかと考えられます。

外部企業による新サービス創出

後ほどMUFGコインを使った事業のアイデアを募集するハッカソンについて言及しますが、そのようなハッカソンが開催されるということは外部企業がMUFGコインを利用して様々なサービスを展開していくことをもちろん想定しているでしょうし、実際に一般公開された後は様々なユースケースを外部に対して促進していくものと思われます。

MUFGコインを使った新サービスが普及していくとMUFGとしては手数料などの形で収益をあげることが可能ですし、MUFGコインが普及することで日本国内の決済市場で存在感を増すことが可能になります。

様々な業種でのカラードコインの発行

カラードコインとは、ブロックチェーン上で仮想通貨以外の情報をやり取りできるようにしたものです。

例えば株式などの金融情報だけでなく登記情報や著作権などの様々な情報をデータとしてブロックチェーンに乗せて取引し、P2Pでやり取りしたりできるようになります。

上に掲載したMUFGの資料には「異業種によるColored Coinを発行できるプラットフォームを展開」と書いてあり、将来的にはMUFGコインを元にしたカラードコインを発行できる環境を整えるものと思われます。

そうすることで、MUFGが銀行業務や決済市場以外にも影響力を持つことができるという目的があるのではないでしょうか

仮想通貨が台頭してきた中での生き残り戦略?

このように、顧客や消費者にとっての利便性向上、そしてMUFG自身にとっての利益がMUFGコインの目的に含まれているのはもちろんなのですが、別の観点から考えるとまた別の目的が見えてきます。

それが、「フィンテック時代の生き残り戦略」です。

そもそも、一番最初の仮想通貨としてビットコインが登場した時に大きく謳われていたのが「非中央集権化」でした。そして、中央銀行やメガバンクのシステムというのはまさしく中央集権的です。

つまり、仮想通貨の台頭によって今の銀行の確固たる地位が脅かされる可能性があるのです。

そしてもちろん、銀行側もそれに手をこまねいてただ見ているだけという訳ではありません。仮想通貨が一般にその名を知られるようになる前から早期にその可能性を考え、対抗策を考えてきました。

このMUFGコインもその一つなのでしょうし、2016年7月にアメリカの大手仮想通貨企業コインベースへの出資を発表したのもその一つなのだと思います。

コインベース(Coinbase)はアメリカの大手仮想通貨取引所です。海外の仮想通貨取引所を使おうかと思ってるけど違いがよくわからないという方は必見!コインベースの特徴から登録のしかたや使い方までコインオタクがどこよりも詳しく解説します!

 銀行の地位を脅かすと考えられる仮想通貨を逆に銀行のシステムに取り込むことで、仮想通貨のポテンシャルに対抗しようとしているのだと私は考えます。

それはMUFGの平野社長が2017年9月に開催された「FIN/SUM(フィンサム)ウイーク2017」の講演会にて「フィンテック企業は金融機関にとって破壊者とみられていたが、新たな事業を生み出すパートナーに進化している」と発言したことにも現れているのではないでしょうか。(参考記事はこちら

また、仮想通貨だけでなく海外の金融機関や企業も競争相手として意識していると考えられます。現在のグローバル化された社会では国内の金融機関だけでなく海外の金融機関も競争相手になり、海外先進国の金融機関はいち早く仮想通貨等のフィンテックで事業の効率化を図ってくるでしょう。

元々日本のメガバンクの中では海外業務に強いMUFGはそういった脅威を感じていたのではないでしょうか。

マイナス金利状況下での預金回避は誤り

なお、

「2016年1月に日銀がマイナス金利政策の導入を発表してから2年以上が経過していますが、今現在もマイナス金利は続いています。この状況下では銀行にとって自らの資産を日銀に預けていても目減りしていくだけですので、融資や様々な設備投資に回していく必要があります。そのため、新たなサービスを創出していく過程でこのMUFGコインが誕生したのです。」

・・・という説明を目にする時がありますが、私はこの説明は誤りであると考えています

なぜなら、日銀がマイナス金利政策を投票で決定したのは2016年1月29日であるのに対し、その直後の2月1日にMUFGコインに関する報道がなされたからです。

いかにMUFG内での意思決定が早くてもマイナス金利政策決定から3日で設備投資費の使い道としてMUFGコインを発表することはできないでしょう

このような誤った考察は、仮想通貨への関心が高まった2017年に「MUFGコインが発表された」という記事が増えたことにより、MUFGコインの開発が最近始まったものであるとの認識を持っている人が多いことに起因するのではないでしょうか。

MUFGコインの目的まとめ

  • コスト削減
  • P2P送金
  • 目的別/グループ口座
  • 加盟店決済
  • IoT決済
  • 融資
  • 新サービス創出
  • 異業種でのカラードコインの発行
  • 生き残り戦略

  MUFGコインのメリット

では、MUFGコインのメリットを詳しくみていきましょう。

私達利用者にとってのメリット

まずは、私達消費者側にとってのメリットです。みなさんが一番関心があるのはここかもしれませんね。

スマホ一つで簡単に送金できるようになる

MUFGコインの目的の「P2P送金」のところで解説したように、現在銀行口座から送金するのは早く安くできることではありません。

それが、MUFGコインのアプリを使うことでスマートフォン一つで簡単に送金できるようになるのです。

ブロックチェーンなので銀行の営業時間などに左右されることなくいつでも簡単に送金できるのはありがたいですよね。

海外でも使えるようになれば旅行時のメリットは大きい

MUFGとしては当面は国内でMUFGコイン決済をできる加盟店を増やしていくでしょうが、MUFGの海外展開規模を考えると海外にもMUFGコイン決済ができる加盟店が誕生するものと思われます

旅行などで海外に行った時にMUFGコイン決済できるならば日本円をあらかじめそこの現地通貨に両替する必要がなく、手間が省けるとともに高い両替手数料も節約することができます

MUFGの海外展開(HPより)

コスト削減の効果が還元される

先ほど言及したように、MUFGコインの大きな目的としてコストの削減が存在します。

コスト削減は企業にとって収益向上のために大切なことですが、私達消費者にも手数料等の引き下げなどの恩恵が回ってくるでしょう。

マイクロペイメント

MUFGコインを使うことにより、マイクロペイメントが可能になります。

(マイクロペイメントとはなんぞや?という人は下の記事を参考にしてください!)

目次マイクロペイメントってなに?日本円でのマイクロペイメントブロックチェーンを利用した仮想通貨のマイクロペイメントマイクロペイメントの将来性マイクロペイメントまとめ マイクロペイメントってなに? マイクロペイメントは、一円、十円もしくはそれより少し大きかったり小さかったりの額の決済を、手数料なしでできてしまうシステムです。現状ネットショッピングをするとしたら、クレジットカードでの決済が普通であり、どんなに少額の買い物でも数十円の手数料がかかってしまいます。そのため、デジタルコンテンツなどを購入するときに決済手数料が購入価格よりも高くなってしまい、決済として現実的ではありませんでした。それを手数料が無料に近い値段で簡単に決済できるのがマイクロペイメントです。動画1秒や文字1文字に対して1円単位の決済が出来るということは実は革命的なことで、将来的に多くの会社やコミュニティで使われる可能性があります。 また、今は一つの動画コンテンツだけを観閲するために高額な有料会員登録をしなければならず、「それだったら見なくていいや」となる人たちも多いと思います。ですが、動画一つに対して決済できるようになれば、「そんな少額なら…」と何百、何千倍という人が払いたいと思うようになるかもしれません。このように課金の心理的な障壁が低くなるということも革命的な決済手段といわれる大きな要因でしょう。 日本円でのマイクロペイメント PayPalのマイクロペイメントサービス PayPalはインターネットのオンライン決済代行サービスです。今ネットで買い物をするときに、買い物をする各お店や仲介業者にクレジットカード情報を教えなければいけないです。PayPalではこの問題を解決するために、店と個人との間に仲介し、代行で決済を行います。つまり、カスタマーは店にクレジットカード情報を教えることなく、PayPalだけに教えれば決済が出来るのです。ビットコインでの決済を導入したことで話題にもなりました。詳しくはこちらの記事を読んで下さい!!

今までクレジットカード決済などが難しかった少額決済もキャッシュレス化されることで、より便利な社会になっていくのではないでしょうか?

 信用力のある仮想通貨

仮想通貨元年と言われた2017年に仮想通貨が社会の中で一気に知名度を増した感じがしますが、それでもまだ仮想通貨に対して懐疑的な見方をしている層が多いのは事実です。

その要因として「投資=ギャンブル」という認識やコインチェックでの仮想通貨流出事件などが挙げられるとは思いますが、それ以外にも「これまでの経済システムとの乖離」という点が挙げられるのではないでしょうか。

これまでの経済は政府発行の法定通貨や銀行など中央集権的なシステムであったのに対し、ビットコインをはじめとする仮想通貨は中央の管理者や発行主体が存在しない非中央集権的なシステムで成り立っています。つまり、これまでの中央集権システムでは「管理者が不正をしない」という信用が必要なわけですが、仮想通貨はブロックチェーンによってトラストレス(=信用する必要が無い)なシステムを構築できたのです。

一方、このシステムは一般の日本人にとって馴染みが無いことも事実ですし、今の銀行は「不正をしない」という信用を十分に獲得しているので日本人にトラストレスなシステムの必要性が薄いという側面があります。

そのため仮想通貨はその誕生から10年近くの時間が経っても(投資対象ではなく社会インフラとして)それほど浸透していないのだと私は考えています。

その点、MUFGという日本を代表するメガバンクから発行されなおかつ信用力のあるメガバンクによって円との(ほぼ)等価交換が約束されているMUFGコインは、ブロックチェーンが生み出す「利便性」とこれまでのシステムへの「信用」の両方を兼ね備えていると言えます。

これはMUFGコインの大きな強みであると同時に、我々利用者にとっても安心感というメリットがあります

例えば2018年1月にはコインチェックから大量のネムが流出しましたが、あれは決してブロックチェーンのセキュリティが破られたわけではありません。コインチェック社内のセキュリティが破られたのです。

その点、非常に強固なセキュリティでネットバンキングを展開してきたメガバンクが仮想通貨を扱えば、コインチェックなどのベンチャーが仮想通貨を扱うよりもノウハウや資金という面でアドバンテージがありますし、我々もこれまでの実績から信用しやすいですよね。

トレーサビリティ

現在の銀行システムでは決済や送金取引の際に銀行内部もしくは銀行間のシステムを経由しているため、外部からその取引過程を見ることはできません。

それに対し、MUFGコインはブロックチェーンを利用しているため取引の履歴などが外部からも閲覧できる可能性があります。そのため、資金のトレーサビリティという観点ではこれまでのシステムより優れていると言えるかもしれませんし、透明性を気にする消費者層にとってはメリットになるでしょう。

ただし、全てのMUFGコインの取引履歴を公開するのは個人情報保護という観点から問題があると考えられるので、各個人がそれぞれの取引に関して閲覧できるというシステムになるのではないでしょうか

利用者にとってのメリットまとめ

  • スマホ一つで簡単かつ安く早く送金できる
  • 海外で決済
  • コスト削減効果の還元
  • マイクロペイメント
  • 信用力のある仮想通貨
  • トレーサビリティ

 銀行側にとってのメリット

では、利用者側ではなく銀行としてのメリットにはどのようなものがあるのでしょうか?

情報の獲得

まず一つ目に、情報の獲得という点が挙げられます。

当たり前ですが、我々利用者がMUFGコインをどのような店で使用したのかいくらぐらいの決済で使用したのかなど、MUFGは個人の動向を全て把握することができます。

様々な企業にとってそういった情報はマーケティングに活用できますし、MUFGが各企業に個人の属性(性別や年齢など)とともにその情報を販売することができます。ビッグデータに代表されるように、今の時代は情報がお金を産む時代であり、MUFGとしても当然こういった活用方法は考えているでしょう。

また、MUFGコインを採用している企業内でのMUFGコインの流れも把握できる可能性があり、そうすればその企業に対して種々のファイナンスの提案をすることもできるようになります。

決済分野でのシェア拡大

MUFGコインの目的の「加盟店決済」のところでも説明しましたが、現在のクレジットカードの手数料の問題を解決することができるため、キャッシュレス決済の分野でMUFGが大きなシェアをとる可能性があります

もちろん、Apple Payなどの新たな決済手段が出てきているこの時代にそう簡単にシェアを取れるとは思いませんが、その利便性や三菱UFJ銀行の口座と直接紐づけられることを考えると、マーケティングや宣伝次第によってはその可能性を秘めているのではないでしょうか。

コスト削減

これは何度か言及していますが、MUFGコイン導入によるコスト削減がMUFGにとって大きなメリットであることは間違いありません。

マネーロンダリングへの耐性がある

仮想通貨はマネーロンダリング(資金洗浄)に使用されるという意見を時々見かけますが、実は仮想通貨と同様に現金もマネーロンダリングに利用されやすいという現状があります。

その点、MUFGコインはブロックチェーンで全取引履歴を追跡できてかつ一つ一つのウォレットがMUFGの口座に紐づけられているため、マネーロンダリングに利用しにくいというメリットがあります。

銀行側へのメリットまとめ

  • 情報の獲得
  • 決済事業でのシェア獲得
  • コスト削減
  • マネーロンダリング対策

 プライベートチェーンとしてのメリット

MUFGコインはビットコインなどと違い、ブロックチェーンの中でもプライベートチェーンと言われます(有名な仮想通貨ではリップルもこれに該当します)。

厳密性や細かいところを無視して簡単に言うと、ブロックチェーン上の台帳を誰でも管理できるのがパブリックチェーン、特定の管理者がその台帳を管理するのがプライベートチェーンです。

では、MUFGコインがパブリックチェーンであることのメリットはどこに存在するのでしょうか?

パブリックチェーンのメリットを受け継いで、デメリットを減らすことができる

まず、最初の仮想通貨であるビットコインがブロックチェーンを利用したことによって獲得したメリットとして、改竄が困難・システムが落ちることがまず無い・管理コストが安い、などが挙げられます。

これはパブリックチェーン・プライベートチェーン関係無く持つ特徴なのですが、プライベートチェーンはそれに加えて送金処理時間が短いという非常に大きいメリットがあります。

皆さんご存知のようにビットコインはProof of Work(PoW)というコンセンサスアルゴリズムを採用しており、1つのブロックを処理するのに約10分かかります。このPoWは取引データの正しさを担保するための仕組みであるので、時間がかかるのは仕方ありません。

目次プルーフオブワークとはプルーフオブワークとマイニングの仕組みプルーフオブワークとプルーフオブステークの違い承認システムは他にもある! プルーフオブワークまとめ プルーフオブワークとは プルーフオブワーク(Proof of Work)とは、ビットコインなどの仮想通貨で採用されている、膨大な計算量を必要とする作業を成功させた人が取引の承認者となり、新たなブロックをブロックチェーンに繋ぐ権利を得られる仕組みのことです。その計算作業をマイニングと言い、マイニングの成功者には報酬が与えられます。 膨大な計算力が必要な作業って?マイニングって?と思った方、これからその説明をしていくので安心してください! プルーフオブワークとマイニングの仕組み ハッシュ関数が重要! プルーフオブワークの説明に入る前に、まずはハッシュ関数というものを説明しなければなりません。このハッシュ関数というのは、値を代入して計算するのは簡単なのに、この値が出るにはどういう値を代入すればいいかが分からないという特殊な関数です。この特徴を活かしてプルーフオブワークという仕組みは成り立っています。 マイニングとはどんな作業? プルーフオブワークにおいて、取引を承認し新しいブロックをブロックチェーンに繋げる作業のことをマイニングといいます。このマイニングを最初に成功させた人は報酬がもらえるという仕組みになっています。では、どうやって新しいブロックを繋げる人を決めるのでしょうか。 マイニングという作業において実際にやっていることは、ハッシュ関数に代入するとその頭に決められた個数の0が並ぶ数字が出てくるような値(ナンス)を探すという作業です。つまり、マイニングの成功とはナンス探しの成功を指します。 さて、ここでさっきのハッシュ関数の性質を思い出してください。ハッシュ関数は代入して計算をするのは簡単だけど、その逆を求めるのは困難です。すなわち、「値を代入したときに頭に0が何個並ぶか」はすぐ分かるのに、「頭に0がこの個数並ぶ数が出てくるには何の値を代入すればいいか」は分からないわけです。

 しかし、悪者がブロックチェーンを攻撃することを前提としてPoWのシステムをとっているビットコインとは違い、MUFGコインはプライベートチェーンであるためそもそもブロックチェーンに書き込むコンピューターに悪者は存在しません

そのため、取引に問題が無ければPoWのような過程を得ずにそのままブロックチェーンに取引を書き込んでも何も問題が無いのです。

そのため、 MUFGコインは取引処理にかかる時間を非常に短くできるものと思われます。

パブリックチェーンのトラストレスというメリットは失われるが、元々メガバンクが持つ絶大な信頼でカバー

利用者にとってのメリットのところでも述べましたが、そもそもブロックチェーンはトラストレスということがメリットでした。これは中央集権システムの管理者を信用していないからこそ意味のあるメリットです。

プライベートチェーンになるとそのメリットは失われてしまうのですが、逆に、「MUFGコインはプライベートチェーンであるためそもそもブロックチェーンに書き込むコンピューターに悪者は存在しません」という前提はMUFGという絶大な信頼を獲得しているメガバンクだから成立するとも言えるのです。

MUFGコインのデメリット

これまでMUFGコインのメリットについて説明してきましたが、もちろんデメリットも存在します。

ユーザー側にとってのデメリット

MUFGコイン決済によって確定申告を行わなければならないという可能性

まず大きなデメリットとして、MUFGコインで決済をすると他の仮想通貨と同じように年度末に確定申告をしなければならいという問題があります。

現在の法制度では、例えば1BTC=100万円で1BTC購入し、1BTC=150万円の時に1BTCで何か(例えば車など)を購入して決済すると、差額に当たる50万円は利益とみなされて確定申告をしなければなりません

それと同様に、MUFGコインも1コイン=約1円とはされているものの多少は価格変動しており、現在の制度では決済に伴って発生した利益に関して確定申告をする必要があるのです。

しかし、逆に考えればキャッシュレス決済を普及させたい政府がMUFGコインの導入に伴って現在の制度を改正する可能性もあります

日本政府はキャッシュレス化を推進してきた(H29、経済産業省「キャッシュレスの現状と推進」より)

銀行側にとってのデメリット

では、銀行側にはどのようなデメリットが存在するのでしょうか?

手数料収入の減少

MUFGの2017年度中間決済説明会の資料によると、2017年度上半期の振込・ATM手数料だけで284億円の収入をあげており、その他の為替等の手数料も合わせると年間で二千億以上の収入になります。

MUFGコインの導入によってこの手数料収入が大きく減ることになります

しかしコスト削減とMUFGコインがもたらす各種メリットにより、将来的にその減収を補って余りあるほどの収入をMUFGにもたらすでしょう。

MUFGコインの今後の課題

まだ一般公開されていないMUFGコインには課題があります。

MUFGが出した「MUFGにおけるブロックチェーンの取組み」の中で課題に言及しているので、それも参考にまとめてみました。

テクノロジーの進化

スケーラビリティ問題

ビットコインは取引量の増大によってスケーラビリティ問題が発生し、送金詰まりや手数料の高騰などの問題が発生しました。

MUFGコインがもし日本中で決済や送金に使用されるようになればスケーラビリティ問題も出てくるでしょうし、それをどのように克服していくかはとても重要な問題です。

目次1.スケーラビリティ問題とは2.技術的な解決方法3.解決する上での問題点4.スケーラビリティ問題に関するニューススケーラビリティ問題のまとめ 1.スケーラビリティ問題とは ビットコインのスケーラビリティ問題とは、ビットコインのブロックサイズがボトルネックになって、1ブロックに書き込めるトランザクションの数が限られ、データ処理速度が遅くなるので、送金に時間がかかってしまうという問題です。 スケーラビリティ問題を知る上での予備知識 ブロックチェーンの仕組み ブロックチェーンとは分散型取引台帳の一つで、いくつかの取引をまとめたものをブロックといいます。それらをつなげることで、台帳にするのでブロックチェーンと呼ばれます。ブロックチェーンはネットワーク上に存在し、中央管理者がいません。そのため、誰でも過去の取引全てを確認ができますが改ざんはできません。なぜ改ざんできないかとマイニングという膨大な計算量を必要とする技術(後述)によってブロックチェーンに書かれた取引は絶対正しいということが証明できるからです。 ビットコインは、実際に存在するわけではなく、今までの取引が全部ブロックチェーンにかいてあって、さらにそれがマイニングによって正しいことが保証されているので、自分がどれほどのお金を持っているか確認できるという仕組みです。 詳しく仕組みを知りたい方は、こちらの記事を見て下さい! ビットコインの仕組みとは?ブロックチェーンやマイニング、最新技術を全て解説!ビットコインの仕組みってどうなってるの…?今さら人には聞けないそんな疑問にお答えします!この記事を読めば、ブロックチェーンやマイニングなどのビットコインの基本技術から、導入されたばかりの最新技術まで理解できること間違いなしです!続きを読む マイニングの仕組み

 パフォーマンス

MUFGコインの送金処理の早さや維持管理コストなどはもちろん完璧というわけではありません。

従来の通貨に比べればそのパフォーマンスは高かったとしても、次々に次世代の通貨が登場することを考えれば常にそのパフォーマンス向上が求められます

インターオペラビィリティー

「インターオペラビィリティー」を日本語に直すと「相互運用性」になり、仮想通貨においては「異なる仮想通貨のブロックチェーンに管理されている様々な情報をそれぞれのチェーンの垣根を越えて相互に利用できること(状態)」という意味になります。

将来的には様々な通貨間でインターオペラビリティーが確保され、仮想通貨の利便性が更に向上すると考えられ、MUFGコインもその流れに乗って技術を向上させていく必要があります。

セキュリティ

コインチェックのネム流出事件で取引所のセキュリティ問題が改めて露呈しましたが、それはMUFGでも同じです。

MUFGはこれまでネットバンキングなどでセキュリティに大きなリソースを割いてきましたが、仮想通貨を扱うようになっても特に秘密鍵の管理など非常に厳重なセキュリティが求められます

他の仮想通貨との関係

先ほどのインターオペラビリティとも関連のある話ですが、MUFGコインが他の仮想通貨とどのような関係を気づいていくのかも大きな課題です。

MUFGが新設するMUFGコインの取引所がどのような形態になるのかは不明ですが、もしそこで他の仮想通貨も取引できるようになるのであれば、1コイン=約1円という特徴を活かして仮想通貨投資の待機資金として利用される可能性もあります。また、MUFGが作る取引所だけでなく他の世界中の取引所で取引されるようになるのであれば、世界中に普及していく可能性もあります

しかし、価格を約1円に制御したいMUFGからするとMUFGコインが他の仮想通貨と多様な関係を持つのは不都合です。

MUFGがMUFGコインを使ってどこまで仮想通貨業界に乗り出してくるかは注目ポイントですね。

運営面・法的面での整備が必要

スマートコントラクトの法的位置付け

便利な技術として注目を集めるスマートコントラクトですが、実際に社会で広く使われるようになるには法的な問題があると言われています。

契約をプログラムで表すわけですから、プログラムされたその契約内容の表現が法的に正確なのか・適切なのかという問題があったり、契約を巡って問題が発生した時の証拠力が認められるのかという問題もあると言われています。

これらはどれも契約を日本語等の言語ではなくプログラム(コード)を用いて表現していることに起因する問題で、技術に合わせて法律を整備する必要があります

三菱UFJフィナンシャル・グループとリップルの関係

ご存知の方も多いかと思いますが、MUFGはMUFGコインと同様にリップルも活用してフィンテックを推進しようとしています。

どのようにリップルを活用し、また、MUFGコインとはどのように使い分けるのでしょうか? 

リップルの良いニュースに飛びつきXRPを買ってみただけでリップルをわかった気になっているあなた。 本当にリップルの仕組みを理解していますか? 仕組みを知らずに通貨の価値判断はできないし、次々にでてくるリップルのニュースの真偽判断もできません!この記事を読めば意外と知られていないリップルの詳しい仕組みだけでなく、あまり書かれることのないデメリットまでわかり、読み終わる頃にはきっとリップルについて知らないことはなくなっています!リップルが大好きな現役東大生がホワイトペーパーやGithubなど難解で一般の方にはとっつきにくい場所までリサーチにリサーチを重ね、図とともにわかりやすく解説しているのでスルスルと深い知識を身につけることができます!もうにわかとは言わせません!リップルオタクになって自信をもってリップルのトレードをしましょう!リップル(XRP)ってなに?新しい送金・決済システムの名称!多くの巨大企業が注目していて、将来性バツグン!このサービスで扱われる通貨の名称でもある!決済速度が極めて速く、手数料も安い!ブロックチェーンを使わない珍しいタイプの仮想通貨!リップラーと呼ばれるリップル大好きな仲間もいっぱい! bitbankでリップル(XRP)を購入する!目次仮想通貨リップル(XRP)とは?時価総額3位の超大型コイン!RTXPとは?RTXP① ILP(インターレジャープロトコル)の仕組みRTXP② XRP Ledgerの仕組み実は仮想通貨ではない⁉︎XRPの仕組み XRPの役割は?XRPを使ってできることRippleNetの仕組み リップルのメリットリップルのデメリット リップル(XRP)チャート分析!ニュースが価格に与えた影響は? 今後のイベントは?XRPの今後の価格推移を予想!仲間もいっぱい!熱狂的なリップラーのみなさん 【リップルの購入方法】おすすめ取引所・販売所3選 【リップルの保管方法】おすすめウォレット3選 リップルまとめおまけ① リップル用語辞典おまけ② リップルオタク度テスト〜あなたはどこまでわかる?〜 仮想通貨リップル(XRP)とは?時価総額3位の超大型コイン! リップルはXRPのことではないかも⁉︎ リップル(Ripple)とは、Ripple Inc

 国際送金としてのリップル

2017年3月31日、三菱UFJ銀行(当時は三菱東京UFJ銀行)が『米国 Ripple 社主催のグローバル銀行間コンソーシアム 「Global Payments Steering Group」への参加について』と題したプレスリリースを発表しました。

Golabal Patments Steering Group(GPSG)は世界中の大手銀行が協力してリップルを活用した国際送金サービスを始めるための企業連合で、2018年度には実際にリップルでの国際送金サービスを開始する予定だとしています。

また、日本国内ではSBIが主導する「内外為替一元化コンソーシアム」に参加しており、リップルのネットワークを活用することで国内での送金・決済、国内からの海外送金をより便利にする取り組みを進めています

↑内外為替一元化コンソーシアムの説明動画(YoutTubeより)

MUFGコインとリップル

では、MUFGはMUFGコインとリップルをどのように使い分けていくのでしょうか?

私の考えですが、MUFGは顧客が利用する仮想通貨としてMUFGコインを、銀行のシステムを効率化するためにシステム内で使用する仮想通貨としてリップルを利用すると思われます。

MUFGとしては自社が開発したMUFGコインをできるだけ普及させたいでしょうし、MUFGコインをリップルでシェアを取り合うようなことが極力起こらないように上手く分野を調整してくるでしょう。

三菱UFJフィナンシャル・グループとブロックチェーン

国内外でブロックチェーンを活用した様々なフィンテックに取り組んでいる

MUFGはリップルやMUFGコインだけでなく、ブロックチェーンを用いて様々なイノベーションを起こしていこうとしています。

例えば昨年にはスイスの大手金融会社UBSが主導する企業連合に参加し、USC(Utility Settlement Coin)と言われる独自の電子通貨を発行しようとしています。この電子通貨は各国の中央銀行が発行する通貨(米ドルや円)と等価交換できるようにすることで銀行間の取引や決済を迅速化・低コスト化することを目指しています。(参考記事はこちら

また、小切手の電子化を目指してシンガポールでイーサリアムの技術を活用した取り組みを行ったり、他にもサプライチェーン自動化・手形電子化・KYC(Know Your Customer)情報の共有など様々なイノベーションにブロックチェーンを活用しています。

最初の方にも書きましたが、銀行は既存の金融システムを破壊すると考えられたブロックチェーン技術を逆に自分達のシステムに取り込もうとしているようです。

「MUFGにおけるブロックチェーンの取組み」より

MUFGコインとJコイン

MUFG(三菱UFJフィナンシャル・グループ)が発行するMUFGコインに対して、みずほフィナンシャルグループやゆうちょ銀行、数十の地方銀行などが協力して独自の仮想通貨「Jコイン」を発行しようとしているのは皆さんご存知でしょうか?

(2016年にみずほフィナンシャルグループが日本IBMと開発を進めていた仮想通貨「みずほマネー」とは別です。)

日本を代表するメガバンクがそれぞれ異なる仮想通貨を発行するということで両者に注目が集まっていますが、実際れぞれの通貨にどのような違いがあるのでしょうかまた、日本国内の市場において両者はシェアを取り合うような競合相手となるのでしょうか?

それぞれについて解説していきたいと思います。

メガバンクが発行する二つの仮想通貨の違いは?

1コイン=約1円と1コイン=1円

まず我々利用者にとって分かりやすい違いとして、「Jコインは円と等価交換ができる」ということが挙げられると思います。

つまり、Jコインは1コイン=1円で固定されるというわけです。

MUFGコインは1コイン=約1円であり、完全に固定されるという訳ではありません。

しかし、通貨の目的や機能としてこれは大きな違いではありません

では、もっと大きな違いというのは存在するのでしょうか?

機能としては基本的には同じ

利用者がスマートフォンのアプリでMUFGコインもしくはJコインを使用できるという点、企業及び個人間での決済や送金での使用を見込んでいる点など、実は利用者から見れば基本的な機能に大きな違いは無いのです。

法的な扱いの違い

基本的な機能に大きな違いは無いからといって、ほぼ同じものと捉えるのは早急です。

MUFGコインが法的に「仮想通貨」と捉えられるものを目指すのに対し、Jコインは1コイン=1円で完全に固定するため法的には「通貨建資産」に当たります。

また、先ほど述べたように通貨建資産は銀行を介さずに100万円以上の送金をできないため、みずほフィナンシャルグループやゆうちょ銀行はJコインのために新たに銀行を設立すると言われています。

両者は競合するのか?

利用者から見ると機能の面で大きな違いが無い両者の通貨は国内の市場において競合相手となるのでしょうか?

両者ともにまだ一般には公開されていないのではっきりとしたことは分かりませんが、現状のまま進むと恐らく競合することになると思います。

MUFGコインはJコインに対して開発が先行しているというアドバンテージある一方、Jコインはみずほフィナンシャルグループやゆうちょ銀行・その他地銀数十行が参加するプロジェクトであり、すでに獲得している顧客などの面でMUFGコインに対して優位に立っていると言え、どちらかがもう片方に対して大きくリードしているという状況ではないと私は考えます。

統合されることはあるのか?

アリペイやApple Payなど様々な決済手段が海外から進出してきている現在、日本を代表するメガバンク同士で協力してMUFGコインとJコインを統合させれば市場において非常に大きな存在になるでしょう。

しかし、現在のところ両者が統合するような動きが無いままMUFGコインの一般公開が近づいてきています。そのため、すぐに二つのコインが統合される展開になる可能性は低いのではないでしょうか。

ただ、「FIN/SUM(フィンサム)ウイーク2017」でMUFGの亀山執行役常務は「MUFGという冠にこだわる必要はない」「オールジャパンのプラットフォームも想定している」と述べており、将来的に他行も参加できる枠組みを作ることも示唆しています

日本の法定通貨「円」の仮想通貨化

現在、世界では中央銀行が発行する法定通貨のデジタル化が進んでいます。

例えばウルグアイでは昨年11月にブロックチェーンを活用した法定デジタル通貨「eペソ」の試験運用を開始し、イギリスやスウェーデンなどの先進国の中央銀行も法定通貨をデジタル化することを検討しています。

技術が発達した現代でもいまだに現金主義が根強い日本では日銀が法定デジタル通貨を発行するのはだいぶ先になると思いますが(デジタル通貨に関する研究は日銀内でかなり前から行われていると言われています)、将来的に日本でも法律で認められたデジタル通貨が誕生する可能性はあります

その時に日本円のデジタル版とMUFGコイン、Jコイン等がどのような関係で共存・もしくは競合するのかは注目に値するのではないでしょうか。

(法定通貨のデジタル化について詳しく知りたい方はこちらのレポートを参考にしてください)

 MUFGコインのハッカソン

MUFGコインについて様々なことを説明してきましたが、実際にどのようなユースケースが考えられるのでしょうか?

2018年3月、そのアイデアを競い合うハッカソンが開催されました。

(ハッカソンは「ハック」と「マラソン」を合わせたIT業界発祥の言葉で、プログラマーなどからなるチームが短期間に集中的にテーマに沿ってそのアイデアや成果などを競うイベント)

その名も、「Fintech Challenge 2018」。

Fintech Challenge 2018

そもそもFintech Chanllengeとは三菱UFJ銀行が何度か開催しているイベントで、ICTを活用した新しい金融サービスの創出を目的として行われています。

三菱UFJ銀行は2013年にアメリカのシリコンバレーにイノベーションセンターを設置するなど、ITと金融を融合させた「フィンテック」に対応すべく様々な取り組みを進めており、このイベントもその一環として行われています。

そして「仮想通貨元年」の翌年2018年開催されたFintech Challengeのテーマは「デジタル通貨で生まれる新たな世界」。

MUFGコインが2018年度内に一般公開されるということもあり、まさに時流にピッタリのテーマとなりました。

公式HPはこちら

ハッカソンの結果

このハッカソンの結果、大賞を受賞したのは$NYAONチームの「イノベーションのための報奨金プラットフォーム」。

例えば、マイナー競技の競技者など競技団体からの支援が少ない選手を応援しようという気持ちをブロックチェーンで実現する、といったコンセプトです。

目標を達成するアスリートが現れると、目標の達成が認定された後にスマートコントラクトが発動してそのアスリートにMUFGコインが支払われるという仕組み。

スマートコントラクトというブロックチェーンらしい技術を活用している点や、MUFGコインの特徴を活かしている点、実現性の高さなどが評価されて大賞の受賞となりました。

また、それ以外にもWe Want... We Workチームの「ピークシフト(ピーク時をズラすこと)による社会課題解決」がSAMURAI賞を受賞するなど、技術レベルも高く盛り上がったハッカソンだったようです。

(スマートコントラクトについては以下の記事を参照してください) 

目次スマートコントラクトとはスマートコントラクトのメリット スマートコントラクトの問題点・課題・脆弱性スマートコントラクトの将来性・活用事例スマートコントラクトの気になる疑問を解決!スマートコントラクトまとめ スマートコントラクトとは 一言で言うとスマートコントラクトとはプログラムに基いて自動的に実行される契約のことです。これだけだと具体的なイメージがわからないと思うので詳しく解説していきます。 ブロックチェーンを用いたスマートコントラクトの仕組み スマートコントラクトをブロックチェーンと組み合わせることで、当事者間の私的な取引をプログラムとしてブロックチェーン上で記載し、契約の執行条件が満たされたら自動的に契約が執行される仕組みを作ることができます。これにより取引に付随する様々な作業を自動で執行できるようになり不正取引が減ったり、世の中の仲介業者がやっていることを自動化できるなど、かなり画期的で、今後の世界を変える可能性を秘めています。 そもそも契約とは、 契約定義イベント発生価値の交換、契約執行決済 という4つでできていて、スマートコントラクトでは、2〜4を自動で行うことができます。 ですが、これでもまだイメージが掴めないと思うので身近な具体例を用いて考えてみましょう。 スマートコントラクトの身近な具体例 実はスマートコントラクトの概念は、ビットコインができるよりも昔からある概念です。1994年にNick Szaboというコンピューター科学者・法学者・暗号学者によって提唱されていて、初めに導入された例として自動販売機を上げています。自動販売機はお金を入れると商品が自動で出て来ます。これは人と人との間で売買の合意があるわけでもなく、何かの売買契約書を交わしたわけでもなく、機械によって自動で執行された契約という意味では、スマートコントラクトの事例であるといえます。上の契約とは、の話に当てはめると、 制約条件を満たす額のお金(買うものの値段)を入れてボタンを押すと、商品が出て来るという契約を定義する人が訪れてお金を入れてボタンを押す商品が出て来るお金が自動販売機のものになる と言った工程のうち2~4は自動で執行されます。 スマートコントラクトのメリット

 MUFGコインに関するQ&A

それでは、最後にいくつかのちょっとした疑問に答えていきましょう!

MUFGコインのチャートってどこで見れる?

MUFGコインはまだ一般には公開されていないので、現在チャートを見ることはできません

公開された後はMUFGの取引所等でみれるようになることが予想されます。

MUFGコインの買い方は?

今現在買うことはできませんが、一般に公開された後はMUFGの取引所にてMUFGコインを日本円で買うことができるようになると思われます。

その登録方法や入金方法などの細かい情報についてはまだ何も明かされていません。

MUFGコインは投資対象になる?

一般的に仮想通貨というと投資対象になり得ますが、MUFGコインは1コイン=約1円で固定であるため投資には向かないと考えられます。

MUFGコインってマイニングできる?

MUFGコインで使用されるブロックチェーンはビットコインのようなパブリックチェーンではなくプライベートチェーンであるため、我々がマイニングをすることはできないと考えられます。

メガバンクが発行する仮想通貨ってMUFGコインとJコインだけ?

はい、現状はそうなっています。

ということは、もう一つのメガバンクである三井住友銀行は仮想通貨やフィンテック分野において遅れをとっているのでしょうか?

いいえ、そんなことはありません。

三井住友銀行はビットフライヤーの主要取引銀行です。(→HP「会社概要」参照)

また、仮想通貨業界に大きく貢献しているSBI銀行もSコインの発行を発表しました。

つまり、どの銀行もやはり仮想通貨などの様々なフィンテックに危機感を感じて対策に乗り出しているということですね。

MUFGコインのまとめ

以上MUFGコインについて様々な角度から分析してみましが、あなたはどのように感じたでしょうか?

投資に向いていないから興味無いと思った方もいるでしょうし、将来性を感じた人もいるかもしれません。

私自身は色々調べていて、しっかりとした目的意識・危機意識のもとで開発が進められているなと感じましたし、メガバンクのレベルの高さをひしひしと感じました

また、かつては大量にプールしていた金を背景に紙幣を発行する金本位制だったものがいつしか崩壊し、現在の管理通貨制度(広義の紙幣本位体制と言えるのではないでしょうか)になり、さらにこの管理通貨制度の中で紙幣を背景にして(金本位制と同じく固定相場制で)仮想通貨を発行しようとしているという現状を考えると、かつて価値を担保していた金が要らなくなったように、技術の進歩に伴って現金というものも徐々に要らなくなって行くのではないかと感じました。

皆さんもメガバンクが発行する通貨をきっかけに、お金というものについて考えてみるのも良いかもしれませんね!