甘い言葉で資産を奪い取るフィッシング詐欺。昨今では、暗号資産(仮想通貨)を狙ったものも横行している。
そんな中、あまりにもずさんな手口で行われた暗号資産(仮想通貨)フィッシング詐欺が話題になっている。
イギリス王室騙る仮想通貨フィッシング詐欺、ずさんな手口に被害者はゼロ
甘い話で資産をだまし取る「フィッシング詐欺」を目的とした、悪意あるメールが世界中で横行している。
しかし、中には非常にずさんな手口を用いてしまい、誰一人として被害者が生まれないようなケースも存在する。
海外メディアの報じたところによると、そのフィッシングメールは「エリザベス女王の秘書」を名乗る男性から送られたものだ。
その文面には、「女王がイギリスの不況を憂い、直接市民に資産を分配しようとしている。送金してくれればその金額に3割の利子を付けて返金する」といった内容が書かれている。
内容の突拍子のなさもさることながら、階級ごとの言葉遣いに大きな違いがあることで知られるイギリスで、文面の英語は上流階級の使うような言葉選びになっていないなど、ツッコミどころも満載。
極めつけは、そのメールに書かれていた暗号資産(仮想通貨)の送金を求めるアドレス ‘1sycBKECFgPBD3EiaTCcD2VCeobr8DrpD’ は実在せず、誰一人として資産を奪われることはなかった。
この一件は誰一人被害者もおらず、笑い話として片付けることができるが、もっと説得力のある文章と甘い言葉で巧妙に作られたフィッシング詐欺の手口も存在する。
暗号資産(仮想通貨)資産を管理する場合には、「甘い言葉」に騙されないよう細心の注意を払うことが必要だ。