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仮想通貨の税金の抜け道はあるのか?確定申告のルールと節税対策4選

2025年12月10日 19:46  6月24日 15:45  Arai Yu

※この記事には広告・PRが含まれます

仮想通貨で利益が出た人なら、一度は税金の抜け道があるのか検索したことがあると思います。

正直、課税の抜け道があるのか気になってしまいますよね。

市場が盛り上がるほど、「利益は出たけど、税金どうすればいいんだ?」という不安は膨らんでいきます。

たまにSNSでは、

「海外取引所ならバレない」

「DEXだから追跡できない」

「売らなければ税金は発生しない」

こんな言葉が並んでいて、つい信じたくなる時もあります。

でも結論からいえば、その多くは誤解です。

この記事では、仮想通貨の税金や確定申告の基本を整理しながら、ネットで語られる抜け道の真偽をやさしく解説します。

そのうえで、実際に使える合法的な節税方法まで紹介していくので、安心して読み進めてください。

仮想通貨に税金がかかる理由

まず前提として、仮想通貨の利益は日本では「雑所得」扱いです。

株やFXと違い、「申告分離課税」ではありません。

給与やその他の収入と合算して税金を計算する方式、つまり累進課税です。

税率は所得によって変わり、15%〜最大55%。

利益が大きい人ほど税負担も大きくなります。

意外と多くの人が勘違いしているのが、「どの行為が課税対象なのか」という点。

実は、売却だけが課税対象ではありません。

たとえば、

  • 仮想通貨を円にしたとき
  • 仮想通貨同士を交換したとき
  • NFTやトークンを仮想通貨決済で購入したとき
  • エアドロップをもらったとき
  • ステーキング報酬受取時

など。

これらすべて、状況によっては課税対象になります。

「売ってないから関係ない」と思っている場合でも、知らないうちに課税ポイントに触れているケースは本当に多いです。

確定申告はどんな人が必要?

会社員の場合、仮想通貨の年間利益が20万円を超えたら確定申告が必要になります。

よくある誤解で、

「20万円以下なら申告不要でしょ?」

というものがありますが、これは全員に当てはまるわけではありません。

フリーランス(個人事業主)は通常、確定申告を通じて自身の税金を支払うこととなります。その場合、仮想通貨の利益が1円でもあれば申告が必要となります。

学生や専業主婦などは通常、所得(収入や稼ぎ)がないために確定申告は不要となりますが、基礎控除(令和7年だと95万円)を超える所得があれば確定申告が必要となるため、仮想通貨やその他の収入で95万円を超えているのであれば確定申告が必要となります。

「抜け道はあるのか?」という問いに対する答え

ここからが、多くの人が一番気になるところだと思います。

結論だけ伝えると、

違法性のある“抜け道”は存在しません。

ただ、巷で言われている話が、どこまで本当なのか。

そのあたりは冷静に整理しておきましょう。

「海外取引所ならバレない」

海外取引所ならバレない、と巷では言われていますが、今は通用しません。

税務署は、租税条約にもとづき、海外のネットワークを持ち、海外取引所に対しても情報提供を呼び掛けています。さらにCARFという海外の仮想通貨取引所と税務署の情報収集制度が2026年にスタートし、海外取引所を利用した脱税の取り締まりが開始します。

仮想通貨を利用したマネーロンダリングや詐欺については、日本のみならず世界中で話題になっています。世界中の税務署や金融機関が協力し、仮想通貨の脱税を調査しているのです。

さらに、税務署は、過去にさかのぼって脱税を指摘することができます。バレてしまっては、通常の税金のみならず、無申告加算税や延滞税などのペナルティの税金も生じます。海外取引所はバレない、というのは今は通用しませんので、しっかりと申告納税が必要です。

「DEXやウォレットは追跡不可」

DEXやウォレットにはKYCといわれる身分証明書の登録がありません。そのために、DEXやウォレットはバレない、と考えている方がいます。

ですが、オンチェーンデータは全てブロックチェーン上に残ります。

匿名性はあっても、データそのものが消えることはありません。

国税庁は、オンチェーンデータの分析も進めています。海外では、Chainalysisというブロックチェーン分析企業と税務署が連携し、オンチェーンの脱税を調査したという事例があります。日本の国税庁もこのように外部のオンチェーン分析企業と提携してウォレットの脱税を調査しています。

「利確しなければ課税されない」

長期保有するだけなら課税は発生しません。

でも、Swapしたり、NFTを買ったり、GameFiで報酬を受け取ったり、エアドロップで価値のあるコインを獲得したりすると、それだけで課税対象になるケースがあります。

「気づかないうちに課税されていた」

これは本当に多いパターンです。

これをなくすためにも、Debankなどのウォレットの分析ツールを活用し、年に1度は気が付かないエアドロップやステーキング報酬受け取りなどがないかを確認することが重要です。

合法的な節税方法について

ここまで読むと、「逃げ道はないのか…」とガッカリするかもしれません。

でも、ここからが大事なポイントです。

抜け道はなくても、節税の選択肢は存在します。

たとえば、

① 年末に損益調整する

含み損を確定させることで、利益と相殺することができます。

② 経費計上できるものを整理する

取引手数料、ガス代など、必要性が説明できれば認められるケースがあります。

③ 取引を複雑にしすぎない

DEXやNFT転売など、履歴管理が煩雑になるほど計算が不利になりやすいです。

④ 規模次第では法人化も検討

利益が大きくなるほど、法人にするメリットが出てきます。

まとめ

仮想通貨は伸びるときは一気に伸びるので、税金の話が後回しになりがちです。

でも、知らないまま放置してしまうと、あとから冷や汗をかくことになります。

大切なのは、

「避けること」ではなく、「正しく向き合うこと」。

ただ、知らないまま突っ込むと厄介なだけです。

もし今不安があるなら、今のうちに取引履歴を整理し、理解を深めておくと安心です。

必要であれば、税理士に相談する、計算サービスを使う、そういった選択肢もあります。

税金に悩まず次の投資チャンスに向き合えるよう、この記事が少しでも役に立てば嬉しいです。

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監修者

村上裕一(公認会計士・税理士)
公認会計士試験合格後、大手監査法人、メーカー経理財務、会計事務所を経て独立開業。仮想通貨・NFT・ブロックチェーンゲームを専門とする税理士として活躍。魔界(仮想通貨の深い分野)投資している「魔界の税理士®」(商標登録済)
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