​「ビットコイン決済を導入している店舗を見たことあるけど、やり方って難しいのかな」

このように、ビットコイン決済に対して難しいイメージをお持ちではないでしょうか。

実は、ビットコイン決済はとても簡単に行えるのです!

この記事では、ビットコイン決済について、決済方法やメリット、デメリットを紹介しています。

さらに、実際にビットコイン決済を導入している店舗の紹介もしています。

この記事を読めば、すぐにビットコイン決済を行うことができるようになります!


ビットコイン決済とは 

ビットコイン決済とは EC サイトや家電量販店、飲食店などでの決済手段としてビットコインを用いることです。

つまり、買い物をする時に、日本円で払うのではなく暗号資産(仮想通貨)で支払うということです。

ビットコイン決済を行うためには、利用する店舗でビットコイン決済のシステムが導入されている必要がありますが、年々導入する店は増えてきています。

ウォレットという暗号資産(仮想通貨)のお財布のようなものを持っていれば誰でもビットコイン決済を行うことができるので、決済の特徴や手順はもちろん、導入している店舗も見ていきましょう!

ビットコイン決済のメリット 

決済にかかる時間が短い

ビットコインを保有するには、取引所や販売所の口座を利用して保管したり取引したりする方法が思い浮かぶかと思います。 

取引所から銀行口座への出金を行ったり、銀行口座から引き出したりと、ビットコインを日本円にして使う場合には手間もかかります。 

その点、ビットコイン決済はビットコインの状態で決済できるわけですから、余分な手間がかからないのです!

また、海外でもビットコイン決済ができるところがあり、ビットコインという共通の通貨を使うことになるため、両替が必要なくなります

海外での面倒な作業を減らせるため、この点でも余分な手間がかからずにすみます。

手数料を抑えられる

取引所や販売所でビットコインを管理している場合は、何かを商品を購入しようとする度に、一度日本円にかえて引き出し、決済に用います。ですので取引所に対する手数料がかかるのです。

しかし、ビットコイン決済はウォレットさえ持っていれば、ビットコインを日本円に換金しなくてもビットコインのまま商品などの決済に用いることが出来ます

ビットコイン決済を用いる方が、いちいち日本円に換金する時にかかるような手数料を抑えることが出来ます。

海外に送金することを考えても、日本円やドルに代表される法定通貨よりもビットコインを送金する方が比較的安い手数料で通貨を送金することが可能です。

そして現地でビットコイン決済を行えば、やはり換金する必要がないので、法定通貨を利用する場合より手数料を安く抑えることが出来ます。

ビットコイン決済のデメリット 

価格変動が激しい 

暗号資産(仮想通貨)は法定通貨に比べるとまだまだ価格変動が激しいです。

暗号資産(仮想通貨)の代表格であるビットコインも例外ではないので、ビットコインを購入した時の額よりも低い額の時に決済することになる場合もあるでしょう。

2018年11月10日現在、ビットコインの価格は72万円ですが、もしもビットコインの価格が60万円に下がってしまうようなことがあった場合、決済で使えるのは60万円分になってしまいます。

決済できる店舗が少ない

ビットコインの取引について聞いたことがある人は多くても、ビットコイン決済ができる店舗を見かけた人は少ないのではないでしょうか。

日本ではビットコイン決済を利用できる店舗は比較的東京などの都心に集まっています。

せっかくビットコイン決済ができる状態にしていても、対応している店舗が少なければ使い勝手がよくないですよね。

東京オリンピックで、日本よりもキャッシュレス化の進んでいる外国人が多く訪れることが見込まれます。

これを踏まえてビットコイン決済ができる店舗が増えていくことは予想されますが、まだまだ日本では少ないのが現状です。

ですので、これからの動きに注目です!

ビットコイン決済方法

ビットコイン決済の手順

  • ウォレットを作成し、ビットコインを送金しておく
  • ウォレット内のカメラ機能を起動させる
  • 提示されるQRコードを読み取る
  • 金額を入力し、送金する

 

決済前の準備 

まず始めに、ビットコイン決済には必ず必要な、ウォレットというものを持っていない人はインストールする必要があります。

ウォレットとは、文字通り暗号資産(仮想通貨)の「財布」です。様々な種類があり、暗号資産(仮想通貨)の保管ができるだけでなく他のウォレットに送金したりすることができます。

大きく分類すると、「取引所のウォレット」「ウェブウォレット」「ソフトウェアウォレット」「モバイルウォレット」「ペーパーウォレット」「ハードウェアウォレット」などに分かれています。

ここでは、店舗の決済で使用することを目的としているので、スマートフォンに入れるタイプの「モバイルウォレット」を使用することが基本となります。

また、ウォレットにビットコインが入っていなければ当然使用することはできないので、忘れずに送金しておきましょう

おすすめのウォレットは後ほどこの記事で紹介しますが、ウォレットの詳しい分類や役割については、以下の記事を是非参考にしてみてください!

 

コインチェックのハッキング騒動を受けて自分で暗号資産(仮想通貨)を保管する人が増えています。その保管先である「ウォレット」の仕組みや種類、暗号資産(仮想通貨)別のオススメにいたるまで徹底解説していきます!これさえ読めば今日からあなたもウォレットマスター!

 

ウォレット内のカメラ機能を起動

それでは早速実際の店舗でビットコイン決済を行うことを想定しながら、実際の決済方法を見ていきましょう!

モバイルウォレットにビットコインが保管されている状態で、ビットコイン決済を導入している店舗に行きます。

実際にビットコイン決済を行う場合は、QRコードを使用して支払う場合が多いです。 ですので、スマートフォンの中に入っているウォレットを立ち上げ、カメラ機能を起動させます。

店舗に提示されるQRコードを読み取る

カメラを起動させると店舗側から会計時にタブレット端末で二次元バーコードとビットコイン換算の金額を提示されます。

そこで提示されたバーコードを読み取りましょう!

金額を入力して送金する

バーコードが読み取れれば、支払い金額を入力することになるので、間違いないように入力しましょう。場合によっては確認画面に支払い金額が表示されることもあります。

これで、ビットコイン決済を用いて買い物をすることができます。

ビットコイン決済にかかる手数料 

ここまでで、ビットコイン決済のやり方はわかったと思います。ここで、ビットコイン決済って、手数料がかかるのではないか、と疑問に思った方はいらっしゃいませんでしたか?

実は、利用している暗号資産(仮想通貨)取引所によって異なる手数料がかかります

取引所のウォレットを使用する場合、手数料がかからないこともありますが、bitFlyerのウォレットから送金をする場合は0.0004 BTC(bitWireを利用すれば無料)、Coincheckのウォレットから送金をする場合は0.002BTCなどと様々です。

さらに送金手数料がかからない取引所もあり、DMM BitcoinやGMOコインであれば無料で送金が出来ます!

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ビットコイン決済ができる店舗

せっかくビットコイン決済の方法を知っても、実際どこで使えるかを知らなければ決済することができませんよね。そこでここからはビットコイン決済ができる店を紹介していこうと思います。

ちなみに、日本全国では下の画像のようにビットコイン決済ができる店が点在しており、やはり東京・大阪・名古屋を中心にビットコイン決済を行えるところが多いことがわかります。

もっと詳しくどこにビットコイン決済を導入している店舗があるか気になる方は、細かい店舗の確認ができる「coinmap」​で調べることができます。

企業の店舗 

実店舗でビットコイン決済を導入している企業には家電で有名なヤマダ電機ビックカメラコジマソフマップなどがあります。意外と知っている企業も導入しているのではないでしょうか。

また、眼鏡のメガネスーパーや、飲食店の聘珍樓、旅行代理店では、H.I.Sなどがビットコイン決済を導入している企業として挙げられます。さらに、美容室でもビットコイン決済を導入しているところがあります。

飲食店に導入されているのはなんとなく想像がつくかもしれませんが、美容室にも導入されているところがあるのは意外かもしれませんね。

ECサイト 

​EC(electronic commerce​)サイトの中では、DMM.comビットフライヤーなど、暗号資産(仮想通貨)取引所を運営しているところはもちろん、いろいろストアやビットコインモール、CAMPFIREなどもビットコイン決済を導入しています。

まだまだ大企業は導入していないイメージですが、これから暗号資産(仮想通貨)のマーケットが拡大していけば、ビットコイン決済を導入する企業が増えることも考えられます。

その他 

​もちろん、ここまでにあげた店の他にも、ビットコイン決済を導入しているところはたくさんあります。

ここでは全てを紹介仕切れないのですが、先程も紹介した「coinmap」というサイトを利用すればここでは紹介しなかった店舗も調べることができます。

coinmapでは、日本のビットコイン決済導入店舗はもちろん、海外の店舗を調べることも可能ですので、気になる方は是非利用してみてください。

ビットコイン決済におすすめのウォレット3選

​次に、ビットコインを保管しておくのにおすすめのウォレットを紹介していきます。

copay(コペイ)

​copayはアメリカのbitpay社が開発したウォレットで、PCでもスマートフォンでも使用することができます。どちらにも対応しているウォレットは実は少ないので、copayの大きな特徴になります。

copayはECサイトでも実店舗でもビットコイン決済に使用することができます。

さらに、同一のアカウントを複数の秘密鍵と呼ばれる暗号で管理するマルチシグを利用しているので、万が一暗号鍵が1つ漏洩してしまったとしても、送金が成立することはありません。

安全性が非常に高いウォレットです。

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Ginco(ギンコ)

​「Ginco」​は、日本企業からリリースされた、暗号資産(仮想通貨)のクライアント型モバイルウォレットです。

2018年4月24日にビットコインに対応させると同時に、本格的にリリースされました。暗号資産(仮想通貨)を真の意味で”所有”することを目指して開発されています。​

こちらもモバイルウォレットなので、ビットコイン決済を導入している実店舗で使う場合には、もってこいのウォレットです。

さらに多くのウォレットが日本語に対応していない中で、Gincoは日本人にとって使いやすさ抜群です。

Gincoについてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください!

 

Gincoというウォレットをご存知ですか?暗号資産(仮想通貨)を取引所に置きっ放しにする危険性が指摘される最近、颯爽と現れた日本産ウォレットです。日本企業による日本人のためのウォレットの特徴・登録・使い方を易しく説明します!


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Trezor

Trezorは、ハードウェアウォレット界でもっとも有名なウォレットの一つです。

ハードウェアウォレットなので、持ち運ぶことができないため実店舗で使用することはありませんが、ECサイトなどで利用することは可能です。

PCとUSBケーブルで接続して、公式ホームページからウォレットのページにいくことでウォレット操作をすること可能です。

保有可能通貨も必要十分なものは揃っており、 具体的には、ビットコインだけでなく、ライトコイン、イーサリアムなどの保管が可能です。


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ビットコイン決済に関するQ&A 

ビットコインで決済した場合、税金はかかるの?

​ビットコインで決済をした場合でも、税金はかかります。消費税は含んだ状態で決済されますし、暗号資産(仮想通貨)で得た利益が20万を超えるような取引を行うと所得税としても税金がかかります

暗号資産(仮想通貨)の税金について、詳しく知りたい方はこちらをご覧ください!

暗号資産(仮想通貨)に税金がどのくらいかかるか理解していないと、知らないうちに損をしているかもしれません!この記事では、たくさんの例を用いながら税金のかかる条件や計算方法、さらに税金対策まで紹介しているので、誰でも簡単にイメージしながら理解できます!

 

決済日は決まっているの? 

​ビットコインでの決済はクレジットカードでの決済とは異なり、決済日までにビットコインを用意しておけば良いというものではなく、買い物をする時点で必要分のビットコインが揃っていなければなりません。

つまり、そのまま決済されるため、指定された決済日などはありません。


ビットコイン決済のまとめ

​いかがでしたか?ここまでビットコインの決済について、方法やビットコイン決済導入店舗の紹介などを通じて説明してきました。

これから暗号資産(仮想通貨)市場が成長していけば、必ずビットコイン決済を導入する企業は増加します。

身近にビットコイン決済がもっと溢れ出したときに、みなさんが戸惑うことがないようにサポートできていれば幸いです。​