ビットコインはこの1週間で30%近く下落しており、専門家の中には、まだ下がる可能性があると考える人もいます。

金融市場に弱気な感情が溢れる中、専門家はビットコインが2万ドル(約270万円)を割り込むかどうか割り込んだら何が起こるかについて意見を交わしている。

ビットコインにとって2万ドルは重要な水準

ビットコインは現在、弱気相場に突入しており、史上最高値の約69,000ドル(約930万円)から著しく下落した。

ほとんどの観測筋はインフレや金利上昇などマクロ経済状況の悪化が、下落の原因であると考えている。

現時点では、2万ドル(約270万円)の価格ラインに注目が集まっているが、これは重要な心理的抵抗水準であるだけでなく、2017年のビットコインの最後の強気相場のピークを表しているからだ。

これまでの弱気相場では、ビットコインは前回の2017年の強気相場のピークを示す価格を下回ることはなかった

しかし、今回の違いは、ビットコイン価格がその指標の目前となっていることだ。

 

2万ドルを下回っても、すぐに回復する

ビットコイン・アナリストのサム・キャラハン氏は次のように語った。

「過去の弱気相場での経験から、ビットコインが201812月に3000ドル(約40万円)超まで下落したように、史上最高値から80%以上下落する可能性があると考えている。」

そうなると、ビットコインは今サイクルで13,800ドル(約185万円)まで下落することになる。

しかし、キャラハン氏は、そうなったとしてもそれほど心配はしていない。

「過去の弱気相場と異なり、ビットコインの投資家層は、より仮想通貨に精通していることに注目したほうがいい。」

さらにキャラハン氏は語る。

「もしビットコインが2万ドル(約270万円)を下回っても、ビットコインの長期的な価値観はそのままなので、そういった割安な価格水準でかなりの買い圧力がかかると思う。」

日本の仮想通貨取引所Bitbankの仮想通貨市場アナリストである長谷川裕也氏は、この意見を支持している。

「ビットコインは一時的に2万ドル(約270万円)を下回る可能性があるが、その付近のレベルをすぐに回復する可能性が高いと思う。」

さらなる下降局面の可能性も

しかし、誰もがそれほど楽観視しているわけではない。

英国の暗号通貨会社グローバル・ブロックのアナリスト、マーカス・ソティリウ氏は、ビットコインが2万ドル(約270万円)を割り込んだ場合、さらなる下降局面があり得ると考えている。

ソティリウ氏は、仮想通貨融資会社セルシウスをめぐる論争、同社が債務超過に陥る可能性を指摘。

そして今週初めにすべてのユーザーの出金を停止させた件で、明白な流動性低下も同時に言及した。

「セルシウスは大きな問題を抱えている。そして、ビットコインとイーサリアムにレバレッジ投資をしているクジラが清算されれば、これはさらなる下降をもたらすだろう。」

さらにソティリウ氏はこう続ける。

「セルシオが証拠金請求され、BTCに約17000ドル(約230万円)の清算価格を持つことで、清算の連鎖が起こることを多くの人が恐れていると思う。」

強制清算は、ビットコインのデリバティブ商品(先物やオプションなど)のポジションを維持するための担保が口座に不足した後、投資家が予期せず強制的にポジションを決済しなければならない場合に発生する。

このような強制的な売りは、ビットコインの価格にさらなる下落圧力をかける

ビットコインの価格をさらに下落させ、その結果、さらなる清算を引き起こし、連鎖していく。

BitMEXの元CEOであるヘイズ氏も同様に、この種のリスクの可能性を強調した。

ヘイズ氏は、ほとんどの建玉(まだ決済されていない先物やオプション契約の数)が現在ビットコインで2万ドル(約270万円)、イーサリアムで1,000ドル(約13万円)であることを指摘。

もしこのレベルが破られたら、トレーダーたちがヘッジするため、市場に大規模な売り圧力がかかると予想される。

また、一部の現物トレーダーが適切なヘッジを行えなくなり、破綻する可能性がある。

それはどの程度悪化するのだろうか。

もしそうなったら、ヘイズ氏は仮想通貨トレーダーに対して、「しばらくチャートが使えなくなるので、コンピューターをシャットダウンしたほうがいいかもしれない。」と述べた。

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