仮想通貨取引所「BitMEX」は顧客のプライバシーを保護しながら、自社のビットコイン保有量を公開
仮想通貨先物取引所の「BitMEX」は、顧客の情報を公開することなく残高や負債を可視化できる、透明性の高いプロトコルを発表した。プロトコルとは仮想通貨業界では「取決め」や「ルール」を指す。このBitMEXによる取り組みは同取引所の透明性や斬新さをアピールする狙いがあるとされる。
「[1/8]責任証明プロトコルのプライバシーギャップの修正
ユーザーのプライバシーを保護し、主要な取引所で採用される可能性が高い新しい責任証明プロトコルを提案します。」
[1/8] Fixing The Privacy Gap In Proof Of Liability Protocols
We propose a new Proof Of Liability protocol which preserves user privacy and therefore is more likely to be adopted by major exchangeshttps://t.co/ibz2kWIsuO pic.twitter.com/4htpIY3kJJ
— BitMEX Research (@BitMEXResearch) August 12, 2021
BitMEXはこのプロトコルを「Proof of liability = 責任の証明」と名付けた。「Proof of liability」が示すところによると、BitMEXのビットコイン保有量は110,090BTC(5,600億円超)とされている。BitMEXはビットコイン先物取引所の規模としては「Binance」「OKex」「Bybit」など、業界大手に遅れを取り12位に位置しているものの、数千億単位の多額のビットコインを保有している状況だ。
このような試みは、仮想通貨取引所の「Coinfloor」が先駆者であるが、初期バージョンでは閲覧者が顧客の資産配分や大口の資産量を把握できた。顧客のプライバシー流出の恐れがあったが、BitMEXのプロトコルではこのような懸念はなく、プライバシーが保護されつつ残高が表示される。
8月11日にBitMEXはこのプロトコルが、同社の取引所で機能するかのデモを公開した。このデータを生成・検証するのに必要なファイル一式は、BitMEXのGitHubリポジトリからダウンロードすることができ、誰でも閲覧が可能だ。
BitMEXはCFTC(Commodity Futures Trading Commission:米商品先物取引委員会)とFinCEN(Financial Crimes Enforcement Network:金融犯罪捜査網)の告発を解決するために、1億ドル(約110億円)の賠償金を支払うことになった。依然として、仮想通貨取引所の透明性を疑う声は大きい。今回の試みがユーザーにとって透明性をアピールするものにあるか、その影響の大きさに今後注目していきたい。
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この記事は、u.todayの「How Many Bitcoins Does BitMEX Have Right Now? Here’s How You Can Check」を参考にして作成されています。