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【5月〜6月前半】ビットコイン価格に影響を与えた重大事件を振り返る

2021年6月15日 07:57  2月6日 16:14  【編集長】合原和也

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5月〜6月前半は、ビットコインにとって苦難の月となった

4月中旬に1BTC = 64,000ドル(約704万円)を記録したビットコイン価格は、6月14日現在1BTC = 40,000ドル前後を推移している。5月に入ってからは上値が重くなり、下降が強い相場となった。5月19日には一時30,000ドル前後まで下落し、最高値から50%以上の下げ幅を記録した。現在ビットコイン価格は最安値から少し戻したが、短中期的には下降優勢な状況が続いている。

5月の下降相場は、イーロン・マスク氏による発言が一つの原因となったと見られている。同氏が代表を務めるテスラは、2021年1月に15億ドル(当時1,580億円)分のビットコインを購入し、ビットコイン肯定派のシンボルとして4月までの上昇相場を引っ張ってきた。しかし、5月13日にビットコインの支払いを停止すると発言し、ビットコイン価格は1日で約7,000ドル(約77万円)ほど下落した。

「テスラはビットコインを用いた車両の購入取引を禁止する。私たちはマイニングが化石燃料による電力を大量に使用し、環境に悪影響を与えることを懸念している。(中略)仮想通貨は良いアイディアであるが、環境を壊すものであってはならない。今後私たちは一切ビットコインを売ることはなく、再生可能エネルギーを用いた電力によるマイニングに移り次第、取引を再開する。私たちはまた、ビットコインに必要とする1%以下の電力によってマイニングできる仮想通貨に注目している」

同氏のツイート以来、ビットコインは下落優勢の相場へと変わった。相場操縦をしていると非難され、「アノニマス」と呼ばれるハッカー集団からの脅威を受ける事態にも発展している。

また、世界最大のマイニング国である中国は、仮想通貨に対する規制を強化している。5月23日に政府はビットコインに関するマイニング事業すべてを停止するよう要請した。この発表により、さらに下降の勢いが増している。

しかし、6月9日にエルサルバドルでビットコインの法定通貨採用案が可決され、ビットコイン価格は約5,000ドル(約55万円)の高騰を記録した。ビットコイン実用化に向けた前向きなニュースであり、ビットコイン投資家の期待が価格に現れた形となった。

ビットコイン価格は最高値からは大きく下げたものの、長期で見るとまだ上昇傾向である。2021年後半のビットコインの値動きは、今後も注目を集めることであろう。

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