ビットコインは問題のひとつとして「高ボラティリティ」を抱えており、資産としてのより高い安定性が求められている。
そのような中で、著名アナリストのWilly Woo氏が「ビットコインは将来的にEUR/USDと同じレベルのボラティリティになる」と予測を語った。
「ビットコインは将来的にユーロ/ドルと同レベルのボラティリティになる」
著名アナリストのWilly Woo氏がビットコインについて「法定通貨よりも変動が少ない時代が来るだろう」とツイッターで語った。一連のツイートの中で同氏は”ビットコインはお金や安定した財産として使用するには変動が大きすぎる”という議論に反論している。
同氏の考えによると、ビットコインは広く普及するにつれてボラティリティが徐々に低下していくとのことだ。同氏はその様子をEUR/USDペアのボラティリティになぞらえ、将来的にビットコインがEUR/USDと同じレベルのボラティリティになると予測した。
“ビットコインはボラティリティが高すぎてお金にならない“
実際には、BTCのピーク時のボラティリティは、13年後にはフィアットのボラティリティ(EURUSD)を下回る勢いであり、およそその普及基盤がインターネットと同等になる頃です。
“Bitcoin is too volatile to be money”
In reality, BTC’s peak volatility is on track to drop below fiat volatility (EURUSD) in 13 years, roughly when its adoption base equals that of the Internet. pic.twitter.com/jgDzw1EVu5
— Willy Woo (@woonomic) April 12, 2021
この議論は、経済学者・Steve Hanke氏が「ビットコインのボラティリティの高さは信頼できない」と発言したことに端を発している。
#BREAKING: 2週間以上ぶりに、ビットコインの価格が60,000ドル/BTCを超えました。#ビットコインのボラティリティはそのアキレス腱であることが判明しました。ビットコインは信頼できる会計単位としての役割を果たすことはないでしょう。
#BREAKING: For the first time in over two weeks, Bitcoin’s price has surpassed $60,000/BTC. #Bitcoin’s volatility turns out to be its Achilles’ heel. Bitcoin will never serve as a reliable unit of account.
— Steve Hanke (@steve_hanke) April 10, 2021
この発言に対してWilly Woo氏は「ビットコインのボラティリティの高さは、ビットコインが世界で広まるための前段である」との考えを表明した。
貨幣の未来がどうなるか、誰が分母になるかにかかっています。もしBTCが現在の法定通貨制度を覆し、新しい通貨ベースの一部となれば、会計単位は主にBTCで表されるようになり、他のすべてのものはBTCに対して変動するようになります。
現在見られるボラティリティは、世界的に受け入れられるための急速な指数関数的な上昇に関連した上向きのボラティリティです。現在の成長率で4年以内に10億人の人々がこの資産にエクスポージャーを見いだすようになれば、このことは世界に明らかになるでしょう。
It really depends on how the future of money turns out, and who’s on the denominator.
If it flips the current fiat regime, and becomes part of the new monetary base, then the unit of account becomes largely expressed in BTC; everything else becomes volatile against it.
— Willy Woo (@woonomic) April 10, 2021
The volatility you see right now is upward volatility associated to its fast exponential climb towards global acceptance. This will become clearer to the world once 1b people find exposure in this asset, at current growth, that’s less than 4 years away.
— Willy Woo (@woonomic) April 10, 2021
ボラティリティは短期的に減少
Steve Hanke氏を始めとして多くの有識者がビットコインのボラティリティの高さには懸念を示している。また、ビットコインが今後より普及していくためには避けては通れない問題であることは間違いない。
この「ボラティリティの高さ」という点について、JPMorgan Chase & Co.は先日「ここ数週間(2021年3月前後)は減少傾向にある」との見解を示した。「この傾向が、相関性の低い資産を求めている機関投資家にとって魅力的なものになっている」とも述べている。
しかし依然として理想的なボラティリティとは程遠く、金との相関関係を基準としてJPMorgan Chase & Co.が推測する「目標価格13万ドル」にはまだしばらく到達しないだろうと予測している。
ビットコインと金のボラティリティの収束は、すぐには起こりそうになく、数年単位のプロセスになると思われる。このことから、ビットコインの理論上の価格目標である13万ドル以上は、長期的な目標と考えるべきである。
コインパートナーの見解
ボラティリティの高さは未だ大きな課題であり、この点が投資家や諸企業によるポートフォリオ採用を一部阻んでいると考えられる。
しかしWilly Woo氏が考えるように法定通貨レベルの安定を得ることができれば、そのときには世界中に採用され、普及していることは想像に難くないだろう。短期的な価格変動にも目を向けつつ、5年後、10年後にビットコインがどのように変わっているかを推測し、可能性を見出していきたい。
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この記事は、THE DAILY HODLの「Bitcoin on Track To Become Less Volatile Than Fiat Money, Says On-Chain Analyst Willy Woo – Here’s When」を参考にして作成されています。