ビットコインのハッシュレートが30%以上急落したのはBakktの先物取引に失望したマイナーの仕業と見る声が上がっている。
ハッシュレートの急落はセキュリティの低下を招き、送金手数料の高額化につながる。
ビットコインのハッシュレート(採掘難易度)が30%以上急落したことと機関投資家向けのビットコイン先物プラットフォームBakktが期待はずれだったことには関係があるのではないかとの論を暗号資産(仮想通貨)メディアNews BTCが展開した。
ハッシュレートは過去最高を更新し、大台の100EH/s(エクサハッシュ。1EH/s=1秒間に100京回の計算量)を超えたと小社でも取り上げたが、9月23日になると突如急落。
30%以上低い67万EH/sまで下がった。
(画像 blockchain.com)
News BTCはキルギスタンのマイニングファーム45箇所が電力を使いすぎだとして送電を停止されたこと、カザフスタンでマイニングを行うカナダの業者が停電に見舞われたことを要因として挙げているが、真相は不明だ。
23日から開始されたBakkt社の機関投資家向けのビットコイン先物プラットフォームが期待はずれだったことを受け、価格上昇が見込めないことに失望したマイナーがマイニングを止めてしまったことが原因ではないか、とのネット上の推測も取り上げている。
my wild guess: disgruntled miners and mining pool operators when @Bakkt didn't pump #Bitcoin to $40K ??? https://t.co/11sR6qzFg3
— ~C4Chaos (@c4chaos) September 24, 2019
私の大胆な推測:Bakktがビットコインを40000ドルまで押し上げてくれないことに不満を持ったマイナーやマイニングプールの管理者(がマイニングを止めたせいだ)
マイナーの不満が爆発したことは今日未明に起きた暴落と無関係ではないだろう。
ハッシュレートの急落はビットコインの送金手数料を上げることにつながる。
ハッシュレートはセキュリティに直結しており、これが急落することで攻撃の危険性が上がる。
平常時よりも丁寧に時間をかけて取引を確認しなければならないため、取引所やビットコイン支払いを受け付けている小売店はそのための手数料を多く要求せざるを得ない。
なお、現在のハッシュレートは急落以前の水準まで回復している。
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著者: CoinPartner 編集部 CoinPartner