• 2017年からの超長期レジスタンスラインで底値の固さを顕示
  • 長期レジスタンスで反発してからは、堅実な上昇が続いている
  • 市場に底値の固さを印象づけたことから今週は上昇の地合と予想
  • 35円付近のレジスタンスラインが強いためそこを抜けると大幅上昇と予想

リップルは底値を固める動きで上昇傾向

今週の予想レンジ

  • 【最低価格】33.09円~【最高価格】38.91円(0.301ドル~0.354ドル)

 今週もリップル相場には良いニュースが飛び交った。

なかでもイギリスの大手銀行がすでに国際送金にリップル(XRP)を使用していることを証言したことは、市場にかなりのインパクトを与えた。

他にも好ファンダメンタルズが出ており、リップル市場は長期的には明るい。先週のニュースまとめはこちらから確認して欲しい。 

今週の暗号資産(仮想通貨)市場には業界を揺るがすようなニュースが絶えなかった。これに対してビットコイン相場は敏感に反応を見せているが、リップルには良いニュースの量の割には未だに反応がみられない。

しかし 好ファンダメンタルズが続いているものの、未だに市場がトレンド転換するには至っていない。

リップルがここから躍進していくためには2つの課題の解決が必要と考えている。

  • 金融市場に漂う不信感
  • 金融機関との相性の悪さ

詳しい内容については以下から確認して欲しい。 

暗号資産(仮想通貨)市場は着実な成長を遂げているものの、一部の市場内の人々のみが賑わう「内輪感」が拭えないのが現状だ。 将来的に暗号資産(仮想通貨)が浸透していくためにはどうすれば良いのか。2019年のファンダニュースを中心に現状分析と考察を行なった。

 ここからはリップルの相場をテクニカル分析を用いて見ていこう。

先週の値動き

【先週の予想レンジ】:32.43円~38.91円(0.295ドル~0.354ドル)

【先週の値動き結果】:33.04円~35.92円(0.298ドル~0.324ドル)

(参考 TradingViewの{XRPUSD}チャート  1時間足)

31日19時現在のリップル(XRP)の価格は0.314ドル(34.81円)となっている。先週同時刻の0.313ドルと比べてもあまり変化はみられない。

先週の値動きは、先週に解説した週間見通し通りまずは下落し、底値を更新しに行く動きがみられた。

しかし赤の長期レジスタンスラインで反発する展開となり、結果的には底値の方さを市場に印象付けた

そこから一気に冒頭という展開にはなっていないが、堅実な上昇を続けている。

現在は黄緑ライン(④0.318ドル:34.86円)がレジスタンスラインとなり、このライン付近での攻防が続けられている。

今週の値動き予想

【今週の予想レンジ】

【最低価格】33.09円~【最高価格】38.91円(0.301ドル~0.354ドル)

(参考 TradingViewの{XRPUSD}チャート  4時間足)

先週の値動きで底値の固さを市場に印象づけたことから、今週も上昇トレンドを継続していくと考えられる。

  • 上昇のシナリオ

まずは黄緑ライン(④0.318ドル:34.86円)をブレイクすることが出来るかに注目である。

そのラインを突破することができれば、次はオレンジライン(⑤0.331ドル:36.39円)を目指して上昇していくことになるであろう。

3月には一度も突破出来ていないオレンジラインだが、ここを抜けることができれば次は水色ラインまで一気に上昇していくことが考えられる。

  • 下落のシナリオ

まずは赤の長期レジスタンスラインまで下落するかどうかに注目である。

底値の固さが市場に強い印象を与えているため、ここからさらに下落する可能性は低いと考えているが、もしこのラインを割れば3月安値の黒ライン(0.295円:32.71円)まで下落していくであろう。

さらに下落が続けば、明確に意識されるラインが分からないため、大暴落する可能性も頭に入れておいて欲しい。


最重要ファンダメンタルズの確認は、こちらを参考にして欲しい。

今週の暗号資産(仮想通貨)市場には業界を揺るがすようなニュースが絶えなかった。これに対してビットコイン相場は敏感に反応を見せているが、リップルには良いニュースの量の割には未だに反応がみられない。

 ここに記載された見解は著者のものであり、必ずしもコインパートナーの見解を反映するものではありません。すべての投資にはリスクが伴うため、意思決定の際には独自に調査を実施する必要があります。